Mt.Conness (ヨセミテ、ヤング・レイク〜カネス山)
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
天候 | 1日目曇り時々雨、2日目・3日目 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
9月7日、California Parlor Car Tours http://www.calpartours.com/ のバスでサンフランシスコからヨセミテへ。約6時間。 ヨセミテ国立公園内の Curry Village http://www.yosemitepark.com/curry-village.aspx テントキャビン泊。 8日〜10日、現地のトレッキングツアー会社 Wildland Trekking Company http://www.wildlandtrekking.com/ のツアーに参加(本報告)。テントで2泊。 もともとはハーフドーム登頂ツアーだったが、ちょうどこの時山火事で立ち入り禁止となり、急きょ予定変更。 10日、ヨセミテに戻ってCurry Village 泊、11日上記バスでサンフランシスコに戻り市内泊、12日サンフランシスコ発、インチョン経由で13日成田着。 |
写真
装備
備考 | 寒かった!ダウン必携 |
---|
感想
ハーフドームに登ろうと、アメリカのトレッキング会社のバックパッキングツアーに申し込んだ。2泊3日で750ドル(ガイド、食糧、諸費用込み)と高かったが、1人では絶対に行けないし、アメリカのツアーを体験してみたかったこともあり、参加を決定。ところがヨセミテに着くとハーフドームの上空に赤っぽい煙が立ち込めており、山火事とのこと。
ツアー初日の朝に集合場所に行くと、ハーフドームは立ち入り禁止なので行き先を変更するとのこと。ヤング・レイク・トレイルを歩いて、Lower Young Lake の畔でテント2泊、間の1日でMt.Conness(カネス山、3837m)登頂というプラン。すべてヨセミテ国立公園内。
結果としては、自分自身は頂上までは行けなかったが全体として素晴らしいプランだった。
ルート等の詳細は写真で大体わかると思うので、ツアーについて。
・ツアー会社The Wildland Trekking Company http://www.wildlandtrekking.com/ は日本でネットで探して申し込み、クレジットカードで全額支払い、何度かメールのやり取りを経て準備完了となった。体力や登山歴、食べ物(食べられないもの等)、さらに英語で必要なコミュニケーションが取れるか、について、かなり細かい確認があった。2泊3日で750ドル+ガイドのチップ(ツアー代金の10〜15%程度)なので全然安くはない。もっと安い会社もある。
・ガイド1名、参加者は筆者含め5人。これがマックスの人数とのこと。ガイドは料理も全て(片付け含む)やってくれる。今回のガイドは、52歳とベテランのピーター。基本は余計なことは言わないタフガイという感じだが、親切であたたかく、信頼できるガイドだった。5人の参加者は、ロンドンから来たイギリス人カップル、東海岸から来たアメリカ人、カリフォルニア大学に留学中のクェート人学生、および日本からの筆者。
・「バックパッキング」なので、テント、食糧、熊よけの食糧保管容器等すべて持って行く。食糧、共同の道具等は分担して担ぐ(ツアー会社が全て用意)。1人につき、12〜15キロ程度(ガイドはもっとたくさん担いでいた)。ザック、トレッキングポール、シュラフ、マット、テントはすべて希望者には無料で貸してくれる。筆者はテントのみ借りたが、他の参加者は全部借りていた。服装と靴だけしっかり用意してくれば後はOKという仕組み。
・食事は毎回全てガイドのピーターが作ってくれた。ピタパンサンド(各自好きなものを挟む)、クラッカーアンドチーズ、マカロニアンドチーズ、野菜炒め丼、等。朝はコーヒー/紅茶と、クスクス、シリアル等。アルコールはなし(持ってきた人はいた)。朝のコーヒー以外は、温かい飲み物(汁物)がなかったのがちょっと残念。
・キャンプサイトとなったLower Young Lake は標高約3000m。8日の夜は零下4℃まで下がった(ただしこれは異常だとのこと、翌日は0℃前後だった)。
・Mt.Conness は、2日目、キャンプサイトからピストン。標高差1000m弱。朝はやたら早いということはなく、7:30頃から朝食、その後準備をして、9:10に出発した。頂上から標高差200mくらい(??)のところまでは、富士山を思い出すザレザレ。傾斜はかなりきつく、皆参ったと言いながら歩いていたが、特に問題はなし。そこから先がいきなり岩場。(ピーター曰く、mountain climbing と呼べるのはこの部分だけ。それ以外はhiking と表現。日本語の「ハイキング」とはニュアンスがだいぶん異なる。)鎖、階段の類は一切なく、ピーターもどんどん先を行ってしまう。1000m以上は確実に切れ落ちていると思われる絶壁にしがみついて渡らなければいけない箇所を1か所はガイドに手を握ってもらって超えたが、さらに難しいところが出て来て筆者はそこで断念。体力的には全く問題なかっただけに、非常に非常に残念。ガイドはこちらが助けてくれと言うか、全く動けなくなってしまうか、でない限りは手を貸さない。その代わり「いつでも止めたくなったら止めてください、頂上行って戻ってくるまでそこで待っていて」。
とにかく岩場を歩けるようになってまた再訪したい。
「ピーターもどんどん先を行ってしまう。1000m以上は確実に切れ落ちていると思われる絶壁にしがみついて渡らなければいけない箇所を1か所はガイドに手を握ってもらって超えたが、さらに難しいところが出て来て筆者はそこで断念。体力的には全く問題なかっただけに、非常に非常に残念。ガイドはこちらが助けてくれと言うか、全く動けなくなってしまうか、でない限りは手を貸さない。その代わり「いつでも止めたくなったら止めてください、頂上行って戻ってくるまでそこで待っていて」。」
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する