歩き遍路・区切り打ち第三区（24番〜27番）
徳島県
高知県
alpenhorn
- GPS
- 104:00
- 距離
- 142km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,335m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 3:40
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 9:10
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 10:40
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:20
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:20
| 天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ（微風） 3日目 晴れ 4日目 薄曇り 5日目 晴れ（風やや強し） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
遍路区切り打ち、第二十四番・最御崎寺から第二十七番・神峯寺までの歩き遍路の為の注意事項です。歩き遍路に関する全体的なノウハウは別記事の「第一番〜第十二番」をご覧ください。 1．今回は区切り打ちの第三回目です。札所間距離では、更に先の第三十七番〜第三十八番の80.7Kmに次ぐ、第二位の75.4Km（へんろみち保存協会地図のデータ）の距離があります。今回のロードの距離を減らす為に、第二回目に牟岐駅迄歩いています。 2．「波の音を聴いて、ただただひたすらに歩く」これを修行と言わずして、他の言い方があるでしょうか。土佐は遍路では「修行の道場」と言われ、まさにそれを体感しました。空海の修行の地を訪問できるのも重要で、空海の修行を少しだけ追体験できます。御蔵洞と不動岩は必訪です。 3．なにしろ長いロードです。ポイントは自分体調や足の調子と良く会話する事だと思います。朝一番は快調な歩き出しでも何時くらいから足が重くなるか、休んで後の歩き出しは復調しているか、足が重くても歩いているうちに軽くなるか、各スプリット毎に調子が違います。 4．古目峠は倒木も多く、また沢筋はルートが不明瞭で非常に荒れた状態です。金剛頂寺から不動岩への道は一部不明瞭なところがあります。 5．食料の調達／昼食に非常に苦労しました。また素泊りの宿に泊まる場合、夕食は勿論ですが、翌日の朝昼食の事前入手を十分に考えておく必要があります。コンビニは宍喰のセブンイレブンが最後です。その先は津照寺手前のヤマザキYショップ 室戸店（外からは営業している様に見えましたが、ネットでは閉店の情報もあります）までありません。食堂も殆ど無く、宿にお弁当をつくってもえる場合を除き、カロリーメイトやカップ麺等とお湯を携行する必要があります。 6．唐の浜から高知へは一般道区間もありますが、半分くらいは防波堤歩道や遊歩道があり楽に歩けます。但し、伊尾木で堤防の末端より手前で国道に戻るポイントに注意してください。逆に国道区間は高知市近づくに従って交通量が増加しますので、道路の横断には注意が必要です。 7．本報告におけるヤマレコの示す登り／下りの標高差は、トンネル区間も峠越えとして加算している可能性がありますので、ご注意ください。 |
写真
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大師が修行した、御蔵洞。空と海しか見えない（昔は）洞穴で、空海の法名の由来と言われています。但し今は落石避けで、構造物があります。
感想
●1日目（牟岐駅〜阿波海南）
駅のすぐ先にローソンがあります。大坂峠は省略して、ひたすら先を急ぎました。鯖大師は別格霊場で他の札所と同じ程度の規模のお寺です。国道には「さばせ大福」のお店があり、バラ売りをして貰えるので、記念に食べるのも良いでしょう。
海部川の辺に、都市圏にある様な大きな規模のスーパーマーケットがあります（ここが最後です）。
・昼食 牟岐先の国道沿いの中華料理「揚子江」（その先に「屋形船」と言う海鮮料理屋があります）
・夕食 スーパーで調達
・宿泊費 \7,000 （ふくちゃん、コテジ1棟借り 素泊り、評価：とても良い）
・歩行キロ数 13.3Km （地図上の計測）
・歩数 25,700歩 （iPhone計測）
・歩行時間 3時間40分
●2日目（阿波海南〜尾崎）
ひたすらロードの1日です。宍喰が最後のコンビニです。古目大師にお参りし、道なりに行き古目関所跡で右折、その先目立たない標識に従って古目峠への旧土佐街道に入ります。最近殆ど歩かれていない模様で、下草が茂りや倒木で塞がれた箇所もあります。首切り石仏のある峠を越え、不安定な道を行くと沢筋になり、かなりルートが不明瞭ですので注意してください。甲浦番所跡から右に雰囲気のある漁村を歩きます。ゴロゴロ岩の休憩所付近では、本当に波に揺られて岩がゴロゴロ音をたてています。佐喜浜には小さなスーパがあり、お惣菜も少し置いてあります。
・朝食 前日スーパーで調達
・昼食 前日スーパーで調達
・夕食 佐喜浜の小スーパ−で調達
・宿泊費 \5,200 （ロッジ尾崎、朝食付、予約を入れた時刻の関係で夕食はなかったです。 評価：良い）
・歩行キロ数 34.2Km
・歩数 51,700歩
・歩行時間 9時間10分
●3日目（最御崎寺、津照寺、金剛頂寺）
一本道で迷う所はありません。御蔵洞は必訪です。遍路道上に食堂はありません。今日は観光地通過なので食事には困らないと思っていましたが、期待を裏切られました。室戸岬郵便局近くの小さな商店でなんとかパンにありつけました。地元のおばあちゃんに「ポンカン」のお接待を頂きました。金剛頂寺から不動岩への道は一部不明瞭です。不動岩も必訪です。また空海遍路文化会館は建物も素晴しく、また貴重な資料があります。吉良川には小さなスーパーがあります。吉良川は伝統的構造物群保存地域です。
・昼食 室戸岬郵便局近くの商店でパン購入
・夕食 鯨（いさ）の郷でテイクアウト
・宿泊費 \7,700 （蔵空間、 歴史的建造物の蔵造りの宿、一棟借り、 評価：非常に素晴しい）
・歩行キロ数 32.7Km
・歩数 53,600歩
・歩行時間 10時間45分
●4日目（神峯寺）
今日明日のルート上で宿は少なく、脚力の範囲内で唯一存在する唐の浜の宿に、前日夜に予約を入れました。中山峠は気が付かずに国道を羽根岬を通りました。羽根岬は景観の良い岬です。奈半利にある濱田家住宅は中に入れませんが、周りからでも素晴しい建物を見る事ができ、また田野町にも古い建物が残っています。宿に荷物をデポし神峯寺を往復しました。宿の主に聞くと往復3時間〜3時間半とのことでした。神峯寺は山寺で、車道ができるまでは遍路最難の札所の一つだったそうです。
・昼食 豚太郎（田野町、ラーメン屋）
・宿泊費 \6,000 （唐の浜、2食付、 評価：普通）
・歩行キロ数 28.6Km
・歩数 46,700歩
・歩行時間 9時間30分
●5日目 （唐の浜〜高知空港）
ひたすらロードです。かなりの部分は堤防歩道、サイクリングロードを利用でき、楽に歩けます。但しこれらの道の入口や、一般道への復帰ポイントに注意してください。堀切で琴ヶ浜の海岸に出て突堤に立つと、波打ち際を真上から見る事ができます。
・昼食 堀切の「琴ヶ浜かっぱ市」で調達
・歩行キロ数 35.4Km
・歩数 57,800歩
・歩行時間 9時間20分
●合計（上記とはまるめ誤差があります）
・日数 4.5日
・歩行時間 42時間24分
・歩数 235，400歩
・キロ数 144.2Km
・交通費 ￥72,624（羽田〜徳島、高知〜羽田航空機含む）
・宿泊費 ￥26,880（4泊）
・食費 ￥9,017
・その他 \1,000
費用合計 ￥109,521
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