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Yamareco

記録ID: 5117105
全員に公開
ハイキング
甲信越

独鈷山(沢山池↑/西前山↓)

2023年01月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:54
距離
9.3km
登り
836m
下り
842m

コースタイム

日帰り
山行
5:19
休憩
0:35
合計
5:54
7:09
174
スタート地点
10:03
10:38
145
13:03
ゴール地点
07:09 沢山池独鈷山登山口
07:31 頂上まであと120分標記
08:14 頂上まであと80分標記
08:21 稜線
08:37 頂上まであと60分標記
09:21 頂上まであと25分標記
09:41 寺屋敷跡分岐
09:57 宮沢登山道分岐
10:00 稜線十字路
10:04 独鈷山 10:39
10:42 稜線十字路(西前山分岐)
10:50 展望台
12:12 登山口(頂上まであと100分)
12:16 獣害防護柵
12:17 虚空蔵堂
13:00 鞍が淵(日本遺産)
13:03 沢山池独鈷山登山口
天候 晴れのち曇り(出発時登山口氷点下7℃)
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内−首都高速−<美女木JCT>−東京外環自動車道−<大泉IC>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−<上田菅平IC>−国道144号−<中央東>−国道18号−<常磐城四丁目>−県道65号−<神畑>−県道177号−<別所温泉>−県道82号−<手塚地区>−林道(産川線)−沢山池
(都内−上田菅平ICー沢山池:246km)

■復路:沢山池−林道(産川線)−<塩野神社>−県道82号−<南原>−県道169号−<長瀬>−国道152号−<下長瀬西>−県道81号−<東部湯の丸IC>−上信越自動車道−<藤岡JCT>−関越自動車道−<大泉IC>−東京外環自動車道−<美女木JCT>−都内
(沢山池−東部湯の丸IC−都内:239km)

■駐車場:沢山池の独鈷山登山口周辺には駐車場はありません。林道は登山口までは繋がっていますが、その先は落石により通行止めになっており車止めが設置されています。車止め手前に2台ほど、あとは路駐をすることになりますが、路駐は落石の恐れがあります。150mほど手前の鞍が淵には駐車場がありますが、沢山池の改修工事が行われているので使用できるか不明です。
マップコード:468 860 773*27
コース状況/
危険箇所等
■沢山池登山口−稜線
登山口から稜線まで、ほとんど雪はありませんでした。ピンテが豊富で道迷いの心配はありません。登山道は沢筋に沿って登って行き徒渉も何ヶ所かありますが、この時期、水も少なく濡れるような徒渉はありません。稜線が近づくにつれ斜度が増し、稜線直下の急登はつづら折りになります。

■稜線−独鈷山山頂
沢山池コースの稜線歩きの難易度はそれほど低くありません。狭い岩稜の両サイドは切れ落ちている箇所が多いので注意が必要です。
稜線には大きな岩や超えるのが難しい岩が何箇所かあり、トラバース道が付けられています。この時期限定かもしれませんが、地面はガチガチの凍土で硬く落ち葉ごと滑ります。地面の土が軟らかければ問題はないと思います。一ヶ所、トラバース道が滑って怖くて渡れず、進入禁止のロープを越えて稜線の大岩に這い上りました。
この稜線上には、一ヶ所のみお助けロープがありましたが、普通なら必要と思われる急坂の下りや長いトラバース道にはお助け類はありません。
トラバース道は思ったより手がかりが少ないです。凍土や雪面ではピッケル・アイゼンはもとより、補助ザイルがあると安心です。

