南八甲田五山一周

コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2003年08月の天気図 |
---|
感想
昨日に次いで天気は今日もいいようなので山へ行こうと準備しておいた。四時に目が覚めゴミを出してから出発。16日以来の山なので24日の身障者との合同登山に備えて体を慣らすためも考えていた。猿倉温泉で準備をしていると中高年の登山者がワゴン車で送られてきた。八甲田山荘に三泊して北、南八甲田を歩いているのだそうだ。今日は櫛ヶ峰まで猿倉岳経由で登山とのこと。
彼等に少し送れて出発。間道に入り赤沼への分岐の湿原に出る。ウメバチソウ、ミズギク、サワギキョウが咲いていた。結構湿原には踏み跡が付いている。早く木道を敷くか、樹林帯に回り道を開いて欲しいものだ。赤沼展望所ではミヤマシャジン、ノリウツギが歩みを休めてくれる。赤倉岳で少し休んで乗鞍岳に向かう。笹が混んできているところもあり刈り払いが必要だ。乗鞍岳直下の湿原に着く。東側の低いほうにまだキンコウカが、登り口にはダイモンジソウが咲いていた。他にタチギボウシ、サワギキョウを見る。乗鞍岳山頂まで三時間強で着く。登りは矢張り笹が混んできていて道を失わないようにゆっくり登る。道が上部で四回右に巻いているので注意しなければ。今春の底雪崩で赤土が見えているところが見えた。来年はまた雪崩れること必定だ。北も南もあちこちに底雪崩の後が見えるので要注意だ。山頂手前トドマツバヤシの中にテントを張ったような場所があった。風を避けていい場所だ。泊ってみたいと思った。ガスは赤倉岳から出ていたがここ乗鞍岳ではすっかりガスの中となる。西側に出ると黄瀬沼が望めた。高度計が標高を低く表示しているので気圧は上がって天気は良くなっていっている。黄瀬沼に着くが登山者に会わない。サワギキョウ、ウメバチソウ、キンコウカ、ネジバナ、ミズギク、ワレモコウが見られ、沼にはヒツジグサがまだ見られた。ヤチヤナギが伸びすぎて木道をさえぎり登山者が湿原を歩いている状態だ。こんな場所はヤチヤナギを払う必要があるだろう。これさえ自然保護者はだめと言うのだろうか。旧県道に出て櫛ヶ峰に向かう。田堰沢で水を汲む。櫛の高層湿原の木道で朝会ったパーテイに会う。11時前に着き4時のバスに間に合うようにすぐ下山してきたとのこと。山頂には二人が居た。途中拾った帽子をそのうちの一人に渡す。彼は無口で6月にバイクでタケノコを取りに来ていた人だ。下山に拾って行くつもりだったと話した。彼は帰り私と同じく駒、猿倉岳経由で下山した。猿倉岳山頂付近のスキー指導標が一枚落ちかけていた。朝のパーテイより早く着いた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する