仙人窟氷筍と仙人滝氷瀑・地球温暖化の景色

2023年01月16日(月) [日帰り]

• GPS: 01:21
• 距離: 3.5km
• 登り: 342m
• 下り: 324m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:57
• 休憩: 0:24
• 合計: 1:21

12:22 スタート地点
12:52 12:52 仙人の滝
12:58 13:01 仙人窟
13:03 13:24 仙人の滝
13:43 ゴール地点

　仙人窟の水たまりと仙人の滝の氷瀑を眺めてきました。厳冬期とは思えない暖かさで、深刻な地球温暖化を目の当たりにしました。

天候

薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・旧美ら寿の下に路駐。私道と表示してあるが、ゲートも開いて無人であり、ビエンナーレ開催時以外は影響ないかと思う。心配な方は私道看板手前に路駐を。

・中之条ビエンナーレ2023開催予定。
https://nakanojo-biennale.com/2023-open-call/

コース状況／危険箇所等

・仙人窟内に氷筍は無い。気温が高く氷すら無い、水たまりだけ。

・仙人の滝前は落氷があるので注意。氷瀑も小さく少ない。今後の寒気流入に期待。

その他周辺情報

・こいずみ食堂：東吾妻町小泉にある食堂。安心な食材を安価で提供している。あるおばちゃんに注文するときは念を押すこと。忘れっぽい。田舎食堂あるある。
https://www.gunlabo.net/shop/shop.shtml?s=2774

・仙人窟：沢渡温泉近くにある洞窟。厳冬期には氷筍が出来る。洞窟内は新潟県まで続いているという噂がある。
https://nakanojo-kanko.jp/sawatari/spots/%E4%BB%99%E4%BA%BA%E7%AA%9F/

・町営沢渡温泉共同浴場：300円と激安。沢渡温泉宿泊者は無料。水のカランしかないので、湯船から湯を直接汲んで体を流す。湯の花が舞う熱い湯は、身体の芯まで温まり肌がすべすべになる。草津温泉の仕上げ湯として有名。駐車場は三台。満車の際は晩釣せせらぎ公園へ。
https://nakanojo-kanko.jp/sawatari/hotsprings/%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%B5%B4%E5%A0%B4/

・沢渡温泉の歴史：公式HPから。
http://www.sawatari-onsen.sakura.ne.jp/about/about.html

・嵩山直売所：米や味噌、野菜などの直売所。野菜まんじゅうがおすすめ。
http://www.aganet.or.jp/~takeyama/

写真

1/16 11:20

雨模様の月曜日。11時20分未だ雨が降る東吾妻町。午後から晴天予想の中之条町方面へ。まずは腹ごしらえ。こいずみ食堂へ。

1/16 11:35

おすすめの定食。けんちんうどんとアジフライ。680円。「次回来てね返金」が20円なので、激安660円。自家製米のメシがうまい。アジフライはサクサクで中はふんわり。

