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記録ID: 505552
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ハイキング
中国山地東部

若杉峠~江浪峠~三国(みくに)平~天児屋(てんごや)川源流~峰越(みそぎ)峠

2014年09月07日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 兵庫県 鳥取県 岡山県
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Machapuchare その他1人
GPS
--:--
距離
9.1km
登り
438m
下り
450m

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
0:26
合計
3:44
9:08
40
スタート地点
9:48
9:52
30
若杉峠展望所
10:22
10:27
20
1,124mピーク
10:47
8
三国境
10:55
11:00
33
11:33
11:40
5
天児屋川源流
11:45
28
12:13
12:18
34
12:52
ゴール地点
三国(岡山・鳥取・兵庫)の境界線沿い&峠めぐりコース
歩行距離9km、歩行時間3時間半、歩行数16,700歩の初心者向けコース
天候 (久しぶりの)晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山(大原IC経由)、鳥取(鳥取自動車道経由)、兵庫(中国道佐用JCT経由)から来る場合は、何れも鳥取自動車道(鳥取と佐用間無料)の岡山県と鳥取県の境にある「志戸坂トンネル」の南すぐの所を下りて、大茅、若杉天然林方面に向かうと、道路の終点に駐車場があります。
ここが登山開始地点となります。トイレもあります。
※鳥取自動車道はまだ全線カーナビに認識されておらず、特に岡山県内を走行する際はカーナビを無視する必要があります。
コース状況/
危険箇所等
若杉峠までの登山道は「森林浴の森100選」に指定されているので、中国自然歩道および自然研究路が整備され歩きやすく、休日はたくさんの団体さんでにぎわっています。
若杉峠から江浪峠までの陵線は岡山県と鳥取県の県境となっており、小さなアップダウンはいくつもあるものの、全体的には平坦で道もしっかりしており、歩きやすい道です。ただし、誰一人登山客に遭うことはありませんでした。
江浪峠から三国平(地図上の1,128mのピーク)往復は何ら問題なく進むことができますが、天児屋川源流までの道は道標もなく途中から踏み跡すらなくなり、迷いやすいです。
江浪峠から峰越(みそぎ)峠までの陵線は岡山県と兵庫県の県境になっており、アップダウンがほとんどなく道幅も広いので、非常に歩きやすいです。この道も誰一人登山客に遭うことはありませんでした。
地図(地形図)は必携ですが、迷う箇所もほとんどなく、初心者でも十分に楽しめるコースです。
その他周辺情報 本日の「あわくらんど旬の里」でのランチバイキングメニュー(1,000円)の中に“松茸ごはん”の食べ放題が含まれ感激しました。
常に季節に応じた旬のものが出てきて、しかもおいしいので、いつも山での消費エネルギーを上回るカロリーを摂取してしまいます(*_*)
岡山県の三大河川の一つ吉井川の源流の碑です。
ここが若杉天然林の出発点で、この碑のすぐ南に駐車場があります。
岡山県の三大河川の一つ吉井川の源流の碑です。
ここが若杉天然林の出発点で、この碑のすぐ南に駐車場があります。
若杉峠への道はほとんど沢沿いを歩きます。
以前にこの写真の沢でイワナを発見しました。
岡山県で唯一イワナが生息している場所です。
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若杉峠への道はほとんど沢沿いを歩きます。
以前にこの写真の沢でイワナを発見しました。
岡山県で唯一イワナが生息している場所です。
若杉天然林コースは解説掲示が充実しています。
この地域ならではの動物、植物など、いろいろな場所で解説を見ることができます。
写真は自然研究路との第一分岐点の掲示です。
若杉天然林コースは解説掲示が充実しています。
この地域ならではの動物、植物など、いろいろな場所で解説を見ることができます。
写真は自然研究路との第一分岐点の掲示です。
若杉峠に設置された若杉地蔵尊です。
この峠は昔因幡(鳥取)と美作(岡山)を結ぶもっとも近い要路であり、旅人の安全を願って1754年に建立されたそうです。
若杉峠に設置された若杉地蔵尊です。
この峠は昔因幡(鳥取)と美作(岡山)を結ぶもっとも近い要路であり、旅人の安全を願って1754年に建立されたそうです。
若杉峠より少し北に上った所にある展望所です。
ここから三国(因幡、美作、播磨)の山々を望んだり食事をしたりすることができます。
若杉峠より少し北に上った所にある展望所です。
ここから三国(因幡、美作、播磨)の山々を望んだり食事をしたりすることができます。
若杉峠の展望所より
真ん中のピラミッド型の山は兵庫県で二番目に高い三室山(1,358m)。その左がくらます(1,282m)、右が天児屋山(1,244m)。
若杉峠の展望所より
真ん中のピラミッド型の山は兵庫県で二番目に高い三室山(1,358m)。その左がくらます(1,282m)、右が天児屋山(1,244m)。
若杉峠の展望所より
真ん中奥の山で左側が岡山県で一番高い後山(1,344m)、右側が船木山(1,334m)
若杉峠の展望所より
真ん中奥の山で左側が岡山県で一番高い後山(1,344m)、右側が船木山(1,334m)
若杉峠と江浪峠のほぼ中間点のピーク(1,124m)にそびえ立つ神秘的な木です。
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若杉峠と江浪峠のほぼ中間点のピーク(1,124m)にそびえ立つ神秘的な木です。
江浪峠に向かう陵線で出てきた立派に反った状態の木の下を潜り抜けました。
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江浪峠に向かう陵線で出てきた立派に反った状態の木の下を潜り抜けました。
三国境です。
三国とは因幡(鳥取県)、美作(岡山県)、播磨(兵庫県)を指します。
この地点は若杉峠、峰越(みそぎ)峠、江浪峠の分岐点です。
三国境です。
三国とは因幡(鳥取県)、美作(岡山県)、播磨(兵庫県)を指します。
この地点は若杉峠、峰越(みそぎ)峠、江浪峠の分岐点です。
三国(みくに)平です。
厳密に言うと二国(因幡と播磨)のような気もしますが・・・
三国(みくに)平です。
厳密に言うと二国(因幡と播磨)のような気もしますが・・・
千種川支流 天児屋川の源流地点です。
「瀬戸内海まで約72km」という案内があり、ここから播磨灘(赤穂市)に注ぎます。
千種川支流 天児屋川の源流地点です。
「瀬戸内海まで約72km」という案内があり、ここから播磨灘(赤穂市)に注ぎます。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 着替え用衣類 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 ファスナー付クリアーファイル コンパス 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能)
備考 展望できる山の名前を確認できるように、広範囲の地図があればよかったと思いました。

