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Yamareco

記録ID: 5075897
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

小粒だがピリリと辛い沿岸の寂峰 日光山

2023年01月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:29
距離
5.4km
登り
602m
下り
602m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
0:10
合計
4:30
10:10
143
光山温泉
12:33
12:43
117
14:40
光山温泉
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
麓の光山温泉の駐車場に車を停めさせていただきました。一声かけて連絡先と名前を告げて入山します。
コース状況/
危険箇所等
作業道らしき踏み跡はありますが「登山道」はありません。ルーファイ必須です。ピンクテープもありますが山仕事用のものも混在しているため、頼りすぎると別のルートに迷い込んでしまいます。
その他周辺情報 下山後に光山温泉に入浴。500円/人。温泉の女将さんが登山者を歓迎してくれます。大変お世話になりました。
地元の人の社交の場といった感じでアットホームな温泉です。少し熱めですが体が温まるいいお湯でした。日曜のお昼限定で板さん謹製のお惣菜を販売します。素朴で美味しいお煮付けなどがいただけます。
https://hikariyamaonsen.net/
光山温泉の駐車場に車を停めさせていただきました。
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光山温泉の駐車場に車を停めさせていただきました。
奥の林道へ。
目印を見逃して入山ポイントを行き過ぎる…。
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奥の林道へ。
目印を見逃して入山ポイントを行き過ぎる…。
少し戻って適当なところから渡渉。川向うの尾根に取り付く。
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少し戻って適当なところから渡渉。川向うの尾根に取り付く。
有るか無いかの微かな踏み跡をたどる。
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有るか無いかの微かな踏み跡をたどる。
地図から想像していたよりアップダウンがありそうな道のり…。
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地図から想像していたよりアップダウンがありそうな道のり…。
南から登ってくる尾根と合流。このあたりから日光山の本体と思われる山が見えるようになる。
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南から登ってくる尾根と合流。このあたりから日光山の本体と思われる山が見えるようになる。
山…沢…大?
謎の標識が落ちていた。
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山…沢…大?
謎の標識が落ちていた。
一瞬、石碑か墓かとギョッとしたが自然石だった。
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一瞬、石碑か墓かとギョッとしたが自然石だった。
小枝に顔を引っかかれながら進む。木の幹には赤いペンキマーク。一応杣道程度の踏み跡はある。
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小枝に顔を引っかかれながら進む。木の幹には赤いペンキマーク。一応杣道程度の踏み跡はある。
ひときわ大きな岩が見えてきた。
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ひときわ大きな岩が見えてきた。
この岩には「白見岩」と名前がつけられている。
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この岩には「白見岩」と名前がつけられている。
白見岩は天然の展望台だ。わずかに山田湾が見えている。その向こうのとんがった山は鯨山だろうか。
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白見岩は天然の展望台だ。わずかに山田湾が見えている。その向こうのとんがった山は鯨山だろうか。
晴れていれば早池峰なんかが見えるはずだが、今日は雲に隠れて何も見えなかった。
晴れていれば早池峰なんかが見えるはずだが、今日は雲に隠れて何も見えなかった。
おおう…、結構な高度感…。怖くて岩の端っこには近づけなかった。
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おおう…、結構な高度感…。怖くて岩の端っこには近づけなかった。
日光山を見上げる。最後はなかなか急な登りじゃないか?
(実はこれは前衛峰だった…)
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日光山を見上げる。最後はなかなか急な登りじゃないか?
(実はこれは前衛峰だった…)
白見岩から先は少し地形が急峻になる。痩せ尾根と小ピークが交互に現れる。
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白見岩から先は少し地形が急峻になる。痩せ尾根と小ピークが交互に現れる。
時々岩場が現れる。木が生えているので高度感はない。
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時々岩場が現れる。木が生えているので高度感はない。
だんだん傾斜がきつくなり両手両足を動員しての登りとなった。思ったより険しいぞ、これは。
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だんだん傾斜がきつくなり両手両足を動員しての登りとなった。思ったより険しいぞ、これは。
急な岩場を登りきると山田湾が見渡せる展望スポットに出た。もうちょっと海が青いと言うこと無いんだがなぁ。
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急な岩場を登りきると山田湾が見渡せる展望スポットに出た。もうちょっと海が青いと言うこと無いんだがなぁ。
この場所には「日光の頭」と名付けられているようだ。
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この場所には「日光の頭」と名付けられているようだ。
ここまで来たら山頂はあと少し…と思ったら、大きな岩が行く手を遮る。まてまて、ワイの技術じゃこんなところ登れないぞ?
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ここまで来たら山頂はあと少し…と思ったら、大きな岩が行く手を遮る。まてまて、ワイの技術じゃこんなところ登れないぞ?
途方に暮れてあたりを見渡すと大岩の左手にピンクテープが。こっちに行けばいいのだろうか?
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途方に暮れてあたりを見渡すと大岩の左手にピンクテープが。こっちに行けばいいのだろうか?
はぁはぁ…なんとか大岩の裏に回り込むことができた。このトラバース区間が核心部だった。滑落しかけて焦ったため写真は無し。
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はぁはぁ…なんとか大岩の裏に回り込むことができた。このトラバース区間が核心部だった。滑落しかけて焦ったため写真は無し。
北斜面には今朝降った雪が着いていた。岩の上の雪が滑る。ちょっと怖い。
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北斜面には今朝降った雪が着いていた。岩の上の雪が滑る。ちょっと怖い。
最後の登り!
…かと思ったら偽ピークかよ! まだ先があった!
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…かと思ったら偽ピークかよ! まだ先があった!
今度こそ!
きゃー、まだ先があるじゃないのー!!
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きゃー、まだ先があるじゃないのー!!
なかなか見えない山頂に気持ちが焦ってくる。帰りの時間もあるし…。
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なかなか見えない山頂に気持ちが焦ってくる。帰りの時間もあるし…。
今度は、今度のピークはどうだ!?
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今度は、今度のピークはどうだ!?
やった、日光山山頂!
思ったより大変な山だった!
でも達成感あるな〜。
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やった、日光山山頂!
思ったより大変な山だった!
でも達成感あるな〜。
山頂からの眺望は…微妙。
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山頂からの眺望は…微妙。
まぁいいや、山頂を踏めて満足です。帰りましょう。
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まぁいいや、山頂を踏めて満足です。帰りましょう。
帰りの核心部はこのあたりから。急な下りと岩と厚く積もった落ち葉が私を奈落の底へと誘う。
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帰りの核心部はこのあたりから。急な下りと岩と厚く積もった落ち葉が私を奈落の底へと誘う。
下るのに夢中になって違うルートのピンテに誘い込まれた。途中で気づいて登り返す…。
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下るのに夢中になって違うルートのピンテに誘い込まれた。途中で気づいて登り返す…。
私が来たのはこっちの斜面。例の大岩をトラバースする場所だ。
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私が来たのはこっちの斜面。例の大岩をトラバースする場所だ。
写真だと分かりづらいが岩の上に落ち葉が積もったここが恐ろしかった。周囲に有るのが折れそうな朽木ばかりで手がかりにならないのも恐怖心に拍車をかける。落ちたらたぶん止まらない。
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写真だと分かりづらいが岩の上に落ち葉が積もったここが恐ろしかった。周囲に有るのが折れそうな朽木ばかりで手がかりにならないのも恐怖心に拍車をかける。落ちたらたぶん止まらない。
核心部は無事に通過するもルーファイに気を抜いてはいけない。尾根の分岐ごとに方角を確認する。
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核心部は無事に通過するもルーファイに気を抜いてはいけない。尾根の分岐ごとに方角を確認する。
うーむ、どちらを向いても同じ景色に見える。
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うーむ、どちらを向いても同じ景色に見える。
なんとか無事に渡渉点まで戻ってきた。
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なんとか無事に渡渉点まで戻ってきた。
ちなみに正規の取り付きポイントはここだった。よく見ればペンキやピンテが設置されているでないの。なんで見逃したかなぁ。
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ちなみに正規の取り付きポイントはここだった。よく見ればペンキやピンテが設置されているでないの。なんで見逃したかなぁ。
この木が目印!
次に登る人の参考まで。
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この木が目印!
次に登る人の参考まで。
林道まで出ればゴールの光山温泉はすぐそこだ。
無事に下山。お疲れ様でした!
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林道まで出ればゴールの光山温泉はすぐそこだ。
無事に下山。お疲れ様でした!