■独鈷山山頂−西前山登山口
西前山コースは利用する人が多いのか、しっかりとした登山道が整備されています。急坂や危険箇所もありますが、供給過剰なほどお助けロープが掛けられており、注意を怠らなければ危険は少ないと思います。
上田市手塚地区から産川に沿って林道を登ってきましたが、沢山池から先は落石による通行止めで車止めがあります。車のすぐ左側が独鈷山登山口です。
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上田市手塚地区から産川に沿って林道を登ってきましたが、沢山池から先は落石による通行止めで車止めがあります。車のすぐ左側が独鈷山登山口です。
車のすぐ横が登山口です。朝寒くて車から出られずに、7時まで仮眠をしました。日の出の時間は過ぎて明るくなったので登山道に入ります。
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車のすぐ横が登山口です。朝寒くて車から出られずに、7時まで仮眠をしました。日の出の時間は過ぎて明るくなったので登山道に入ります。
登山口から急登を30分ほど登って来ましたが、雪が全くありません。ときどき白いものがありますが、1月場所で「宇良」が撒いた塩程度です。
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登山口から急登を30分ほど登って来ましたが、雪が全くありません。ときどき白いものがありますが、1月場所で「宇良」が撒いた塩程度です。
登山口から1時間ほど、稜線直下まで登って来ました。稜線が近づくと急登になり、つづら折りでないと登れません。ときどきこのような標識があるので、目安として助かります。
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登山口から1時間ほど、稜線直下まで登って来ました。稜線が近づくと急登になり、つづら折りでないと登れません。ときどきこのような標識があるので、目安として助かります。
稜線上に登って来ました。稜線から沢山池に下山する標識ですが、時代ものでほとんど読めません。山中にも読めない標識がいくつかありました。
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稜線上に登って来ました。稜線から沢山池に下山する標識ですが、時代ものでほとんど読めません。山中にも読めない標識がいくつかありました。
稜線上には進入できないようにロープが掛けられている場所があります。山頂標識はトラバース道に向いています。
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稜線上には進入できないようにロープが掛けられている場所があります。山頂標識はトラバース道に向いています。
稜線を巻くトラバース道ですが、ガチガチに凍った凍土です。手がかりが少なく、足もとは滑るので、通過できずに進入禁止に入り稜線の大岩をよじ登りました。
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稜線を巻くトラバース道ですが、ガチガチに凍った凍土です。手がかりが少なく、足もとは滑るので、通過できずに進入禁止に入り稜線の大岩をよじ登りました。
宮沢登山道から合流する稜線十字路へは稜線を行こうかトラバース道を行こうか迷いましたが、以前宮沢登山道で見かけた「沢山湖」の標識を思い出してトラバース道を行きましたが足場が悪く不鮮明です。
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宮沢登山道から合流する稜線十字路へは稜線を行こうかトラバース道を行こうか迷いましたが、以前宮沢登山道で見かけた「沢山湖」の標識を思い出してトラバース道を行きましたが足場が悪く不鮮明です。
独鈷山の山頂です。2回目です。信州百名山の標識があります。日当たりがいいのか、雪が全くありません。
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独鈷山の山頂です。2回目です。信州百名山の標識があります。日当たりがいいのか、雪が全くありません。
基準点名:峰古屋 等級:二等 標高:1266.38m
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基準点名:峰古屋 等級:二等 標高:1266.38m
山頂の展望です。南西の方角には美ヶ原です。
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山頂の展望です。南西の方角には美ヶ原です。
美ヶ原の王ヶ頭をアップに...」
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美ヶ原の王ヶ頭をアップに...」
蓼科山です。八ヶ岳は後ろに隠れて見えません。
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蓼科山です。八ヶ岳は後ろに隠れて見えません。
左手前は大滝山と蝶ヶ岳です。奥は西穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳です。
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左手前は大滝山と蝶ヶ岳です。奥は西穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳です。
奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳をアップに...
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奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳をアップに...
常念岳と横通岳です。奥は大喰岳と槍ヶ岳です。
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常念岳と横通岳です。奥は大喰岳と槍ヶ岳です。
槍ヶ岳をアップに...
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槍ヶ岳をアップに...
西岳と高妻山です。
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西岳と高妻山です。
西岳をアップに...

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西岳をアップに...

