ミニハイク 「北国海道（西近江路）」のさわりを歩く

2023年02月01日(水) [日帰り]

• GPS: 01:13
• 距離: 4.3km
• 登り: 7m
• 下り: 15m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:14
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:14

11:49 スタート地点
13:02 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

（往路）京阪電車　石山坂本線　島ノ関駅。
（復路）京阪電車　石山坂本線　近江神宮前駅。

コース状況／危険箇所等

　旧東海道の大津宿内で街道が南に折れて京都へ登って行く分岐場所、大津市の京町交差点（「札ノ辻」）を始点として、琵琶湖西岸を北に向かう「北国海道（西近江路）」を少し歩いて来ました。旧道を歩くときは道幅も狭く、車歩道の区別もラインだけと安全が保たれていません！。通行車両に十分注意してください。

写真

2/1 11:47

　今年も大津税務署で、「確定申告の医療費控除」申請を無事に終えました。帰りはいつも近くにある「天孫神社」にお参りします。

2/1 11:47

「天孫神社」は、毎年十月の例祭「大津祭」で有名です。

2/1 11:22

少し東に歩くと、「滋賀県庁」前です。

2/1 11:52

県庁の道路を挟んだ北側は、NHKの大津放送局です。NHK前を北方向に下ると、すぐに東西方向の通りに出会います。この通りが「旧東海道」の「京町通り」です。（NHK放送局の敷地を、反時計回りして「旧東海道」に出て来ました。）

2/1 11:53

「旧東海道」に出て来ました。西方向に歩いて、「北国海道（西近江路）」との分岐点「札ノ辻」に向かいます。

2/1 11:54

右手（北側）に、瀟洒な外観の建物がありました。「近江度量衡株式会社　創業記念館」の看板が、掛けられていました。ここが創業地のようです。計量装置の総合システムメーカーで、現在製造工場は草津市にあります。

2/1 11:54

右手に、「茶」販売店。古くからのお店の様です。

2/1 11:55

JR大津駅と琵琶湖湖岸を南北に結ぶ「駅前大通り」に出て来ました。横断して、 「旧東海道」京町通りを西へ歩いています。

2/1 11:56

現在地地図。

2/1 11:56

古い通りの所々に、マンションが建つようになってきました。

2/1 11:57

「御饅頭処餅兵」前です。覗き込むと立ち寄りたくなるので、なるべく見ないようにして！。

2/1 11:57

町屋レストラン前を通ります。

2/1 11:57

こちらは、仏壇・仏具屋さん。

2/1 11:59

旧大津駅前通り（寺町通り）との交差点まで、歩いて来ました。

2/1 11:59

この通り路線バスが通りますが、シャッターの降りた店が多く、すっかり寂れてしまいました。

2/1 12:00

旧駅前通りを超えて、西へ歩いて行きます。ふと足元を見ると、溝蓋にも「東海道」の表示がありました。

2/1 12:01

空き地の塀にも、このような案内が！。

2/1 12:02

ここは、提灯屋さん！。

2/1 12:03

京阪電車・京津線の通る電車通り、「京町交差点」が見えて来ました。

2/1 12:03

この「京町交差点」が、「札ノ辻（ふだのつじ）」と呼ばれています。「旧東海道」は、この交差点で左折して「逢坂の関」に向けて登って行きます。また「旧北国海道」はここから始まり、始点となります。

2/1 12:05

交差点を渡った西角に、石碑と地図が見えます。

2/1 12:06

石碑は、大津市の道路基準となる「大津市道路元標」でした。

2/1 12:06

地図は、現在地地図でした。「旧北国海道」と書かれた細い濃灰色（ダークグレー）の道筋を、ここから歩いて行きます。

2/1 12:06

溝蓋にも、説明シールが貼られていました。他にも案内用の標柱がありましたが、無くなっていました。

2/1 12:06

「旧北国海道」を、西に歩いて行きます。画面奥のピークは、「如意が岳」です。

2/1 12:08

左手（南方向）に分岐の道路を覗くと、正面に「大津赤十字病院」です。「何度も、お世話になりました！」。

2/1 12:09

分岐を超えると、道路が細くなってきました。

2/1 12:12

湖国では、超有名な菓子舗「叶匠寿庵」本店前を通ります。今日は、水曜で「定休日」でした。

2/1 12:12

「叶匠寿庵」の「お知らせ看板」です。なに！「西川餅」！。西川貴教くん！、「地元滋賀の事なら、何とでもコラボしますね！」

2/1 12:13

正面に、「T型交差点」が見えて来ました。南西にある大津市の長等公園方面から、琵琶湖疎水に架かる「北国橋」を渡って北に延びる道路との分岐です。

2/1 12:13

「T型交差点」に、出て来ました。この通りは、都市計画で拡幅工事中です。左手（南西方向）は、長等公園と逢坂山が見えます。

2/1 12:13

右折して、北方向に下って行きます。

2/1 12:16

左手に商店が見えますが、「古・・」「どぅー読むのかな」。頭脳が錆びついて、知恵が閃きません！。

2/1 12:16

昆布や、昆布との食品を扱うお店でした。

2/1 12:18

北方向に下って行きます。正面に西大津のランドマークタワー「マリー」が見えます。奥の山並みは、「三石岳」です。

2/1 12:20

西側の歩道上に、石標柱がありました。

2/1 12:22

琵琶湖疎水に架かる「北国橋」前まで、下って来ました。

2/1 12:22

現在地地図がありました。この地図では、「旧北国海道」が紫色の線で示されています。次の交差点で右折し、京阪電車・石山坂本線の踏切を越えて出た「六差路」で左折し、北上して行きます。

