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Yamareco

記録ID: 515107
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

大神宮原~中央峰~中林の滝~井水山~泉山~笠菅峠

2014年09月21日(日) [日帰り]
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Machapuchare その他1人
GPS
--:--
距離
10.0km
登り
1,335m
下り
1,140m

コースタイム

日帰り
山行
5:50
休憩
0:52
合計
6:42
8:41
68
大神宮原登山口
9:49
9:55
12
10:07
10:17
43
津山高ヒュッテ
11:00
11:05
17
ゆるぎ岩
11:22
11:43
15
二の滝
11:58
12:00
32
中林の滝(一の滝)
12:32
12:32
26
火の滝
12:58
12:58
48
十六夜の滝
13:46
13:46
9
13:55
14:00
23
のぞき岩
14:23
14:23
14
14:37
14:40
43
15:23
歩行距離10km、歩行時間6時間、歩行数22,700歩
泉山の魅力を漏れなく味わうコース
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅奥津温泉から東方面の笠菅(かさすげ)峠に伸びている道を進み、奥津GCを越え、笠菅峠とのほぼ中間点ぐらいにある大神宮原(おおがみみやはら)に登山口があります。
目印はトイレで、トイレの前の道を隔てた所に車を数台置けるスペースがあります。
トイレは水洗で男女別に分かれていますが、手を洗う水はどちらにもないかもしれません。
この登山口からの登りは“泉山(いずみやま)Cコース”と呼ばれています。
コース状況/
危険箇所等
泉山の尾根や稜線上の登山道はとても整備され、分岐点や頂上に必ず道標がついているので、迷うことなく山行ができます。
登りは直登が多く、稜線に近づくにつれハードになります。
ひとたび稜線まで上がると、なだらかな傾斜となり、稜線の延長上にある笠菅峠までの道はスムーズに進むことができます。
一方、稜線の東側にある中林(ちゅうり)・天の川コースは沢を横切る所で迷いやすい所が1・2か所ほどありますが、道そのものは大半は歩きやすい道です。ただし、直登が多いので、体力的には登りも下りもハードです。
ゆるぎ岩やのぞき岩はとてもスリリングな岩で泉山のアトラクションとして楽しむことができます。
“泉”の名の通り、水がきれい(湧水)で豊富なので、そのまま飲むことがきます。(必ずしも推奨しているわけではありません。)
その他周辺情報 登山口から3km西に下りると、奥津温泉があります。
昼までに登山を終えた人はゆっくりと温泉につかり、昼飯を“温泉亭”のランチバイキングで摂ると、登山の疲れが癒されるでしよう。
なお、紅葉の時期は、この辺りは車が大渋滞となりますので、県道75線から香々美(かがみ)ダムを経て、東方面からアプローチしたほうがいいでしょう。
大神宮原(おおがみみやはら)の登山口です。
一見、車でさらに奥まで進めそうですが、車両侵入禁止となっています。
大神宮原(おおがみみやはら)の登山口です。
一見、車でさらに奥まで進めそうですが、車両侵入禁止となっています。
標高730m辺りで、泉山への登山道口に入ります。
杖が用意されています。どこの登山口で返しても大丈夫だと思います。
標高730m辺りで、泉山への登山道口に入ります。
杖が用意されています。どこの登山口で返しても大丈夫だと思います。
泉山Cコース標高760m辺りにある休憩舎(跡)です。
ベンチがいくつかありますので、実際に休憩できます。
泉山Cコース標高760m辺りにある休憩舎(跡)です。
ベンチがいくつかありますので、実際に休憩できます。
泉山Cコース標高850m辺りで急に視界が広がります。
ここから泉山(いずみやま)を望むことができます。
泉山Cコース標高850m辺りで急に視界が広がります。
ここから泉山(いずみやま)を望むことができます。
泉山Cコースを詰めると、中央峰1,198mに出てきます。
