北八甲田 竿竹回収
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2004年05月の天気図 |
---|
感想
もう八甲田のスキーツアーもすっかり終わった頃となったので、竹竿の回収に入山する。目指すは鍋壊し坂の上部だ。ここは、宮様コースと大岳コースが合流するところなので、一挙に両方の竹竿を回収できるところである。去年は、宮様コースを下りながら、やぶこぎしての回収だったが、今回は酸ヶ湯温泉から登ってのやぶこぎである。
酸ヶ湯から湯坂を登るとまだ雪がところどころにある。大岳コースの指導標を辿りながら鍋壊し坂に向かう。ここはすっかりやぶなので北側のブナ林の中を登る。林の中はやぶが薄いからだ。先ずは宮様コースを辿りやぶの中に倒れている竹竿を見つけては、雪面に立てたり、ブッシュに立てかけたりして15本ぐらいを目途に、帰りにはそれらを回収しながら戻る。ザックのそばにデポして今度は大岳コースを辿る。やはり15本ぐらいを回収して戻り、それぞれロープで結わえる。2時間で終了。今度はこれを両手に一束ずつ引っさげてやぶ漕ぎしながら下山する。酸ヶ湯温泉では、人の目に付き気恥ずかしいので、城ヶ倉温泉付近の国道に直接下りるのだ。鍋壊し坂の下から、真西に磁石を当てやぶこぎする。去年もそうしたのだ。ブナの林の中はネマガリタケやかん木が薄いのでやぶこぎもさほど苦にならない。時々磁石を見て方角を修正して下る。なんと去年と同じところにぴたり出る。城ヶ倉温泉入り口の酸ヶ湯温泉側の道路標識の立っているところである。去年は25本、今年は少し欲張って30本を回収した。酸ヶ湯温泉まで車を回収に行き、長さを切り詰めて前後に赤いテープを付けてスキーキャリアーに付ける。本数が多くて収まらずロープで結びつける。後は、無事に家に着けばOKなのだ。
スキーツアー客の安全のために立てられる竹竿であるが、スキーシーズンが終わったらやはり回収するべきではないだろうか。スキーシーズンが終わっても竹竿を当てにして歩く入山者があるから回収できないというが、それは詭弁でしかない。それでは雪が消えすっかりやぶになってから回収しているだろうか。全くしていないではないか。立てるときには、人と費用をかけておきながら、回収はせずに山に捨て置くというのは解せない。「竹は数年で腐るからよいのだ」で通用するのだろうか。場所は、国立公園の真っ只中であり、これまで何年となく毎年放置されてきたのが不思議である。スキーツアーの終了の期日をはっきり告示して回収すべきである。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する