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Yamareco

記録ID: 496693
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沢登り
甲信越

ほら貝のゴルジュ(敗退)

2014年08月17日(日) [日帰り]
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ryuji1115 その他2人
天候 曇りのち小雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
昨日の様子から、おそらく一週間くらいはゴルジュ突破できなそう。

感想

念願のほら貝のゴルジュ。
前日釜の沢東俣から下山したパーティーから水量多めとの報告を受けたが、
とりあえず行ってみることに。

しかし、鶏冠谷出合からの入渓し、本来ならばなんでもないところの渡渉ですら足をもっていかれる水流!
最初の5m滝なんか、近づける感すらない。
仕事道へと上がり、とりあえず下に降りれそうなところをみながら行くが・・・
逆くの字2m? 両側から凄い滝の流れ。しかも、そこへと泳ぐことは不可能。

先行した3人パーティーが、今日は撤退しますとのこと。状況は、行けば、わかりますと。

実際、行ってみると、もう、ほら貝のゴルジュの中から、しぶきをまき散らしながら凄い流れが、ゴーゴーと出ている。
あれれ、前回に見たときは、静かなトロみたいだったのに。
この変わりようとはっ!
ためしに、メンバーが枝を投げ入れてみると、中間の右岸で一旦止まり・・・そして左岸の凄まじい水流の中へ・・・汗汗汗

完全にないでしょう! とは思ったが、もしかしたら、鐙トラバースだけはできるかなと、意を決して入貝することに。
カムで末端に支点をとって、仲間に何かあったときはよろしく伝え、フローティングロープをリュックにつけて、いざいかむ!
冷たい水の中、必死に泳いで行くと、あの枝のように水流が滞っているところにきて、足で漕いで漕いで、
すぐさま右岸のクラックに手を置き、岸に上がる。
そこからちょっと傾斜があるトラバース。
滑ったら、絶対に流される。。。あの渦に。。。
かなり緊張したが、なんとかトラバースに成功。
ハーケン2枚で支点を作り、ロープをフィックスする。

トラバースルートを見ると、まず、残置ハーケンが見当たらない。
そして、そして、そのスタート地点に行くのには、決死の大ジャンプしなければならない。普通ならなんなく歩いて行けるのだけど。

大ジャンプをミスったら、もちろん、あの渦に。
というか、トラバースをクリアーしても、どうせその先に進むことはできない。
今日は、やめだ。ここでやっと撤退を決心。

とりあえず、仲間のところに戻る。
フィックスしたロープにセルフをとって、もどる。
右岸の水流が滞るところで、一旦止まったと思ったら、右へ引っ張られる。。。
あの渦の中へ体が持って行かれる。。。
ヤバイと思い、ロープを掴みながら、一気に戻る。
ロープを付けてなかったら、戻るときに、もしかしたら・・・汗汗汗

状況を話し、まあとりあえず、フィックスしてあるから、中だけでもみてきなと仲間に。

そして、その後、着水したらすぐに引いてと仲間に懇願し、支点を回収しに。
なるべく右岸伝いに・・・そして着水。
頼もしい仲間が、一気に引き上げてくれたので、あの渦に誘われることなく、無事帰還。

ここで帰るのもなんなので、ハーケン打ち講習をした。

すると、左岸の壁にRCC&リングボルト発見!
おおおっ、これで鐙トラバースの練習ができる。
最初のRCCには、届かなかったので、ショルダーかと思いきや、
ちょい上に倒木があったので、それを肩に担いで下ろし、うまく下に置き、バッチリ届いた。

あとは、ハーケンを2枚、カムを2箇所使って、とりあえず、トラバースルートを構築。
そこを行ったり来たり、16時くらいまで練習し、帰った。

ほら貝のゴルジュは、寒いから8月がベストだと思ったが、雨が降り続いている時期は、どうやら突破不可能のようだ。
下部の5m滝は、通常時登れるのかどうかは疑問だが、次の逆九の字滝のところに九の字の滝が現れていたり、そこへ泳ぐのにもアウトウォッシュが激しくて行けなさそうだったっり、実際にほら貝のゴルジュの入口が泡立っていたら、その日は撤退ということになるだろう。

まあ、初めての鐙トラバースの練習ができたとことは良い体験だった☆










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