南八甲田 赤倉岳
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2004年09月の天気図 |
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感想
蔦温泉からのコースは大分ササが混んできているので、始めての人はナカナカ足が向かない。赤沼〜赤倉岳の途中にある湿原への立ち入りを自粛して欲しいという環境省の指導により、赤倉岳へのコースは、蔦温泉から南ナガムテの歩道1コースだけである。 しかし、この歩道は一度刈り払っただけで、しかもザットしかやれなかったのでネマガリタケの繁茂で、特に1001Mから上のトラバースに困難を伴う。
赤倉岳へのコースを自粛させておきながら、残った1コースを全く整備をしないのはなんとしたことだろう。コースの下見を兼ねながらササを結束してコースを分かりやすくしようと入山する。
蔦温泉の駐車場には、釣り人が準備中で、我等より先に出発して行く。売店はまだ開いていなかった。朝までヤマセ気味の天気が続いていたのでササは露がついていたのだが、濡れた服はすぐに乾いてしまうだろうと思い雨具をつけずに登って行く。さっきの釣り人が、あずまやで「赤倉岳には道が付いているのですか」と聞いてきたので、「付いていますよ」と答える。後を来るのかなと思ったがその気配がなかった。今日は釣りだからだろう。
道には、ところどころ剪定はさみでカットしたらしいササが下に散らばっているところもある。パークボランテアがやっているのだろうか。やりきれないのか上になり次第に藪が出てくる。1001Mで休憩している間にやっとガスも晴れてくる。赤沼も、赤倉岳も見えてきた。陽も射して暖かくなる。滝ノ沢源頭の鞍部まではササの丈が低いがそれから上がいよいよササが深く太くなってくるのだ。鞍部からの登りにブナの風倒木あり。トラバース地点から藪となっている。ササを結束しながら登ったので山頂まで2時間を要してしまう。テントマットを敷いてゆっくり腰を下ろす。山頂には既にパーテーが休憩中であった。福島からとのこと。温泉に入って今日中に帰るのだとか。シニアの8人くらいのパーテーでにぎやかであった。彼らの下山した後、1時間ほど昼食タイムを過ごした我々も、来たコースを下山する。ササの結束は下山しながらのほうが作業しやすい。鞍部手前まで結束をした後は、蔦温泉まで一気に降りる。菅沼では釣り人が二人腰まで入って竿を振っていた。風倒木が2〜3ヶ所あったがどうにかなるだろう。
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