230204の(1) 化学散歩 和光市から板橋区へ 理研ニホニウム通り

2023年02月04日(土) [日帰り]

• GPS: 01:40
• 距離: 6.5km
• 登り: 26m
• 下り: 25m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:40

距離 6.5km 登り 28m 下り 26m

11:15 スタート地点
12:55 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

【行き】
自宅最寄り駅→戸塚→池袋→和光市
【移動】
下赤塚駅→池袋→次の目的地

その他周辺情報

成増駅前立喰そば　どん亭

写真

2/4 11:15

　朝、ちょっと寝坊して和光市駅にたどりつきました。ここには、化学に関しているハイキングロードがあるんですね。

2/4 11:15

　和光市のキャラクターの「わこうっち」、うん、可愛いですね。

2/4 11:15

　和光市駅前にて、この地出身の「清水かつら」さん作曲の童謡を石碑にしている。「みどりの　そよかぜ」「靴が鳴る」「しかられて」の3つの碑であります。

2/4 11:15

　裏側には説明文、和光ライオンズクラブによるもの。で、ライオンズクラブについて私はあまり詳しくない。

2/4 11:18

　そして、和光市駅から理化学研究所(理研)まで、こんなプレートが埋め込まれた道を歩きます。
　原子番号1、水素。宇宙にある元素で一番量があると思われている元素です。

2/4 11:18

　元素番号6、炭素。私の体も、炭も、ダイヤモンドも炭素です。

2/4 11:19

　原子番号8の酸素。ああ、これがなければ生きられない。ああ、植物の光合成よありがとう。

2/4 11:19

　原子番号13、アルミニウム。職場の窓のサッシも、おにぎり包むのもアルミニウム。

2/4 11:20

　ちなみに、途中にあった和光市のマンホール。

2/4 11:21

　原子番号26 鉄。世の中のいろいろなものに使われています。車の車体も、職場の机も、鉄ばっかり。

2/4 11:22

　先はまだ長い、次々と元素プレートが現れる。

2/4 11:22

　そしょて、ニホニウム制作と言っていいのか？発見と言っていいのか？とにかくおめでとう。ニホニウムモニュメントです。

2/4 11:23

　そう、ニホニウム発見の町と言われていますが、実験内で作ったとも言えるでしょう。

2/4 11:24

　いえいっ、ニホニウム通り。ニホニウムstreet。

2/4 11:24

　原子番号47、銀。漢字では「金」よろ「良い」と書かれるが、当然価値は金の方が高い。

2/4 11:26

　原子番号63、ユーフォニウム。いや違う、ユウロビウムだ。こういうネタで盛り上がれるのは吹奏楽マニアか。

2/4 11:26

　ついでに原子番号85、トロンボーン、いや違うテルビウムです。私は元素周期表を眺めながら吹奏楽部への忠誠を誓っていたのでした。ああ、塩素「Cl」も入れておけばよかったなあ。

2/4 11:29

　原子番号78、白金、プラチナですよ。一度は所有してみたい金属です。

2/4 11:29

　そして原子番号79は金、金は「英雄」に与えられる。なのでAuだと覚えさせられた。今では、携帯電話？まあ、東京オリンピックの金メダルの金は廃棄携帯電話から抽出したということらしいが。

2/4 11:30

　道路を渡るよ歩道橋、向こう側にもまだプレートは続いている。

2/4 11:30

　歩道橋の上にも「ニホニウム通り」という表示が。

2/4 11:31

　いえいっ！！ニホニウム発見の町だ。

2/4 11:32

　原子番号80番は水銀。絶対に口に入れてはいけないやつ。水俣病博物館を見学したときの思いを思い出した。

2/4 11:33

　原子番号94 プルトニウム。長崎型原子爆弾(ファットマン)に使われていた。日本の高速増殖炉はもう研究していないのか？

2/4 11:33

　意外と元素には偉人の名前が使われているんですよ。原子番号96はキュリウム。キュリー夫人から名前を取っている。

2/4 11:34

　大きな道路は国道254号、通称川越街道。帰りはここを歩く予定。

2/4 11:35

　交差点名は理化学研究所正門、その正門に向かって元素プレートはまだ続く。

2/4 11:35

　原子番号99はアインスタニウム。もちろん天才物理学者アインシュタインから。

2/4 11:35

　原子番号101はメンデレビウム。元素周期表を考え出したメンデレーエフに因んでいる。

2/4 11:36

　原子番号102はノーベリウム。もちろん、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの名前を冠している。

2/4 11:36

　103番元素はローレンシウム。科学者ローレンスに因んでいる。彼は、放射性元素の発見に大いに影響を与えた発明をした。私の高校時代は、この元素が名前がついた元素の最後だった。