高妻山をアップに...
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高妻山をアップに...
左から烏帽子岳、湯ノ丸山、篭ノ登山、黒斑山、浅間山、剣ヶ峰です。
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左から烏帽子岳、湯ノ丸山、篭ノ登山、黒斑山、浅間山、剣ヶ峰です。
浅間山をアップに...
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浅間山をアップに...
塩田平を俯瞰しています。
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塩田平を俯瞰しています。
山頂に35分ほど長居をしましたが誰も登ってきませんでした。下山します。
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山頂に35分ほど長居をしましたが誰も登ってきませんでした。下山します。
下山は西前山へ下ります。
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下山は西前山へ下ります。
こちらのコースはよく整備された登山道で、お助け類もたくさんありました。一ヶ所登山道が崩れていますが、山側に巻き道があります。
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こちらのコースはよく整備された登山道で、お助け類もたくさんありました。一ヶ所登山道が崩れていますが、山側に巻き道があります。
西前山の登山口まで下ってきました。入口には頂上まであと100分の標記があります。
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西前山の登山口まで下ってきました。入口には頂上まであと100分の標記があります。
すぐ先にある獣害防護柵の扉を開けてフェンスの外に出ます。
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すぐ先にある獣害防護柵の扉を開けてフェンスの外に出ます。
フェンスの横に「信州山歩き地図」で見かけたイラストマップがあります。
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フェンスの横に「信州山歩き地図」で見かけたイラストマップがあります。
西登山口のある中禅寺方面には行かず、マレットゴルフ場を通って沢山湖へシュートカットします。これが失敗、藪で下の道路に降りられませんでした。
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西登山口のある中禅寺方面には行かず、マレットゴルフ場を通って沢山湖へシュートカットします。これが失敗、藪で下の道路に降りられませんでした。
マレットゴルフ場から見上げた子檀嶺岳です。
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マレットゴルフ場から見上げた子檀嶺岳です。
林道の途中に山の神がありました。無事に下山できたことを感謝します。
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林道の途中に山の神がありました。無事に下山できたことを感謝します。
終日氷点下のようで寒かったです。
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終日氷点下のようで寒かったです。
沢山池の登山口まで林道を歩いてきました。雪山の道具は修行になりました。独鈷山は修験者が荒行のために登った山だそうです。
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沢山池の登山口まで林道を歩いてきました。雪山の道具は修行になりました。独鈷山は修験者が荒行のために登った山だそうです。
通行止めになっていますが、徒歩で5分程、沢山池を見に来ました。沢山池は「さやまいけ」と読みます。沢山湖(さやまこ)とも云うようです。現在改修工事が行われているようで、水位はだいぶ下がっています。
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通行止めになっていますが、徒歩で5分程、沢山池を見に来ました。沢山池は「さやまいけ」と読みます。沢山湖(さやまこ)とも云うようです。現在改修工事が行われているようで、水位はだいぶ下がっています。
池(ダム)下流には大型重機が何台も入っています。放水路の工事をしているのでしょうか。
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池(ダム)下流には大型重機が何台も入っています。放水路の工事をしているのでしょうか。
沢山池の堤防から見上げた独鈷山の岩峰です。登山道も大岩ゴロゴロです。
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沢山池の堤防から見上げた独鈷山の岩峰です。登山道も大岩ゴロゴロです。
車止めまで戻ってきました。通行止めの区間は短いですが路上に落石が転がっていました。時刻は13時半、いまなら渋滞に巻き込まれずに帰れそうです。
お疲れ〜...
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車止めまで戻ってきました。通行止めの区間は短いですが路上に落石が転がっていました。時刻は13時半、いまなら渋滞に巻き込まれずに帰れそうです。
お疲れ〜...
帰路、2箇所に寄り道をしていきます。下山時にショートカットして通らなかった西前山登山道の登山口です。
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帰路、2箇所に寄り道をしていきます。下山時にショートカットして通らなかった西前山登山道の登山口です。
獣害防護柵の所にあったイラストマップも趣がありますが、こちらの地図が現実的で分かりやすいです。
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獣害防護柵の所にあったイラストマップも趣がありますが、こちらの地図が現実的で分かりやすいです。
塩田には塩野神社が二つあるようですが、今回の参拝は前山の塩田神社です。登山口近くにある鳥居は一の鳥居でしょうか。通常とは逆でこれが二の鳥居です。(追記)
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塩田には塩野神社が二つあるようですが、今回の参拝は前山の塩田神社です。登山口近くにある鳥居は一の鳥居でしょうか。通常とは逆でこれが二の鳥居です。(追記)
境内に入ってきました。二の鳥居に先にあるのは神橋です。これが一の鳥居のようです。(追記)
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境内に入ってきました。二の鳥居に先にあるのは神橋です。これが一の鳥居のようです。(追記)
平安期より続く歴史ある神社で、楼閣造りと呼ばれる二階建ての拝殿です。毎度、些少のお賽銭と大きな願い事です。
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平安期より続く歴史ある神社で、楼閣造りと呼ばれる二階建ての拝殿です。毎度、些少のお賽銭と大きな願い事です。

感想

今年の1月9日、前日に子檀嶺岳に登った後、独鈷山に登る予定だったが、松本市に用事ができたため、鉢伏山に変更した。
独鈷山には、2018年4月に宮沢口から登ったが、南斜面の登山道だったので、今度は北斜面が主体の沢山池から登り、西前山に下山する計画を立てた。

前回の子檀嶺岳は北斜面にはかなり雪があった。里山とはいえ、独鈷山は標高1266m、子檀嶺岳は1223mと独鈷山が40mほど高い。
ザックにはピッケルとワカンを括り付け、12爪のアイゼンを詰め込んだ。

上田市内を走り抜け、別所温泉から手塚地区に入った。ここまで雪は全くなかった。月齢は新月の前、月は殆ど出ていない。産川の橋を渡り、産川沿いに林道を上がっていく。道路はガタガタ、舗装されているのかダートなのか暗くて判らないが、沢山池まで雪はなかった。

沢山池に着いたのは3時半頃、車の温度計は氷点下7℃を示していた。当初、稜線でご来光を見ようと、5時半頃にはヘッデンで出発しようと考えていたが、月明かりは全くないし、この寒さでは車から出るのも億劫になる。沢沿いの登山道で、稜線直下はかなりの急登。明るくなるまで車で仮眠をすることにした。

7時過ぎ、登山口を入り1時間10分ほどで稜線まで登ってきた。稜線まで登れば後は山頂まで樂かと思いきや、ここからが大変だった。狭い岩稜、切れ落ちた両サイド、滑るトラバース道。雪はないけれど、この寒さで凍土と化した急斜面、お助けロープのない急峻な登り降り、落ち葉が積もり登山道が不明瞭なところもあり、久々に緊張した山行を強いられた。
沢山池コースは、他の西前山コースや宮沢コースと異なり、入る人が少ないのか、あまり整備された登山道という感じがしなかった。

今回は登りも下りも山頂でも、誰一人とスライドすることはなかった。そういえば、里に下りてからも道端や田畑でも人は見かけなかったけど、寒いから皆コタツに潜り込んでいるのかしら。
東信の上田・佐久は長野県でも雪が少ないことで知られているが、1月中旬を過ぎてもこれほどまでに雪が少ないとは思わなかった。

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