記録ID: 489615
全員に公開
沢登り
甲信越
釜川左俣 雷雨&ビバーク
2014年08月02日(土) 〜
2014年08月03日(日)


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 63:34
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 868m
コースタイム
1日目
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
16:00
ゴール地点
注意:
GPSがなぜか途中で電源が落ちていたので、書き足してあります。
梅雨明け10日を狙って沢登り4級ルートに行ってきました。
<1日目>
前半は好天に恵まれ、様々な形態の場面があり、本当に楽しい沢登りでしたが、午後になると急に生暖かい風が吹き始め、しばらくすると雷の音が始まりました。急いでゴルジュを抜け広い安全地帯で相談の上、雨の様子を見る事にしタープを被って雨宿り。雨は収まるどころか益々激しさを増しあっと言う間に増水し水嵩は数倍の高さに。安全な場所で様子を見た判断は正解だったようです。雨は納まって来たものの濁流が酷く先にも進めないので、GPSでエスケープルートを探すと稜線まで登れば直ぐ傍に林道が通っている事発見、そのルートを辿る事を選択。リーダーが偵察&ルート工作に出かけ、50mロープ一杯に伸ばして1ピッチ登ります。斜面は泥と浮岩が多く落石の危険があり、大所帯の為なかなか登れません。全員が登り切った時はすっかり日が暮れてしまい、女性陣の疲労の度合いが激しかったので、わずかなテラスでその夜はビバーク。しかししっかり夜はビールで乾杯、のど元過ぎれば何とやら。しかし狭いテラスなのでしっかり体は確保した状態で、しっかりと横になる事も出来ない状態だったので、夜明けが待ち遠しかったです。
<二日目>
朝から快晴、5時起床。リーダーが再び偵察&ルート工作へ出発。50m一杯に伸ばして、その先あと僅かで稜線に出る事を発見し、再び登り始める。良く眠れなかったとはいえ一晩休んだおかげで皆体力を回復し、昨日はあれほど手こずっていた女性陣もスルスル登って行きました。稜線まで出ると随分と気持ちが明るくなり、しばらく歩くと無事に林道に到達。30分も歩くと目的の橋に到着。これでやっと気が抜けるので、昨夜するはずだった宴会を橋の上で開催し、食料も出来る限り消費出来ました。今日は遡行は取り止め一路車を停めてある駐車場目がけて下山開始。すると11時頃から再び雨が降り出し、また雷の音が聞こえ、雨脚も激しくなってきました。昨日遡行した川は再び爆音を上げ始めて居たので下山して正解でした。
今回、地元の沢登りのベテランが交るパーティでしたが、その方たち曰くこんなに酷いのは初めてだったそうです。私はまだまだ沢登りの経験も浅い初級者ですが、非常に沢山の事を学びました。先輩たちの判断の速さ、的確さ、ルートの読み、実行できる技術等々。一番大事なのは天気の読みだとは思いますが、想定が外れても対処できるような準備、心構えなど次回に生かしてゆこうと思います。
しかし、自然の脅威は凄かった、常に謙虚でいたいと思いました。
GPSがなぜか途中で電源が落ちていたので、書き足してあります。
梅雨明け10日を狙って沢登り4級ルートに行ってきました。
<1日目>
前半は好天に恵まれ、様々な形態の場面があり、本当に楽しい沢登りでしたが、午後になると急に生暖かい風が吹き始め、しばらくすると雷の音が始まりました。急いでゴルジュを抜け広い安全地帯で相談の上、雨の様子を見る事にしタープを被って雨宿り。雨は収まるどころか益々激しさを増しあっと言う間に増水し水嵩は数倍の高さに。安全な場所で様子を見た判断は正解だったようです。雨は納まって来たものの濁流が酷く先にも進めないので、GPSでエスケープルートを探すと稜線まで登れば直ぐ傍に林道が通っている事発見、そのルートを辿る事を選択。リーダーが偵察&ルート工作に出かけ、50mロープ一杯に伸ばして1ピッチ登ります。斜面は泥と浮岩が多く落石の危険があり、大所帯の為なかなか登れません。全員が登り切った時はすっかり日が暮れてしまい、女性陣の疲労の度合いが激しかったので、わずかなテラスでその夜はビバーク。しかししっかり夜はビールで乾杯、のど元過ぎれば何とやら。しかし狭いテラスなのでしっかり体は確保した状態で、しっかりと横になる事も出来ない状態だったので、夜明けが待ち遠しかったです。
<二日目>
朝から快晴、5時起床。リーダーが再び偵察&ルート工作へ出発。50m一杯に伸ばして、その先あと僅かで稜線に出る事を発見し、再び登り始める。良く眠れなかったとはいえ一晩休んだおかげで皆体力を回復し、昨日はあれほど手こずっていた女性陣もスルスル登って行きました。稜線まで出ると随分と気持ちが明るくなり、しばらく歩くと無事に林道に到達。30分も歩くと目的の橋に到着。これでやっと気が抜けるので、昨夜するはずだった宴会を橋の上で開催し、食料も出来る限り消費出来ました。今日は遡行は取り止め一路車を停めてある駐車場目がけて下山開始。すると11時頃から再び雨が降り出し、また雷の音が聞こえ、雨脚も激しくなってきました。昨日遡行した川は再び爆音を上げ始めて居たので下山して正解でした。
今回、地元の沢登りのベテランが交るパーティでしたが、その方たち曰くこんなに酷いのは初めてだったそうです。私はまだまだ沢登りの経験も浅い初級者ですが、非常に沢山の事を学びました。先輩たちの判断の速さ、的確さ、ルートの読み、実行できる技術等々。一番大事なのは天気の読みだとは思いますが、想定が外れても対処できるような準備、心構えなど次回に生かしてゆこうと思います。
しかし、自然の脅威は凄かった、常に謙虚でいたいと思いました。
天候 | 快晴 後 雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
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コメント
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umasoさん』今晩はです。
今回は?も?遡上ですね、夏の滑床の上りは楽しそう・・です・・・・ね・・・
天候の変化は山にはつきものなのでリーダーの判断はズバリ的中、少ししんどいですが難を逃れ上手く隊をまとめて動いています。
こんな時も有りますが、それでも楽しめた所が素晴らしいです。
でもあの濁流を間近でみると少し恐ろしい感じがします。
kintakunteさん
コメントをありがとうございます。
雨さえなければ本当に楽しいルートだったんですよ(ルーファイが難しいので僕の力量では到底無理ですが)。当日のアメダスを見たら、局地的な集中豪雨だったようで100mm/時の激しい雨だったようです。それだけ振れば事態が急変するのも無理は無いかと納得で、良い経験が出来ました。
濁流は本当に怖くなりました、そんな時でもリーダーは冷静でした。
僕もそんな判断が出来るような地力をつけたいです
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