青森市近郊 葉抜橋山
- GPS
- 05:00
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 481m
- 下り
- 453m
コースタイム
アクセス |
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感想
折紙山一泊二日の山行が、フガイなくも葉抜橋山往復となってしまった。
泊まり山行のつもりだったので、朝はゆっくり出発。今氏宅に寄り、靴を履き替え今氏の車で送ってもらう。気温は一5度。2月連休の白神岳にそなえ、ワカンでの登行の練習を兼ねようと、折紙山の北尾根で、みちのく道路沿いから入りやすいと見てのルート選択であった。
葉抜橋を渡り、すぐ右側のヒバと杉の林の中を野内川沿いに少し下流に下り、ナラとブナの尾根に取り付く。少し早めに尾根に登ったところ、下から林道が入っていた。なおも上へ登って尾板に出る。両手のストックも登りには有効だ。このブナ林も今年択伐されるらしく、平成!1年度択伐予収の標識が貼ってあり、尾根は赤いペンキが樹についているし、刈り払いされたらしく、まるで登山道を登っているみたいに、前方の視界が良く、ヤブが全く苦にならない。高度が350mから400m位のところか、尾根に全く雪のない個所もありビックリする。これほど西風が強いところなのか。東側には大きく雪庇が上折紙沢側に張り出している。今氏から注意を受けた所だ。
吹雪模様で視界も悪く、気温も低いのか、オーバーミトンをつけてもストックを握っている左手の指先が冷たい。右足の親指もなかなか暖かくならない。高度550m位のところ、前方上には大雪庇がかかり、ブロックで落ちている。初め東側にルートを求めたが、ラッセルは深いし、左に斜度が急になり引き返す。大雪庇の右下の方に連准っている尾根へ取り付くべく、ルートを変更する。
西風が強く、向かって行くのをキラッていた自分の弱さがルートの選択を躊躇させたのだ。尾根へ出てラッセルの浅い西側を登る。なだらかな尾根を登って、東へ出ている尾根を左に確認してから北へ向かう。
葉抜橋山は丈の低い木の林だ。大雪庇の下で昼食を済ませていたので、さらに折紙山方面へ向かうべく、660mの鞍部への下り口で吹雪も晴れ、ボンヤリと836mピーク方面が望まれた。しかしその尾根ルートは、東側に雪庇がジグザグに張り出し、一度下ってまた登るルートの長さに、一瞬にして落胆してしまう。ウーン、これでは…。自然に足はもと来たトレースをたどっていた。大雪庇の下へ来て、テントを張るべく、ワカンで踏み固める。ここで泊まっても明日の行動は、往復の為ルートは延ばせない。とうとう諦めて下山とする。
こんなことで白神岳へ行けるのだろうか。みちのく道へ降りて今氏宅へ歩いていると、50分程して今氏が車でやって来た。吹雪の晴れ間に下から登っているのを見ようと思って来た、とのこと。有り難い。
今氏宅で温かいコーヒーで体を暖め、一時間程話し込む。事務室からは前折紙が見えるので、いtつも双眼鏡を手許に置いているとのこと。体調を見ては、近辺の川や沢へ入って自然を満喫しているとのこと。折紙山を愛して滝沢に居を構えた今氏の熱い思いを再確認した。
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