1/16 11:36

大根と人参は柔らかく、サトイモはねっとり。やはり自家製うどんはうまいな！コシがある。

1/16 12:22

移動して、旧美ら寿の下に路駐。私道と看板があったが、老人施設は廃業し無人でゲートも開いていた。脇に停めたのでご容赦を。

1/16 12:36

洞窟のようなテラス。自然の避難場所。雨後で暖かく気温5℃、地球温暖化を改めて感じる。

1/16 12:37

東屋。掲示されている申請書では避難小屋。

1/16 12:52

樹林帯越しに赤城山、ガスの黒檜山。手前は子持山と小野子山。

1/16 12:54

登山口から30分で仙人窟。気温5℃、中まで行ったが氷すらなく、水たまりだけ。氷筍はこれから。洞窟内は新潟県まで続いているという噂がある。

1/16 13:10

仙人の滝へ。こちらも水量豊富でがっかりな景色。

1/16 13:10

気温が高く落氷が物語る地球温暖化。

1/16 13:11

それでも日陰は氷が残っていた。今月下旬の最強寒気に期待。

1/16 13:13

沢を少し上がって氷瀑の横へ。

1/16 13:14

透明度の高い氷柱。

1/16 13:14

氷瀑の中に氷筍発見！

1/16 13:14

落ちてきたらケガするな。刺さる。

1/16 13:19

仙人の滝にて。1月中旬だが残念な景色。晴れ間が望めたのは吾妻方面だけなので仕方がない。

1/16 13:42

中之条ビエンナーレ建築館として使われた旧美ら寿。独特な建物は井上一典氏の設計。

1/16 13:51

移動して町営沢渡温泉共同浴場。300円と激安。歯の無いおじいちゃんが受付するひなびた温泉街。

1/16 14:03

平日の午後2時で貸し切り。源泉湧き出し温が55℃とかなり熱いph8.4弱アルカリ性の湯。手前が加水されたぬるめで43℃。奥が源泉かけ流しで46℃と高温。

1/16 14:04

源泉かけ流しの高温に入る。やや硫黄臭がする。「一浴玉の肌」と言われる良泉。すねの傷は藪漕ぎ上等の証。汚い両脚は草津の湯でも治せない。

1/16 14:06

湯の花舞う温泉。肌がすべすべ。かかとと指のがさがさも治った。さすが草津温泉の仕上げ湯。

1/16 14:31

湯上りは共同浴場の上にある「湯けむり公園」で寛ぐ。

1/16 14:32

キンキンに冷えたコーラを秒殺。

1/16 14:36

沢渡温泉の中心地。ひなびた旅館と商店が並ぶ。

1/16 15:11

嵩山直売所で、黒豆味噌、まんじゅう、赤飯、たくあんを購入。

1/16 16:35

早めに帰宅して眺める夕日。今日は雨だったけど、沢渡をぶらぶらして楽しんだ。

1/16 16:43

きれいな夕焼け。希望の光を灯す。

1/16 16:44

浅間山も姿を現した。

撮影機器：

Z 7II ボディ ニコン

TORQUE 5G KYG01 au 京セラ

感想

ぐろさん

　本州は関東には南岸低気圧。東北北部に低気圧。気温が高めなので平野部は雨、山間部は雪。奥日光の戦場ヶ原と庵滝散策を予定していたが雪模様。そんな悪天候の月曜、午後だが晴れ間が望める所を見つけた。吾妻方面。

　10時過ぎから出掛け、仙人窟の氷筍と仙人の滝の氷瀑を見に行くことした。お気に入りのこいずみ食堂で昼食を摂り、沢渡温泉に入る。こちらの方がメインかもしれない。

　11時開店のこいずみ食堂は、11時半の時点でほぼ満席だった。今日はおすすめ定食のけんちんうどん、アジフライ付きにした。別な客があるおばちゃんに注文をしていたが、調理場へ伝え忘れて放置されていた。念押しが必要。

　おすすめ定食はとても美味しく頂いた。うどんにコシがあってうまいな。アジフライはサクサクで、中身はほっこりして美味。ご飯も自家製で美味しかった。これで660円だから驚く。また来てね返金20円も子供のお使い駄賃のようで面白い。

　腹いっぱいになって沢渡方面へ。この時期にしては珍しく、道端に雪がほとんどなかった。町道に入る。その先に私道進入禁止の看板がある。ただし美ら寿はすでに廃業しており、ビエンナーレでも使われていた建物。無人で閉鎖もされていないので、邪魔にならない所に路駐した。

　気温5℃で暖かい。散策路に雪も無く、雨後で泥濘の所があった。約30分で仙人窟に到着。水溜まりがあるだけで、氷筍の氷すら無い。洞窟の奥の方まで行ったが何もなかった。噂では新潟県まで繋がっているとの事。赤湯温泉に繋がってるといいな。

　踵を返して仙人の滝へ。予想はしていたが、水量が未だ多く、沢には落氷、氷瀑は小さく少ない。ただ日陰なので辛うじて岩にへばりついていた程度。今月下旬の最強寒気に期待したい。

　淡々と小走りで歩き20分弱で下山。移動して町営沢渡温泉共同浴場へ。300円と激安。浴槽は二つしかないが、奥側は源泉かけ流しで46℃と高い。手前は加水してありそれでも43℃の湯。やや硫黄臭がする湯には、白い湯の花が舞っている。ゴミではない。

　洗い場には水のカランしかないので、浴槽から直接ケロリン桶で温泉を汲んで使う。沢渡共同浴場ルール。頭や身体を洗ったあと、流す術はそれしかない。熱ければ水でうめる。草津の仕上げ湯と言われるだけあって、身体の芯まで暖まり、肌がスベスベ。かかとや指先のがさがさも治りしっとり。

　帰りながら嵩山直売所で、まんじゅう、赤飯、黒豆味噌などを買った。上武道路はまだ混んでおらず、鳥取町の方から帰宅することが出来た。ちょうど夕焼けの時刻。カメラを持って陸橋へ。黄金色に輝く夕陽がきれいだった。