感想

岡山県、兵庫県、鳥取県は隣接県でありながら、言葉、文化、風習などかなり異なる気がします。それは江戸時代以前の三国(それぞれ美作、播磨、因幡)の時から、交流をしながらもそれぞれ独自の発展をしてきたからなのか、それとも三国の境(県境)の地形が交流を難しくさせてきたのか、この国境への興味が湧き、今回の山行となりました。

高度はもっとも低い所で吉野川沿いの850mで、もっとも高い所で三国平の1,128mですので高度差はほとんどありません。特に若杉峠、江浪峠、峰越峠の三つの峠を結ぶ陵線は標高1,000m以上で最大125m程の高度差しかなく、散策気分で3県の景色を楽しみながら山行を楽しむことができます。

若杉峠までのコースはこの地特有の豊かな自然を満喫できます。
樹齢200年以上のブナや カエデ、ミズナラなどの巨木をはじめ199種もの植物が確認されており、オオルリやヨタカ、ヤマネなど希少な動物の 生息地にもなっています。
また、岡山県ではここにしか生息しないイワナも見られます。
(大茅スキー場から下流部にはアマゴが生息しています。)
春と秋が見頃と言われていますが、四季それぞれの自然を楽しめる所です。
大部分が沢沿いの道で陽もほとんど当たらないので、暑い日でも自然クーラー状態です。
若杉峠近くの展望所からは3県の代表的な山々を眺望できます。

江浪峠を通過しそのまま延長して進むと、千種川支流天児屋川の源流地点に向かう道に入ります。程なく道は二つに分かれますが、道標らしきものがなく、左に入る道(らしきもの)は明らかに途中で途絶えているようすだったので、右側の道を進みました。すると、途中沢の音が大きくなりだして、源流地点から下り過ぎたことを知り、急遽沢沿いに登りました。登るにつれ沢の水量が明らかに減ったのですが、そのうち草に隠れた小川状態の水の流れに気付かずに、草を踏みぬいて足を突っ込むという憂き目に遭いました。今回のコースでは唯一のアドベンチャーコースでした。

中国自然歩道は車道ですので、ほとんどの人はスルーしていますが、赤穂浪士関係など歴史にまつわる所も多く、時間があればゆっくりとあわくらの歴史を訪ねる旅をしようと思います。

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