富士山 初登山で御来光に感動
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 85m
コースタイム
八合目に2時。
富士山頂浅間大社奥宮に4時40分に到着。
そして御来光!
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
シャトルバスにて富士宮口五合目から登山開始。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖Tシャツ
トレーナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着(ライトダウン)
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 服装については防寒対策は問題なし。(レインウェア上着も装着) |
感想
初めての富士登山。出発前から期待とワクワク感でいっぱいだった。
五合目から上り始め、六合目までは体力的にも問題なかったけど、ほんとうにキツいのは七合目から。やっと七合目山小屋に着いたと思いきや、新七合目の”新”て何だよ〜!元祖七合目まではあと50分の道のり(^_^;A
何とか気合いで七合目、八合目、九合目と続く道のりへ。
同行した富士登山経験者のAさんとSさんには俺のペースに合わせてもらった。それにしても彼らの体力には関心してしまった。とても付いていけない…。次回までにはもっと体力を付けねば!
九合五勺この辺りから頂上が見えてくる。しかし、ここからなんと渋滞。御来光まであと1時間弱。
しかも頂上を目の前にして体力的な限界が…。ここでSさん達には先に行ってもらいマイペースで登ることにした。
御来光に間に合うか!
何とか歯を食いしばり頂上の鳥居を潜ったところで「まだ間に合う!」一番近い撮影ポイントを確保して、何とか御来光を拝むことが出来た。
感想は写真を観てもらえばわかると思うけど、本当に美しい。
この場所に立った人にしかわからないだろう清々しさと満足感に浸りながらしばし眺めていた。
日が上がりきったところで日本最高峰富士山剣ヶ峰の記念碑で記念写真を撮るための行列に並んだ。日本で一番高い地点に立っているという実感はないが、碑に刻まれた3,776mの文字を見ると頷ける。
ここで朝食。コンビニで買ってきたおにぎりを頬張ると腹が減っていることと達成感からかいつも以上に美味しく感じた。
一休憩したら次はお鉢巡り。正直迷った…。体力的にかなりキツかったし、何より頭痛がしていたからだ。
実はこの日、家を出る前から頭がすっきりしない。持病の偏頭痛の前兆か…。まずいなと思いながらもメンバーには変な気を遣わせまいと往路に付いた。水ヶ塚公園駐車場に車を止め、ここから五合目まではシャトルバスで約30分の道程。程なく到着するとまずトイレを済ませて予定通り”高所慣らし”の為に1時間程度の休憩。この時点でも軽い頭痛の状態に変化はなかったが、もう行くしかない!
結局、山頂までこの状態が続いたのだが、未だに高山による影響があったのは判別できないまま。しかしながら一度登山病に掛かればお鉢巡りなどできる余裕はあるはずないと自分に言い聞かせた。自分自身への暗示の意味でもあった。
約90分のお鉢巡りを何とか終えると時計は8時を回ったくらいで、浅間大社の鳥居の下での記念写真を終えるといよいよ下山に入った。
下りは御殿場の選択肢もあったが、今回は来た道を帰ることに。
そしてここからが限界との戦いだった。下るにつれ頭痛が悪化。登山病が影響しているのであれば高度を下げる毎に症状は良くなるはず。それどころか酷くなる一方で、下りのキツさに足の踏ん張りが効かない…。滑って転倒すること数回。
各合目の山小屋で休憩を挟むのはもちろん、坂の途中では何度も足を止めた。そんな中でも勇気付けられたのは小学生の子供達が元気に山を登る姿だった。ある家族とすれ違い様に父親に聞くと、まだ4年生だという。もっと小さい子もいたし、かなりの年配の方も多く見かける。中にはなんと自転車を担いで上る強者も!
ここ富士宮ルートは上り下りが同じ道の為、すれ違いながらの下山になるのだが、上り優先ゆえ道端で自分が待機していると必ずといっていいほど「ありがとうございます」「こんにちは」と気持ちのいい挨拶が返ってくる。そんな人々の温かさに触れながら力をもらうことが出来た。
とはいえまったくといっていい程、ペースが上がらなかった為、SさんとAさんには先に下りてもらうようお願いした。その方が自分のペースで行けるからだ。
山小屋では彼らが自分の到着を待っていてくれ、待たせてしまっていることを恥じながらも感謝だった。
そんなこんなで予定より3時間は長く掛かっただろうか。とりあえずは無事に下山することができた。
後日の報道で知ったのだが、この日の救助者は5名いたそうで、そのうちの一人を自分は目撃している。救助ヘリが下りられず、一般登山者の方が担架で山小屋まで担ぎ、山岳救助隊の到着を待っていたようだった。新聞ではこの男性は足首骨折の重傷だったらしい。改めて無事に下山できたことの有り難みと、山の怖さを知った瞬間でもあった。
こんなエピソードがありながらの富士登山だったが、既に気持ちは来年へ。
今以上に体力を付けることと、体調管理、山小屋への宿泊なども考慮してプランを練りたいと思う。
富士山の魅力は計り知れない。
2013年7月16日所感
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