9歳の再挑戦 ウペペサンケ山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,188m
コースタイム
天候 | 晴後曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
1696Pまでハイマツ等の刈り払いがされていました。とても歩きやすくなった事に感謝です。(複雑な思いはありますが) |
その他周辺情報 | 糠平温泉、中村屋 |
写真
装備
個人装備 |
Hiroに非常用にダウンのアウターを持たせた
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感想
2013年9月22日8歳のHiroと歩いたウペペサンケ山。Hiroはブッシュとアップダウンに疲れ果て、時間切れもあり再挑戦を約束し糠平富士で撤退しました。1年間四季を通じて山に行っているとはいえ、3cm位しか身長は伸びていません。あの、赤く染まった稜線を楽しみに、ウペペサンケ山へ。強烈なブッシュを想定して、1時に日高門別を出発し、駐車場に1番乗りです。
朝日を浴びながら、私が先行し、ゆっくりと歩きます。一日中歩き通せる状態を作るのに、重要なペーシング。1時間後、少しペースを上げて子供の歩くスピードで1399Pへ。私のレコを見ているという方を含めた4人パーティーが登って来ました。彼(1人は女性)らのすぐ後を出発します。ここからは下山まで、Hiroを先行させ、Hiroのペースで歩く事にしました。1595Pを登り詰めるとウペペが姿を現します。曇ってきたのは残念ですが、1696Pまでこれがウペペ?と思うほど歩き易く、ハイマツが刈られていた事に気付きました。Hiroにとっては大助かりです。
1696Pからは、ハイマツ漕ぎと稜線歩きで、あの赤い絨毯の様な紅葉を楽しむ事が出来ました。糠平富士まで4時間40分、Hiroは元気です。コルの手前で「頑張ってね」と声をかけてくれた女性2人が、コルを少し登り返した所で撤退すると言います。ここまで来て勿体ない!でも、山は楽しむ所。自分たちの限界を知り撤退する勇気に拍手です。高山植物が多く、チングルマの紅葉も見事です。そして、ウペペサンケ山本峰1848mに。
下山はHiroの後をつけながら、紅葉を楽しみます。男の約束を果たしたHiro。小さい体に秘めた闘志と、物事をやり抜く強い意志がとても嬉しい。これからの人生で、困難に直面した時も、正面からぶつかって乗り越えて欲しい。父と山に登った日々を思い出す時が来るでしょう。人生という単独行登山を、朗らかに登頂して自分に勝ったと言える人生を生き抜いて欲しい。44歳の時に私の子どもとして生まれてくれたHiro。未来の使者を育てるのは、私にとっては老いとの戦いです。駐車場には、もう1台だけ残っているだけでしたが、良く歩き通しました。糠平温泉で汗を流した後、車でHiroの寝息を聞きながら、Hiroとの楽しかった山行の余韻に浸りました。
コメント
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ご一緒させていただいた者です。
大変な思いをした山に再チャレンジ、9歳ですごいな思いながらお話聞いていました。
そして励ましたり見守ったりしながらのmurakami2231さんの登山、本当に素敵だと思います。
これからおHiro君と沢山の山に行かれると思います。
山行記録を楽しみにしています。
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