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Yamareco

記録ID: 512276
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ハイキング
北アメリカ

Mt.Conness (ヨセミテ、ヤング・レイク〜カネス山)

2014年09月08日(月) 〜 2014年09月10日(水)
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plainwoods その他5人

コースタイム

1日目
山行
6:00
休憩
0:00
合計
6:00
11:00
360
Tuolme meadows wildlife center
17:00
lower Young lake
天候 1日目曇り時々雨、2日目・3日目 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
9月6日、成田発、インチョン経由サンフランシスコ着。サンフランシスコ市内ホテル泊。
9月7日、California Parlor Car Tours http://www.calpartours.com/ のバスでサンフランシスコからヨセミテへ。約6時間。
ヨセミテ国立公園内の Curry Village http://www.yosemitepark.com/curry-village.aspx テントキャビン泊。
8日〜10日、現地のトレッキングツアー会社 Wildland Trekking Company http://www.wildlandtrekking.com/ のツアーに参加(本報告)。テントで2泊。
もともとはハーフドーム登頂ツアーだったが、ちょうどこの時山火事で立ち入り禁止となり、急きょ予定変更。
10日、ヨセミテに戻ってCurry Village 泊、11日上記バスでサンフランシスコに戻り市内泊、12日サンフランシスコ発、インチョン経由で13日成田着。
歩いたルート。Young Lake Trail を歩いてLower Young lake畔に張ったテントで2泊、間の1日でMt.Conness往復。
歩いたルート。Young Lake Trail を歩いてLower Young lake畔に張ったテントで2泊、間の1日でMt.Conness往復。
ツアーメンバー。ガイドのピーター(左から2番目)、東海岸から来たJT(左端)、カリフォルニア大学に留学中のクェート人学生Khalid(右端)、ロンドンから来たイギリス人カップルJulie とTim。
ツアーメンバー。ガイドのピーター(左から2番目)、東海岸から来たJT(左端)、カリフォルニア大学に留学中のクェート人学生Khalid(右端)、ロンドンから来たイギリス人カップルJulie とTim。
ヨセミテ・ヴィレッジから車で1時間半ほど行ったトゥオルミ・メドウのwilderness center. この前にYoung Lakes Trail の起点がある。
ヨセミテ・ヴィレッジから車で1時間半ほど行ったトゥオルミ・メドウのwilderness center. この前にYoung Lakes Trail の起点がある。
林に向かって歩く
林に向かって歩く
Young Lakes Trail の入り口(trailhead.)ここから歩き始めた
Young Lakes Trail の入り口(trailhead.)ここから歩き始めた
枯れた木も目立つ森林の中を歩く。
枯れた木も目立つ森林の中を歩く。
このあたりで2800mくらいの高度。まだまだ背の高い木々。時々雨が降ったためレインカバーをつけて頑張って歩く。
このあたりで2800mくらいの高度。まだまだ背の高い木々。時々雨が降ったためレインカバーをつけて頑張って歩く。
だんだんと森林から岩の世界へ。たぶんこの目の前の山がRugged Peak.
だんだんと森林から岩の世界へ。たぶんこの目の前の山がRugged Peak.
Lower Young Lake 畔の林の中がキャンプサイト。
Lower Young Lake 畔の林の中がキャンプサイト。
8日の夜はマイナス4℃まで下がった。ピーターによれば異常な寒さだとの事。9日の朝は霜がおりて湖には氷が張っていた。この夜は寒くてほとんど眠れなかった。
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8日の夜はマイナス4℃まで下がった。ピーターによれば異常な寒さだとの事。9日の朝は霜がおりて湖には氷が張っていた。この夜は寒くてほとんど眠れなかった。
朝のLower Young Lake. まさに鏡のよう。
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朝のLower Young Lake. まさに鏡のよう。
キャンプから望むMt.Conness
キャンプから望むMt.Conness
Mt.Conness登頂途中。シエラ・ネヴァダ山脈をのぞむ。圧倒的な景色!
Mt.Conness登頂途中。シエラ・ネヴァダ山脈をのぞむ。圧倒的な景色!
富士山にちょっと似てる感じのザレザレの斜面。かなりの急こう配。頂上から標高差にして200mくらい?のところまではこんな感じ。最後の部分のみいきなり岩場。
富士山にちょっと似てる感じのザレザレの斜面。かなりの急こう配。頂上から標高差にして200mくらい?のところまではこんな感じ。最後の部分のみいきなり岩場。
頂上直下の岩場の途中。この写真だとわかりにくいが、ほぼ垂直に切れ落ちている断崖。
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頂上直下の岩場の途中。この写真だとわかりにくいが、ほぼ垂直に切れ落ちている断崖。
ギブアップした地点から見上げた頂上。小さく人がいるのが見える。鎖、はしご類は一切なし。
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ギブアップした地点から見上げた頂上。小さく人がいるのが見える。鎖、はしご類は一切なし。
最後の部分。途中に人が見える。
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最後の部分。途中に人が見える。
登頂後のランチを準備中のピーター。このときはクラッカーアンドチーズ、Ranchドレッシング付きのニンジン、果物、頑張ったご褒美のクッキー。
登頂後のランチを準備中のピーター。このときはクラッカーアンドチーズ、Ranchドレッシング付きのニンジン、果物、頑張ったご褒美のクッキー。
同じルートを下って戻る。
同じルートを下って戻る。
国立公園の中なので伐採や植林は一切していないという森林。定期的に山火事が自然発生して木が枯れ、新しい木々が育つのだという。今はしばらく火事がなく密になりすぎている状態。
国立公園の中なので伐採や植林は一切していないという森林。定期的に山火事が自然発生して木が枯れ、新しい木々が育つのだという。今はしばらく火事がなく密になりすぎている状態。
かなり下ったところ。氷河が残していった巨大石がごろごろ。
かなり下ったところ。氷河が残していった巨大石がごろごろ。
炭酸?を含む湧水、Soda Springs. お湯だったら温泉だろうけれど。
炭酸?を含む湧水、Soda Springs. お湯だったら温泉だろうけれど。
無事、出発地点に帰着。
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無事、出発地点に帰着。