2/1 12:23

「北国橋（ほっこくばし）」を渡ります。

2/1 12:23

「北国橋」から西側の琵琶湖疎水を覗くと、閘門の改修と開閉自動化工事が行われていました。

2/1 12:24

園城寺（三井寺）への参道とも言われる「大門通り（だいもんどおり）」の交差点に出て来ました。ここで右折し、東方向（琵琶湖方向）に歩きます。

2/1 12:25

「大門通り」に出て、振り返りました、画面の奥は西方向で、道路の突き当りには三井寺の「総門」があります。

2/1 12:26

向きを東方向に戻して、京阪電車・石山坂本線の踏切を越えます。

2/1 12:28

踏切を越えて、琵琶湖疎水端の変則「六差路」交差点に出て来ました、六差路、を一度に写真に収めるのは無理です！。交差点反対側の、江若鉄道廃線跡に整備された「大津絵の道」に向かいます。

2/1 12:28

交差点を渡って、先程の真向かいに来ました。

2/1 12:29

画面アップすると、判りやすくなりました。正面の青いテントカバーの商店の左側が、出て来た「大門通り」です。商店と右側民家の間の隙間が江若鉄道廃線跡で、「大津絵の道」が通っています。その右手の民家前を通る道を屋並みに沿って北上するのが「北国海道」です。

2/1 12:29

ここには「現在地地図」、この右手一帯にあった「大津城」遺構の地図がありました。

2/1 12:29

大津城の地図を見ると、「旧東海道」は外堀の南側を、「北国海道」は外堀の南側と西側を通っているのが判りました。

2/1 12:31

交差点反対側の商店前に戻り、「北国海道」を北に歩いて行きます。歩くとすぐ郵便局があり、右手斜め方向の分岐がありますが、そちらは無視して北方向に直進します。

2/1 12:31

右手のフェンスに、現在地地図が有りました。理髪店と豆腐店に挟まれた道が、「北国海道」です。

2/1 12:34

道なりに歩いて行きます。正面に「大比叡」が見えます。

2/1 12:35

左手に、小さな「蛭子神社」がありました。

2/1 12:35

「蛭子神社」の説明板。

2/1 12:36

道が筋違い風に、曲がって行きます。

2/1 12:38

熊野川橋を渡ります。

2/1 12:40

雰囲気が、ひなびた街道風になってきました。

2/1 12:42

ヴェルツブルグ通りを、横断します。左手（西方向）の山上近くに、「千石岩」が見えます。

2/1 12:47

皇子山中学校の東側を、歩いて行きます。

2/1 12:50

不動川に架かる「不動川橋」を渡り、道なりに直進します。

2/1 12:53

正面に「県道558号線（旧国道161号線）」が、見えて来ました。

2/1 12:54

「県道558号線」に出て、左折します。この向かいには、あの有名な「紅葉パラダイス」がありました。

2/1 12:57

歩道を北方向に、歩いて行きます。右手には「MEGAドンキー」が見えます。

2/1 13:01

近江神宮の参道「神宮道」と交差する、「柳が崎交差点」まで歩いて来ました。

2/1 13:02

交差点の西南角に、石標が建てられていました。これなら、私にも読めます！。

2/1 13:02

「神宮道」側に左折した所で、今日の「北国海道」歩きのゴールとします。

「ヤマレコアプリ」のサービス、今日の「歩行データー」です。

撮影機器：

COOLPIX A10 ニコン

Xperia 10 II SO-41A docomo SONY

感想

gmt66

　私たちの住む琵琶湖西岸を通る主要道路「西近江路」について、子供の頃から興味がありました。琵琶湖の西岸は、比叡・比良の山地がすぐ背後に迫り、高島市の安曇川河口に拡がる扇状地以外に広く平坦な場所はありません。そんな細長い形状の土地ですが、琵琶湖の湖岸線の変化や時代の経過と共に、住民の生活も変わり居住地域も移動し、その時の住民によってより便利なように付け替えたり整備されてきたようです。また古代から、畿内と北陸・北国地域を結ぶ最短路として開かれた歴史的な道でもあります。
　最近、この「西近江路」が「ほっこくかいどう」と呼ばれている事を知りました。近江で「北国街道（ほっこくかいどう）」と呼ばれるのは、琵琶湖東岸の彦根市「中山道・鳥居本宿」で分岐し、米原〜長浜〜木之本〜敦賀〜越前地方に続く街道です。調べてみると「西近江路」は「北国海道（ほっこくかいどう）」で、「海道」と「街道」の違いがありました。そんな「西近江路（北国海道）」も子供の頃に比べると、すっかり変わってしまいました。
　今日、「確定申告」に行った大津税務署が旧東海道に近く、少し歩けば「北国海道」の始点「札ノ辻」です。歩いてみるのに良い機会です！。「どこかに面影が残っていないか？」。「確定申告」を済ませた帰りに、歩いて来ました。