中川川水系モロクボ沢支流 雷木沢


- GPS
- 03:45
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 199m
- 下り
- 199m
コースタイム
10:35山びこ橋(モロクボ沢に架かる)
10:37雷木沢出合
10:47F1−2段12m
*左岸(上流に向かい右側)のテラス上(に見えたが実はスラブ)を目指すが
超スラブのため懸垂下降。
更に上部も絶壁に阻まれ×。
昼食を食べながら思案に暮れ
右岸の土窪から大きく巻くと何とか行けた。
そんなこんなでF2まで2時間(笑)。
12:45F2基部から左側痩せ尾根を水晶沢左岸尾根まで登る。
13:05水晶沢左岸尾根(水晶沢・雷木沢中間尾根)13:30
13:40モロクボ沢とショチクボ沢出合の上部
13:50山びこ橋
14:05用木沢出合
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
雷木(ライキ)沢 ・モロクボ沢に架かる赤い山びこ橋の手前から モロクボ沢左岸を少し歩けば 水量の乏しい雷木沢が合流する。 ・出合は何となくパッとしないナメだが すぐに沢が左に曲がるとF1が見えてくる。 下からだと10mほどにしか見えないが その上部にも滝があり2段構成のようだ。 流芯を登って登れないこともなさそうだが 今回はソロのため迷わず高巻きを選択。 一見して左岸(右側)にテラスが見え迷わず登りだすが 実は湿った超スラブになっておりスタンスがない! 上部の木の根で懸垂下降してやり直す。 結局、右岸(左側)の脆い土窪を登り、 更に右上のカンテ目指して30m以上巻けば 次のF2に何とかフリーで降りられそうである。 この高巻き途中でブッシュに白の古いビニールテープが巻いてあった。 気をつけなければ見過ごしてしまいそう。 時間がないことなどで、今回はそのまま西側の水晶沢左岸尾根に逃げた。 ご注意)当ルートはバリエーションであり、沢登り技術、読図技術をマスターし、 装備も万全を配している方向きです。 一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。 |
ファイル |
(更新時刻:2009/10/20 21:58)
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写真
感想
先週、隣の水晶沢へ行った際に
手前からモロクボ沢に流れ込んでいる雷木沢が気になっていた。
地形図を見る限り、前半の等高線が偉く立て込んでおり
相当滝があるのだろうなと思っていたが
予想通り、どんどん滝が連続するなかなか凄い沢だ。
もっと早く家を出るつもりであったが
先日やらかしてしまった駐禁罰金の納付期限が今日までということに気づく。
「畜生。銀行開くのは9時か。仕方ない。今日は行けるところまでだ」
西丹沢自然教室の倉持館長と会い計画書を提出し
用木沢出合に車を置く。
今日は平日のため車は自分含め3台。
先日水晶沢を登った際に雷木沢出合は確認していたので
すんなりと遡行開始する。
最初は左側が植生保護柵のナメと小滝。
沢が左に曲がりだすと早速F1が現れる。
登って登れそうな印象も受けたが
今日はソロなので自重し高巻きを探る。
右側(左岸)の上部がテラス状に見えたので迷わず登りだす。
と・・・ありゃぁテラスじゃなくてスラブじゃないか。
少し登ってみたがスタンスがまったくない。
あれこれ試すが諦めて上部の木の根で懸垂下降。
さて困った。更に右上部の大巻きも探るが
滝の落ち口へ向かう箇所がやはり岩壁だ。
左側(右岸)はここから見ると急斜面だし脆そうだが
近づいてみると何とか登れそうだ。
だが、上部はどうなっているのかわからないので
ミニトラクションを使ってソロエイドシステムで登ってみる。
小尾根状の安定したところから
下部に固定したロープを解除するため
カウンターラペルで降り、またブリッヂプルージックで登り返す。
そこから上は右上の尾根を目指して
潅木と根を頼りにフリーで登れた。
尾根を越えると次のF2へはフリーで降りられそうなことを確認し
今日はここまで、とそのまま痩せた尾根を登って
水晶沢と雷木沢の中間尾根830m辺りに出た。
(ギャップに白い階段ハシゴがかかった辺り)
この沢は更に上部には30mはある大滝があるという。
高巻きの悪さやルートファインディング、
連続した大滝・・・
なんでこの沢があまり名を知られていないのか不思議。
嫌らしいけれどおもしろい沢だ。
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