装備

備考 寒かった!ダウン必携

感想

ハーフドームに登ろうと、アメリカのトレッキング会社のバックパッキングツアーに申し込んだ。2泊3日で750ドル(ガイド、食糧、諸費用込み)と高かったが、1人では絶対に行けないし、アメリカのツアーを体験してみたかったこともあり、参加を決定。ところがヨセミテに着くとハーフドームの上空に赤っぽい煙が立ち込めており、山火事とのこと。
ツアー初日の朝に集合場所に行くと、ハーフドームは立ち入り禁止なので行き先を変更するとのこと。ヤング・レイク・トレイルを歩いて、Lower Young Lake の畔でテント2泊、間の1日でMt.Conness(カネス山、3837m)登頂というプラン。すべてヨセミテ国立公園内。
結果としては、自分自身は頂上までは行けなかったが全体として素晴らしいプランだった。

ルート等の詳細は写真で大体わかると思うので、ツアーについて。
・ツアー会社The Wildland Trekking Company http://www.wildlandtrekking.com/ は日本でネットで探して申し込み、クレジットカードで全額支払い、何度かメールのやり取りを経て準備完了となった。体力や登山歴、食べ物(食べられないもの等)、さらに英語で必要なコミュニケーションが取れるか、について、かなり細かい確認があった。2泊3日で750ドル+ガイドのチップ(ツアー代金の10〜15%程度)なので全然安くはない。もっと安い会社もある。
・ガイド1名、参加者は筆者含め5人。これがマックスの人数とのこと。ガイドは料理も全て(片付け含む)やってくれる。今回のガイドは、52歳とベテランのピーター。基本は余計なことは言わないタフガイという感じだが、親切であたたかく、信頼できるガイドだった。5人の参加者は、ロンドンから来たイギリス人カップル、東海岸から来たアメリカ人、カリフォルニア大学に留学中のクェート人学生、および日本からの筆者。
・「バックパッキング」なので、テント、食糧、熊よけの食糧保管容器等すべて持って行く。食糧、共同の道具等は分担して担ぐ(ツアー会社が全て用意)。1人につき、12〜15キロ程度(ガイドはもっとたくさん担いでいた)。ザック、トレッキングポール、シュラフ、マット、テントはすべて希望者には無料で貸してくれる。筆者はテントのみ借りたが、他の参加者は全部借りていた。服装と靴だけしっかり用意してくれば後はOKという仕組み。
・食事は毎回全てガイドのピーターが作ってくれた。ピタパンサンド(各自好きなものを挟む)、クラッカーアンドチーズ、マカロニアンドチーズ、野菜炒め丼、等。朝はコーヒー/紅茶と、クスクス、シリアル等。アルコールはなし(持ってきた人はいた)。朝のコーヒー以外は、温かい飲み物(汁物)がなかったのがちょっと残念。

・キャンプサイトとなったLower Young Lake は標高約3000m。8日の夜は零下4℃まで下がった(ただしこれは異常だとのこと、翌日は0℃前後だった)。
・Mt.Conness は、2日目、キャンプサイトからピストン。標高差1000m弱。朝はやたら早いということはなく、7:30頃から朝食、その後準備をして、9:10に出発した。頂上から標高差200mくらい(??)のところまでは、富士山を思い出すザレザレ。傾斜はかなりきつく、皆参ったと言いながら歩いていたが、特に問題はなし。そこから先がいきなり岩場。(ピーター曰く、mountain climbing と呼べるのはこの部分だけ。それ以外はhiking と表現。日本語の「ハイキング」とはニュアンスがだいぶん異なる。)鎖、階段の類は一切なく、ピーターもどんどん先を行ってしまう。1000m以上は確実に切れ落ちていると思われる絶壁にしがみついて渡らなければいけない箇所を1か所はガイドに手を握ってもらって超えたが、さらに難しいところが出て来て筆者はそこで断念。体力的には全く問題なかっただけに、非常に非常に残念。ガイドはこちらが助けてくれと言うか、全く動けなくなってしまうか、でない限りは手を貸さない。その代わり「いつでも止めたくなったら止めてください、頂上行って戻ってくるまでそこで待っていて」。

とにかく岩場を歩けるようになってまた再訪したい。

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コメント

この文章から受けるガイドの印象は、日本人向けではないと思わます。もともとのハーフドームに行けても、登頂できたかどうか怪しいところです。
「ピーターもどんどん先を行ってしまう。1000m以上は確実に切れ落ちていると思われる絶壁にしがみついて渡らなければいけない箇所を1か所はガイドに手を握ってもらって超えたが、さらに難しいところが出て来て筆者はそこで断念。体力的には全く問題なかっただけに、非常に非常に残念。ガイドはこちらが助けてくれと言うか、全く動けなくなってしまうか、でない限りは手を貸さない。その代わり「いつでも止めたくなったら止めてください、頂上行って戻ってくるまでそこで待っていて」。」
2015/8/3 14:53
プロフィール画像
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