秩父セメント秩父第一工場引込線(廃線)跡

2022年11月06日(日) [日帰り]

• GPS: 00:45
• 距離: 3.9km
• 登り: 12m
• 下り: 12m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:44
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:44

距離 3.9km 登り 9m 下り 3m

9:24 秩父駅
9:51 札所11番常楽寺
10:08 秩父駅
10:08 ゴール地点

ドラ息子のアパート近くにあったデルタ線の廃線探訪を楽しみました。

天候

快晴

アクセス

ドラ息子のアパートから徒歩

コース状況／危険箇所等

全行程公道につき交通ルールを遵守されたい。また、私有地への無断侵入にも留意されたい。

写真

秩父セメント秩父第一工場引込線の廃線探訪を楽しみました。地図の通り、秩父駅を底辺とした三角形のデルタ線です。

11/6 9:24

本日は、奥様がドラ息子のアパート(ベースキャンプ)を掃除している隙の廃線探訪、秩父駅からスタートです。

11/6 9:25

秩父駅構内(三峰口方面)。武甲山をバックに絵になります。

11/6 9:26

こちらは長瀞方面。奥の鉄塔の手前がデルタ北線の廃線跡です。

11/6 9:31

このガード辺りからデルタ北線が分岐していたようです。

11/6 9:33

左の鉄塔に向かってデルタ北線は分岐していました。

11/6 9:36

左側にデルタ北線の架線柱が残っていました。

11/6 9:37

デルタ北線の盛土。奥の電車(7500系、旧東急8090系)は秩父鉄道本線。

11/6 9:38

武甲山をバックにデルタ北線の盛土。

11/6 9:38

盛土の上に乗ってみました。レールは既に撤去されていますが、架線柱は残されています。

11/6 9:38

同盛土から分岐(長瀞)方面を撮影。

11/6 9:40

踏切柵が残っていました！萌え〜❤

11/6 9:40

ここでデルタ北線とデルタ南線が合流。

11/6 9:41

秩父駅方面を撮影。右がデルタ北線、左がデルタ南線。

11/6 9:42

廃線跡は国道140号線の陸橋(秩父陸橋)を潜ります。

11/6 9:42

ガードを抜けると秩父セメント工場跡地。工場内では放射線状にレールが分岐していた模様。

11/6 9:46

貨物ヤードがあった場所には真新しい工場。

11/6 9:46

その他、ホテルも建設中です。

11/6 9:47

更に引込線が伸びていた先へは立入禁止。

11/6 9:47

引込線は進路を南に変えて羊山公園方面に伸びていました。

11/6 9:50

ここら辺で引込線の進路は東へ。

11/6 9:51

プラットホームの痕跡が残っていました。ここで武甲山の石灰を貨車に積み込んでいたのでしょうか？

11/6 9:51

引込線の末端部。秩父札所11番常楽寺の直ぐ近くです。

11/6 9:52

引込線末端部から秩父駅方面を撮影。今年、秩父市に29年振りに出来た映画館「ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父」が見えます。

11/6 9:58

旧秩父セメント本社建物横にある有恒神社。秩父セメント創業者である諸井恒平は、孟子の「恒産なきものは恒産なし」の言葉から「有恒」を経営理念としたんだそうです。なお、諸井氏は秩父鉄道の社長も務めましたのよ。

11/6 9:59

引込線の廃線によって国道140号秩父陸橋も陸橋である必要が無くなり、平面化について検討されているそうです(秩父市が埼玉県県土整備部へ要望書を提出済)。

11/6 10:00

秩父陸橋の歩道は既に閉鎖されていました。

11/6 10:02

南北デルタ線の分岐点に戻って来ました。復路は南デルタ線を追います。

11/6 10:03

秩父駅構内へ向かう南デルタ線跡は関係者以外立入禁止。構内側線に西武鉄道4000系電車が待機していました。

11/6 10:06

秩父駅南側の踏切から駅構内を撮影。右の作業車両が留置されている更に右にデルタ南線があったようです。

11/6 10:06

踏切にはデルタ南線のレールが残っていました。

11/6 10:08

秩父駅に戻って廃線探訪終了。お疲れさまでした〜。

撮影機器：

F-51B FCNT

感想

kazu5000R

秩父セメント秩父第一工場引込線(デルタ線)の廃線探訪を楽しみました。

秩父セメント秩父第一工場引込線は、大正14(1925)年に新設されたセメント工場への専用線で、秩父鉄道秩父駅構内において所謂デルタ線を形成していました。
昭和63(1988)年、C58蒸気機関車「パレオエクスプレス」運転開始当時は、三峰口駅に転車台が無かったことから、当該デルタ線を利用して方向転換を行っていたようです。
平成8(1996)年の工場閉鎖に伴い同線は廃止となりました。

そもそも、秩父鉄道と秩父セメント(現太平洋セメント)と武甲山は、現在まで三位一体の関係にあり、秩父地域だけでなく首都圏の発展に大きく貢献してきました。今でも武甲山からの石灰採掘は続いていますが、物流については貨物からトラックへと概ね切り替わっており、秩父鉄道による貨物輸送も少なくなっています。

以上、奥様がドラ息子のアパートを掃除している隙の短時間の廃線探訪でした。