【美濃】曽良山・鶴岡山・西山(712m)

2022年11月27日(日) [日帰り]

• GPS: 03:16
• 距離: 9.0km
• 登り: 467m
• 下り: 481m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:32
• 休憩: 0:38
• 合計: 3:10

11:45 曽木公園
12:45 13:15 曽良山・鶴岡山・西山
13:27 13:33 師岩
13:46 13:48 細野城址
14:55 曽木公園

・バーデンパークSOGI、曽木公園（飛騨・美濃紅葉33選）など、ここは立派な観光地
・曽良山は、土岐市最高峰。二番目がお隣の三国山（701m）
・三国山は、尾張・三河・美濃の境

コース状況／危険箇所等

山と渓谷社の、『愛知県の山』に掲載の山で、もちろん登路は愛知県側になっている。小原町の北部浄水場発だ。改めて地図を見ると、愛知県側は何だか裏口の匂いがする。

分県ガイドは2006年11月発行。当時は岐阜県側も未整備で、登る者もほとんどいなかった。整備したのは、地元の元土岐市職員、中嶋高久さん。

ならば、と岐阜県側へと回る。

写真

曽木公園は
もみじ祭りの
真っ最中

モミジ・シロモジ・タカノツメ

ふかふかの
紅葉のじゅうたん
錦織りなす日本の秋

ススキの向こうの
曽良山めざし

山道登ると
御嶽が
凜々しい

山頂に立って
鐘鳴らせば
幸せの音が
響く

足下にも
あいさつ忘れず

山頂の南の稜線に遊んで
戻り返す

師岩に
弘法大師の
足跡を訪ねるが

落ち葉が散り敷き
どこかわからず

私の世俗の垢も
落ちないはずだ
なお修行に励もう

細野城は
関ヶ原の時代の山城だが
同時に
御嶽のビューポイント

三国山も手に取るよう
この地は
三河・尾張・美濃の
三国境にあり

白鳥神社の脇から
山道たどって
中馬街道へ

道行く人の安全を
見守ってきた道祖神

道脇の
お地蔵さまに
手を合わせると

氏神さまに頭を垂れた里の民が目に浮かぶ

民家の軒先歩けば
ししゃも香る

感想

ふらり

昼前、曽木公園に着いた。紅葉の季節。しかもお昼どきとあって人の波。もみじ狩り客の間を縫って、国道のアンダーパスをくぐる。モミジ、タカノツメ、シロモジ。紅葉も最後の競演に忙しい。

登山道は荒れた林道と幾度か交錯する。峠からは尾根道をたどる。切り拓きから冠雪した御嶽山が見えて心が浮き立つ。

居合わせた方と、山頂を2人占め。三国山が見えている。県境稜線を南に辿ってみる。折り返して山頂に戻ると、わんちゃん連れの夫婦の姿があった。私は、幸せの鐘を鳴らして下山する。

この山にはどうして3つの違う名前があるのか？答えはこうだ。「曽良山」の名は曽木町の呼び方。「鶴岡山」は鶴里町細野。「西山」は愛知県豊田市の小原町。

石切場へ。くさびが打ち込まれた岩肌からすると、花崗岩か。弘法大師由来の「師岩」もある。弘法さんの足跡が7箇所あるのか。でも、落ち葉でわからない。

新陽CCゴルフ場と西ノ平工業団地が見える。その奥に、伊吹山や高賀山がうすぼんやり。

細野城は、関ヶ原の時代の城址だ。展望の主役はやはり御嶽山。白山もうっすら見える。それを引き立てる小秀・川上・大日・高賀・伊吹・・・見飽きぬ景色。折り合いつけて下山にかかる。

オプションで中馬街道の史蹟歩き。尾張名古屋と信州飯田を結ぶ脇街道だ。当時、宿場はなかったが、馬宿や茶屋で栄えた。道祖神や馬頭観音、常夜灯、氏神さま、山神さま・・・

山道が里歩きに変わった。民家の軒先を歩く。わ〜、ししゃもを焼くにおいが漂ってきた。思わずお腹が鳴った。