みちのく潮風トレイル(唐桑町御崎〜高田松原)


- GPS
- --:--
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 701m
- 下り
- 728m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:00
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
御崎バス停 気仙沼コミュニティバス 11:46着 只越上バス停 気仙沼コミュニティバス 18:00発 <2日目> 只越上バス停 気仙沼コミュニティバス 8:22着 陸前高田駅 BRT大船渡線 13:15発(気仙沼行) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大理石海岸では防潮堤工事中で海岸沿いルートが通行止めで、マップとおりには歩けませんでした。(歩行ルート参照) |
その他周辺情報 | あいにくルート周辺で宿が取れなかったので、一度気仙沼市内に戻り宿泊となりましたが、市内への向かうバス亭(只越上)の位置が変わっていて、日が暮れて暗くなった中探すのに苦労しました。バス停は、海岸から500mほど気仙沼市内方面に向かう道路沿いのGSの手前にありました。 |
写真
感想
宮城県唐桑半島南端「御崎」から北上、県境を越え岩手県陸前高田まで。この冬一番の寒気のはずが、風もなく陽を浴び歩いていると汗ばむほどのトレイル日和。巨釜半造までは、初冬で見通しの良くなった海岸沿いの林内を、次々展開する国立公園の美しい海岸風景を楽しみながら気持ちよく歩き、堪能できました。
しかし、好事魔多し、気持ちよく歩いてる最中、財布が警察に届けられたとの連絡。ザックのチャックが開き、あるはずの財布が無。連絡あった地元駐在所にはとても丁寧な優しい対応をいただきました。十数キロ離れた駐在所までは、当日はバスがもうないから出向くのは難しいかろうと、途中までお届けいただいてしまいました。東京からなら財布もなく不便であろうとの神対応に感謝感激、原因は私の不注意なので深く反省しつつ、ありがたい「トレイルマジック」。また財布を届けていただいた方は名乗ることもなく「謝礼は無用、御崎神社に感謝いただければ」と言い残されたとのこと(御崎神社にお参りしておいて良かった。)今回は、私のとってまさにトレイルエンジェルの皆さんに本当に助けられました。唐桑半島での出来事、ご厚意、忘れられないものとなりました。
今回お世話になった気仙沼警察署小原木駐在所は、翌日訪れた大理石海岸ヘのトレイル分岐点。C巡査長にお聞きすると最近ハイカーをよく見かけるようになったとのこと。巡査長のような優しい地元の方々に見守られてトレイルを歩けるありがたさ。あらためて感謝いたしました。人も自然も唐桑は素晴らしいところでした。
陸前高田へは震災前もあわせて六度目の訪問。震災前の立派な松原の記憶があるだけに、それを一瞬で消し去ってしまった巨大津波の恐ろしさが思い起こされます。今、目の前に広がる、波静かな広田湾とそれを望む穏やかな里の初冬風景からは、いつかまた見舞われるであろう自然の脅威を想像することは簡単ではないのですが、その平和でのどかな風景に不釣り合いに見える巨大な防潮堤の存在が、かえって大きな自然の力に翻弄されながらも、生かされている、ささやかで小さなわれわれ人間の存在を思い知らされるように思えました。
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