2/4 11:36

　原子番号104番はラザホージウム。ニュージーランド出身でイギリスの科学者ラザフォードにちなんで名前がつけられた。合成元素で基本自然界には存在しない。

2/4 11:36

　原子番号106番はシーボーギウム。アメリカの核科学者シーボーグに因んで名前がつけられた。

2/4 11:36

　原子番号107はボーリウム。デンマークの科学者ニールス・ボーアに因んでいる。

2/4 11:37

　原子番号111はレントゲニウム、もちろんX線を発見したウィルヘルム・レントゲンから。

2/4 11:37

　原子番号112番はコペルニシウム。当然、天文学者コペルニクスにちなんだ名前だ。

2/4 11:37

　そう、原子番号113番がニホニウム。本当に快挙だよなあ。今後も日本が名付けの権利を持てる元素が合成されることを願っています。

2/4 11:37

　理研の西門です。ニホニウムのオブジェが目立っていますねえ。

2/4 11:38

　原子番号117はテネシン、アメリカテネシー州にちなんで命名された。

2/4 11:38

　そして、118番目はオガネソン、核化学反応に関する研究者ユーリ・オガネシアンにちなんでいる。ちなみに、2023年現在名前がついているのはここまで118番元素までだが、それ以降の元素も仮の名前がついている。

2/4 11:45

　理化学研究所の正門、コロナ禍でなかったら休日は中の博物館が見られたのになあ。

2/4 11:54

　そのまま、国道254号線を歩いていきます、高架の下が国道です。

2/4 11:58

　ねっ、国道254号線でしょう。

2/4 12:01

　この川を渡ると・・・

2/4 12:01

　ああ、オリンピックが橋にあふれている、

2/4 12:01

　振り返ると「埼玉県和光市」の看板が目立つ、そう、東京都板橋区に入ったのだ。自宅から繋がってはいないが板橋区に赤線を描くことができた。

2/4 12:03

　今は、ニトリも食べ物屋さんをやるんですねえ。

2/4 12:03

　そして、東京23区のマンホールですね。

2/4 12:06

　ああ、都会にやってきたって感じ。東京都に入った感じがする。

2/4 12:09

　地下鉄成増駅、成増は地下鉄と東武、2路線使える。

2/4 12:10

　なりますスキップ村。スキップしながら駅に向かいましょう。

2/4 12:11

　でも、やっぱり都会だね。

2/4 12:15

　立ち食いそば屋じゃないですか。これは行くべきです。本日初の食事をここで取りましょう。

2/4 12:18

　50年以上続く立ち食いそば屋さんだそうです。そして、名物がそばだけではなく、豚丼や野菜炒め丼などが人気のようでした。次回はそれらとそばのセットもいいかも。ちなみに今日はきつねそば。

2/4 12:24

　成増駅、ううむ。ここまで来て一駅とはもったいないかなあ。

2/4 12:47

　ということで、東京メトロ赤塚駅を経由して、

2/4 12:49

　東武の下赤塚駅でゴールとしました、ここから移動して次の記録は山に登ります。

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

感想

aideiei

　昨年末から目をつけていたところであります。大学入試などで「水平リーベ僕の船」とか「Hな爺さん水銀飲んで死んだ」とか、妙な元素の覚え方。そう、元素記号に関したハイキングコースがあったんですね。
　理化学研究所が3回合成したことで命名権を得た113番元素、かつてはウンウントリウムと呼ばれていました。合成元素で、世界の様々な国の研究所で様々な方法での合成が進められておりましたが、日本の理化学研究所が3回の合成を行い、この新しい元素の命名権を得ました。色々な候補があったが、結局2016年に「ニホニウム」という名称に決まりました。そして、理化学研究所がある埼玉県和光市に「ニホニウム通り」ができたのでした。
　
　現在元素は118番元素であるオガネソンまで合成、命名されている。そして、それ以降の元素の合成も世界各国が挑戦しているが未だ成功していない。ちょうどオガネソンが第7周期元素で最後の元素であり、第8周期元素の合成はさらに難しくなっていくものとされる。理化学研究所でも当然119番、120番元素の合成に挑戦しているが未だ成功したというニュースは流れて来ていない。
　ちなみに、私が高校生だった時代は「ローレンシウム」が最大の元素とされていた。それからうん10年科学の発展は素晴らしい。

　理化学研究所の西門でニホニウム通りは終わり、しかしながらそのまま駅に戻るわけにもいかないので、隣の駅に行こうとした。そう、成増駅である。ここはもう東京都板橋区、都県境を超えることになるのだ。都県境ということくらいで取り立てて写真に映したいとも思わないが、とりあえず駅につき横の立ち食い蕎麦で一杯、これが朝食県昼食県夕食。今日食事はこれいっぱい飲みで終わってしまった。

　時間調整にもう一駅分歩き、ゴール。もう一ついけるだろうと駅に飛び込んだ。