神童子谷 (クロモジ尾根下降) 大峰の名渓を体験
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 849m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
天候 | 曇り後にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白倉谷林道、がけ崩れにより岩本橋手前で通行止め。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は天川温泉(20:30迄) |
写真
感想
小田原川(沢入門)を終え、大峰の本格的な沢登りに挑戦した。前夜発で天川村に入り、川迫川畔で幕営する。トイレもあった。テントを設営ししばしの歓談をする。夜空には薄っすらと天の川が見えた。星の話題になり、星座、北斗七星、北極星と話は続いた。北極星は絶えず北を指している。数多ある星の中にはきっと「幸せ」を指している星もあるんじゃないかなあ? もしあれば、その星を早く見つけたいものだ・・・。そして天の川は行者還岳の方角に伸びていた。
翌朝、5:00 起床、6:00 出発1 台の車を下山口にデポし入渓口で登攀具を装着。沢への急な下降路からコバルト色のトガ渕が見える。沢に入りいきなりの泳ぎとなる。有名なへっついさん、水深は浅かった。赤鍋滝は左岸をへつる。中西さんがトップでロープを伸ばし後続全員がそれに続いた。明るく開放的な滝だ。次に現れた幅2mの渕はコバルトブルー。NI君が泳ぎ渡り、後続はロープを引っ張りながら泳ぎ渡った。続く釜滝は神童子谷を代表する滝で並列二条の変わった形をしている。ここは右岸を巻く。ノウナシ谷分岐を越え一ノ滝、二ノ滝、そして犬取滝は大きく右岸を巻く。最後のジョレンの滝2 段50mも右岸を大きく巻く。ようやく谷は原頭部の趣を呈し霧の原生林を進むと予定通り稲村ヶ岳へと通じる縦走路に合流。下降路のくろもじ尾根を通り過ぎてしまい途中で引き返す。
GPSで位置確認し下降を始める。旺文社の地図では破線ルートになっており道標は皆無、踏み跡はあるが所々消えていた。コンパスで位置確認をしながら間違えることなくクロモジ尾根を正確に下降し、岩本橋のある林道に降り立つ。途中、林道が崩壊していたので乗り越えて突破しデポ車に辿り着く。そこから入渓点の車を回収する。回収途中にNA号のタイヤがバーストし、その交換でタイムロス。林道はバーストしやすいので通行に注意が必要だ。途中の天川温泉で汗を流し帰神する。
メンバーの力量も揃っており全てにおいて乱れずに山行を終了できた。
感想で、YKさんが、「沢の原頭部を見られたのが新鮮だった」と述べてくれた。沢登りは原頭部まで行くとそれなりに充実感がある。途中にはオタマジャクシが多くいた。カエルもいた。川虫、ヤマメ。沢は、いろんな生き物が生命を全うする躍動感に充満しており、原頭部はその全ての始まりを示してくれる。 (HA)
総勢11名であったがメンバーの力量もそれなりにあり、まとまり良く行動できた。
原頭部まで上り詰め、クロモジ尾を下降。
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