北八甲田 大岳、小岳
- GPS
- 27:45
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 776m
- 下り
- 773m
コースタイム
3/11酸ヶ湯P8:45→《15》9:05→仙人岱ヒュッテ10:30-11:30→テント設営ll:40-12:15→大岳13:10-20→仙人岱14:00→テント場14:05
3/12テント場8:00→小岳8:30→テント場9:00-11:30→《44》12:00→酸ヶ湯P12:30
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
感想
真冬並みの寒波と降雪もやっと過ぎ、今朝は青空も見える春らしい天気。春の陽光もまぶしいかぎり。道路の両側の雪の高さも最高に達している。酸ヶ湯駐車場へ入る。前方左側に池さんの姿。クラクションを鳴らし合図する。好天なので仙人岱まではサポート不要と先に発って行く。我々も身支度して後を追う。池さんのほかにもう一人が連れ立って先行して行ったトレースは、20センチのラッセル。我々は、トレースをたどる。若い者が一人我々を追い越して行く。南八甲田も櫛を除いて頂を見せている。気温もいくぶん高いのか、すぐにヤッケの上を脱ぐ。忠蔵さんは、どんどん先へ私を離して登って行く。うらやましい限りだ。ルートはスキー指導票どおり地獄湯の沢手前《43》《44》へ。沢へ入る。大岳の上は雲の中だが、ななし山・硫黄岳が純白の樹氷におおわれて輝いている。まさに白銀の世界だ。ヤッケの上をつけ、沢の上部を目指す。沢の中は十分な雪で、まるでスノーボードのジヤンボハーフパイプだ。
3月10日に大岳コースの竹ポール立てをやったと聞いていたとおりで、竹のポールが源頭から、立っていた。岩は全然見えない。すっかり雪の下に埋っている。が、アイスバーン状態でスキーアイゼンが欲しいところ。でも今日はシールが良く効いてくれているので直登OKだ。風が強い、地吹雪状態だ。
仙人岱の入口《55》がかろうじて雪面スレスレに現れている。樹氷も丈が低くなっているし、ヒュッテも屋根しか望めないから、かなりの積雪になっているだろう。ヒュッテヘ人り、休憩。池さん外二名のみ。泊まりの人はいない。早々と缶ビールの接待を受け、昼食としてしまう。何度か冬山で会っていた沢さんが"たがじょ"に仲間入りしてくれた。心強いことだ。よろしくお願いいたします。
昼食後、テント場を洞川の小岳寄りに求め設営する。池さん、沢さんがブロックも積んでくれた。サブザックで大岳へ向かう。風が強い。見通しが悪く、西寄りのシュカブラ、アイスバーンとなっている近くを登る。東側には、キレツの入った雪庇が下から見えていたので。火口縁からスキーをデポしツボ足で賛る。強風でよろけながらの山頂往復。スキーをはいてからも西側へトラバースして夏道お花畑上部へ降り仙人岱へ。ここで下山の池さん、沢さんと別れテント場へ。昼から差し入れのビールでカンパイ。延々と21時すぎまで。
3/12
雲有り、日の出は望めず。6時過ぎ明るくなった白銀の世界をカメラに納め、テントヘ入る。食事のうちに天気はくもり、強い風と地吹雪もよう。硫黄岳は雪煙がかかっている。カラ身で小岳へ往復しテントで天気の回復を待つ。時々陽が当たると暑くて暖房いらない程だ。小屋の中よりやはりテントがあづましい。自分達だけの世界で遠慮がいらない。小屋には、昨日は、かなりの人が泊まったらしい。15人位が下山していった。我々は、硫黄コースで下山とする。沢すじのルートは、重荷では、スムーズに滑降とはいかない。キックターンを多用する。《44》で一休みして、酸ヶ湯へ。高度も1300Mを降りると全くウソのように強風も納まり別天地である。ユルユルとシールをつけての下山。なにはともあれ、無事の下山。それにしてもタフなのは忠蔵さん。こうありたいものだ。尚、今冬は各山とも雪庇が発達しているので、春山に向けて、崩落に十分気をつけなければと思った。
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