もう冬も もう冬も近いのね 扇山 百蔵山
- GPS
- 06:19
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 955m
- 下り
- 1,228m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 猿橋駅 |
写真
感想
鳥沢駅で梨木平行きのバスを待つ。前回はバス満席の状況だが、今日は10名程度が列をなしていた。前回見送った百蔵山との低山縦走を予定している。明け方は曇っていたが西に移動するに空は蒼く登山日和になった。梨木平BSからゆっくりと登り始める。勾配は緩やかで歩き易い。水場、奥宮、分岐へと順調に進み、もう間もなく山頂になる。稜線に出るまでは、陽があたらないため寒々しく、ダウンを着たまま登る。登りは九十九折で歩き易い。山頂までは道幅が広がり、防火帯を歩く感じである。山頂に広がる明るい景色が沸々と湧き上がる、この感じだ好きだ。約2時間で山頂に届いた。いつものことだが、富士山のご機嫌を確認する。ヨッシャと声が出そうになる。写真をお願いした方は、少々躊躇っていた。断られることもしばしば経験ずみなので余り気にしない。「急いでいるんだけど」と言いつつも「チーズ」なんてもらえて良かった。正面に陣取って富士を眺め一服する。至福とときだ。さてさてと重い腰を上げる。百蔵山まで2時間。大久保山から一気に標高を落とす。300mは下降しただろうか。1回だけ百蔵山〜扇山を登ったときには、この大久保山の登りに降参してしった。以来、扇〜の縦走にしている。紅葉も終わり、立ち枯れた樹々に冬仕度の装いを感じる。次は宮谷分岐までは比較的平坦な山道を歩く。アップダウンは少なくピークをトラバースするように山道が描かれている。百蔵山山頂の標識に地点まで来た。ここからが正念場である。キツイ坂を一歩一歩ステップする。上を見上げる勇気もなく、ひたすら堪えて登山道を登る。登り切ったところに猿橋駅分岐の標識がある。あとは、平坦な道をよくぞお出でいただいたと礼を言われたような感じに思わせて山頂を踏んだ。思うほど山頂に人は少なかった。富士山も変わらず顏を見せてくれていた。自撮りしようと思ったが、既に陽は西に沈み加減でカメラでは逆光になるのでやめた。少し休憩。最後に残った方も下山し、その方を追うように下山に入った。下山路も緩やかな道で歩き易い。ただ落葉でうずもれた小石や木枝に足をすくわれそうになる。登山口まで降りてバス時刻を確認するが、歩いた方が速いと思い、鳥沢駅に向かう。この勾配のキツイ舗装道を前かがみにしながら、急ぎ早やに下りた。
ふと、顏を上げる。空は蒼い色に染めたクレパスが広がっていて、緑の多い南側の風景も輝いている。その代わり、逆光で細かいところはぼんやりとしか見えない。
こうやって、小さなことは見ずにやっていこう。そうすれば何もかもがきっとうまくいく。
眩しさに、私は目を細めた。
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