南八甲田・猿倉岳〜駒ヶ峰〜黄瀬萢
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2003年09月の天気図 |
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感想
14号台風の去った晴天を利用して南八甲田へ入山する。南八甲田は先日仙人橋から赤倉岳を往復しただけでしかも登っているうちにガスに覆われて景色はまったくお目にかかっていないため今日こそはと期待しての入山である。
出発は6時とまずまずの時間だ。この分ならゆっくりと駒ヶ峰まで行けるだろう。昨日からあずまやに泊っていたと言う「むつ山岳会」の方の出発した後を私たちも辿る。急坂を登ると緩い道はぬかるみがところどころあるが、先日倒木を利用した足置きを埋めておいたのでぬかるみもどうにかあまり苦労も無く通過できた。それでもまだまだ足置きがほしいところもあるが妹と一緒のため時間は取れない。3〜4箇所のぬかるみ、台風による倒木3本を確認して猿倉岳に到着。途中背後に高田大岳、小岳を眺められた。下に矢櫃萢、南に赤倉岳、乗鞍岳、十和田三山を見る。初めての妹はすごい眺めと感嘆している。空気もさわやかで気持ちがいい。ところどころ黄や赤が見えて早くも紅葉が始まったようだ。まだ早いだろうと思ったのだが、冷夏のせいだろうか。高層湿原の中の道もところどころぬかるみがあり、脇に踏み跡ができている。早く木道が欲しいのだが。駒ヶ峰が間近に見え出した鞍部手前でむつの二人に会う。駒ヶ峰までで戻って来たとのこと。52年あおもり国体の時登山道の刈り払いをされたとか、それ以来の入山とのことだったので無理をしないで帰るとのこと。駒ヶ峰山頂で黄瀬沼、黄瀬萢、十和田湖、御鼻部山方面を展望して旧県道へ下る。櫛ヶ峰は無理だが黄瀬萢まで行けそうなので少し足を延ばすことにする。
広い湿原はもう草が紅葉していてすっかり秋の風情である。木道の中間まで行き櫛ヶ峰を仰いで戻る。旧県道へ戻り昼食を採る。後は旧自動車道路を戻るだけだが長い道のりにため息が出るかと思ったがゆっくりと確実に足を運んでいるので安心する。矢櫃橋の北側の竹が刈り払われていた。いよいよ新しい歩道橋がかけられるようだ。休んでいると乗鞍岳まで行くという男性がやって来たのに会う。これからとは遅すぎる。「ヘッドランプを持っているから」と彼は言ったが。猿倉温泉まで後20分のカーブを過ぎたあたりでぶなの倒木が道を塞いでいた。今日は遅いので後日にしようと先を急ぐ。17時過ぎるかと思ったがいい時間に下山できた。
初めての南八甲田に10時間半の歩きは少しきつかったのではないかな。前回からメモを取るようにしたからどんな感想が書かれてくるか楽しみである。
(ルート図省略)
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