感想

内陸の天気がイマイチだったので沿岸まで足を延ばしてみました。今回のお山は日光山。重茂半島の南の付け根付近に位置するマイナーな山です。
以前近くの山中を彷徨ったことがあるので似たような雰囲気なのかと思っていたら、これがどうも雰囲気が違います。登山道が無く斜度が急な山というところまでは同じなのですが、それに加えて岩場があり難易度が少し高め。登山道じゃない岩場って怖いですね。登ってみるまでルートの正解がわからないし、踏んでいい場所と駄目な場所の違いもわかりにくい…。てっきり地面が有るのかと踏み込んだ場所が、実は50センチ以上積もった落ち葉だったとか。落ち葉ごと体が滑り始めた時は本気で滑落するかと焦りました。これ、落ち葉がなかったらもう少し違った印象だったんでしょうかねぇ。
とはいえ、全体的にはちょっとした冒険気分が味わえる登りごたえのある良い山でした。登山道をなぞって歩くのとは違った楽しさがあります。落ち葉の罠さえなかったら岩場も私にとっては適度な難易度でしたし。
下山後すぐに入れる温泉といい登山の楽しみがぎゅっと詰まった日光山でした。もっとメジャーになっても良さそうと思う反面、登る人が多くなってしまったら楽しさ半減だなぁとも思ったり…。

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