登山初心者を連れて御岳山・ロックガーデンを行く

2022年12月10日(土) [日帰り]

• GPS: 05:27
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,269m
• 下り: 712m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:47
• 休憩: 0:37
• 合計: 5:24

9:01 お稲荷様(東京都奥多摩町丹三郎集落)
9:11 9:13 御岳山登山口
10:33 10:33 中ノ棒山
10:48 10:58 大塚山
11:16 11:25 御岳ビジターセンター
11:40 11:43 御岳山
11:50 11:50 長尾平分岐
12:38 12:39 長尾平展望台
12:46 12:46 長尾平分岐
13:02 13:03 天狗岩
13:13 13:14 ロックガーデン
13:32 13:42 綾広の滝
14:03 14:03 長尾平分岐
14:18 14:18 御岳ビジターセンター
14:25 14:25 御岳山駅
14:25 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】新宿→古里駅 08:36
【復路】ケーブルカーを利用して下山。ケーブルカー下車後はバスでJR最寄駅へ。
ケーブルカー時刻表：https://www.mitaketozan.co.jp/timetable.html
西東京バス：ケーブル下駅→御岳駅
JR：御嶽駅→新宿方面

コース状況／危険箇所等

・古里駅から大塚山登山口まで徒歩10分ちょっと。トイレ（駅前、登山口）、セブンイレブンもある。

写真

12/10 9:02

古里駅で集合。その後セブンイレブンでお昼ごはんを購入し、出発。

12/10 9:51

静かな山の中、できるだけペースを落として登る。

12/10 10:40

落ち葉を踏みしめる。

12/10 11:33

大塚山を通過後、残っていた紅葉をパチリ。

12/10 11:34

欅の木。この下には人がいたので、遠目から。

12/10 11:45

御岳山に到着。奥宮の山の形が良いでしょ？と2人に話すも、反応はイマイチだったなぁ(笑)

12/10 12:41

長尾平展望台からの景色には、感嘆の声をあげていた。

12/10 12:43

一人だったら大岳山→奥多摩駅へと縦走しただろうが…こんな登山もアリだと思った＾＾

12/10 13:03

お昼休憩後、ロックガーデンへと向かう。

12/10 13:14

水が綺麗！という感想をいただくw

12/10 13:18

休眠寸前のロックガーデン

12/10 13:28

「魚がいる！」と、23歳は楽しそうだった。

12/10 13:28

12/10 13:29

12/10 14:10

神社まで戻ってきたら、寒桜に遭遇。

12/10 14:12

空気が澄んでいるので、遠くまで見え…楽しそうだった。

12/10 14:26

紅葉の名残が少しあり、ケーブルカー駅へ。無事下山でき、ホッ。

撮影機器：

EOS 70D CANON

感想

よしゑ

山とは関係ない、職場の話。
春先に、営業部の若手がUターンすると辞めた。それが呼び水となったのか更に2名、9月・10月と退職することになった。流れはここで止まらず、係長クラス1名も11月に退職。学級崩壊ならぬ営業部崩壊！
申し送りができるタイミングで中途採用2名、部署異動2名と人員確保できたが、夏から秋は社内が騒然としていた。
私は営業部ではないが一緒に業務をすることが多く、新人達のサポートを依頼される。緊急事態なので快諾したが…その新人達と、まさか山へ行くことになるとは思わなかった(^^;)
そう、今回の山行は31歳営業未経験者と第二新卒23歳の中途採用2名(女性)の「初めての登山」をアテンドした。

彼女達の入社は7月頃。このご時世故に歓迎会は開かれず、業務以外の会話はあまりなかった。10月末頃に食事会に誘われ参加すると、新人女性達と一緒になった。その時に「登山をしてみたい」と言われ、計画をたてた次第。
普段からゴルフをやっている31歳と、大学時代は部活漬けだったという23歳。体力は人並みにありそう。
”山”の雰囲気を味わえ、帰りは乗り物使って下山できる…となると「大塚山経由の御岳山」しか思いつかなかった。

大塚山・・・展望もほぼ皆無で、地味。超地味。でも登りで使う分には危険な箇所が思い当たらない。途中ビジターセンターもあるので、トイレや水分補給の心配もない。御岳山まで行き、長尾平でお昼休憩。余力があるならロックガーデン周回。帰りはケーブルカーで帰るというプランにした。
服装、食料、水、着替えの持参などを指示して当日を迎える。普段とは違うドキドキ感を味わった。

古里駅前で無事に集合でき「ここって本当に東京？」「地元の岐阜より田舎です〜」と、出会ってすぐにワイワイ。女三人集まり「姦しい（かしましい）」とはよく言ったもんだw
その後も彼氏のこと、大学時代の話、私の結婚に至った経緯とか・・・話題が尽きることもなく、静かな山の中で笑い声が響いていた。
脱落者も出ず、アッという間に御岳山山頂に到着。
予定通り長尾平分岐のベンチでお昼休憩。ここでガスを出してお湯を沸かし、インスタント珈琲をふるまう。たったそれだけのことに「すごーい」「温かくて美味しぃ〜」と、お湯を沸かしている写真を撮ったりして盛り上がってくれた。いやいや、2人の素直な反応が嬉しかったわ。

正直言うと、登山未経験者を山へ連れて行くのは責任重大なので敬遠していた。それが今回、連れて行ってしまったのは・・・
23歳のコが「大学卒業時はコロナ真っ最中で卒業式も卒業旅行もなかった。東京に上京してきたから友達にも会えないし、同期とも飲みに行けないし・・・今となっては東京でどうやって友達を作れば良いかも分からない」と、食事会の席で悩みを吐露。休みの日は暇すぎて、ITパスポート試験の勉強をしている…何て話を聞いていたら、何だか気の毒に思ってしまい(^^;)
「山へ行く？」と問うと「行きたいです！行きたい！」と物凄い食い付きだった。

しかし私が23歳の時に、今の自分と同い年・・・課長どころか部長クラスの人と貴重な休日を過ごそうなんて・・・微塵も考えられなかったなぁ（苦笑）
でも彼女は本当に楽しみにしてくれていたようで、山の事を質問してきてくれたりして・・・この1ヶ月ほどの準備期間は、私もちょっと楽しかった。
31歳のコはお酒を飲むと酒乱気味にはなるけど（汗）仕事は抜けが無い。今回一緒に来たのは、仕事の延長のような気もしなくはなかったが…23歳の同期が心配だったのかもしれない。

長尾平の展望台から、東京の街並みを一望できた。
「すごくキレイ〜」「体を動かすのは、気持ちが良い」と楽しそうに笑う二人を見ていたら、この登山を企画して良かったと、しみじみしてしまった。
「また山へ行きたいです！」何てことも言ってくれるので、次回は陣馬山→高尾山行っても大丈夫そうかなぁ〜何て脳内計画立てている自分に苦笑。
山を通じてこんな交流ができるとは、ね。分からないもんである。

ちなみに初登山を終えた二人の感想は、超地味だと思いながらも選んだ古里駅→大塚山までのコースが「山のなかを歩いていると実感できて、楽しかった」とのことだった。初登山アテンドを思案中の方に、このコースはお薦め…かも！？