ここが泉山(北東方面)の稜線上の分岐点となります。
泉山Cコースを詰めると、中央峰1,198mに出てきます。
ここが泉山(北東方面)の稜線上の分岐点となります。
中央峰頂上から泉山(いずみやま)1,208.9mを望む。
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中央峰頂上から泉山(いずみやま)1,208.9mを望む。
津山高ヒュッテ(標高1,070m)のすぐ近くに湧き水が溢れています。くせのないおいしい水です。
水に溶ける粉コーヒーやジュースを持ってこなかったことを後悔しました。
津山高ヒュッテ(標高1,070m)のすぐ近くに湧き水が溢れています。くせのないおいしい水です。
水に溶ける粉コーヒーやジュースを持ってこなかったことを後悔しました。
津山高ヒュッテの内部です。
中はとても綺麗で生活しやすそうな空間でした。
来春、津山高校に中学が併設されるんですって!?
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津山高ヒュッテの内部です。
中はとても綺麗で生活しやすそうな空間でした。
来春、津山高校に中学が併設されるんですって!?
津山高ヒュッテから中林(ちゅうり)直登コースを降り切った分岐点(標高850m)。
ここは火の滝(南西)と二の滝(北東)の分岐点でもあります。
津山高ヒュッテから中林(ちゅうり)直登コースを降り切った分岐点(標高850m)。
ここは火の滝(南西)と二の滝(北東)の分岐点でもあります。
分岐点近くの“ゆるぎ岩”の入口です。
ただの岩ではなさそうなロケーションです。
さて、この先にあるのは・・・
分岐点近くの“ゆるぎ岩”の入口です。
ただの岩ではなさそうなロケーションです。
さて、この先にあるのは・・・
“ゆるぎ岩”の上です。
本当に岩がゆらゆらと揺れます(*_*)
気が弱い人は恐怖で動けなくなるかもしれません。
なぜ転がっていかないのか不思議です。
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“ゆるぎ岩”の上です。
本当に岩がゆらゆらと揺れます(*_*)
気が弱い人は恐怖で動けなくなるかもしれません。
なぜ転がっていかないのか不思議です。
ゆるぎ岩から北東に進むと“二の滝(標高780m)”に出てきました。
小さな沢ですが、高度差があるので、このような落差のある滝ができるのでしょう。
ゆるぎ岩から北東に進むと“二の滝(標高780m)”に出てきました。
小さな沢ですが、高度差があるので、このような落差のある滝ができるのでしょう。
二の滝の右側の巻き道(獣道)を進むと、二の滝の上部に別の滝が見えてきました。段差のある滝でしたが、三の滝がどうか不明です。
(三の滝は写真ではもっと落差の少ないしょぼい滝?)
二の滝の右側の巻き道(獣道)を進むと、二の滝の上部に別の滝が見えてきました。段差のある滝でしたが、三の滝がどうか不明です。
(三の滝は写真ではもっと落差の少ないしょぼい滝?)
二の滝を沢沿いに下りていくと、道と沢の出合い標高580mに中林(ちゅうり)の滝(=一の滝)が出てきました。
すぐ側には“おこもり堂”という小さな神社がありました。
二の滝を沢沿いに下りていくと、道と沢の出合い標高580mに中林(ちゅうり)の滝(=一の滝)が出てきました。
すぐ側には“おこもり堂”という小さな神社がありました。
中林の滝を少し下った標高610mのところが、天の川コースと二の滝コースの分岐点です。
ここの案内図はアバウトすぎてさっぱりわかりません(-_-;)
中林の滝を少し下った標高610mのところが、天の川コースと二の滝コースの分岐点です。
ここの案内図はアバウトすぎてさっぱりわかりません(-_-;)
天の川コース上にある“火の滝(標高760m)”です。
ここに来るまでの直前の道が少し迷いやすいですが、原則沢の右側を歩く、大きな岩が出てきたら右に巻いて進めば、大丈夫です。
道は滝の前を横断します。
天の川コース上にある“火の滝(標高760m)”です。
ここに来るまでの直前の道が少し迷いやすいですが、原則沢の右側を歩く、大きな岩が出てきたら右に巻いて進めば、大丈夫です。
道は滝の前を横断します。
火の滝よりさらに上流にある“十六夜(いざよい)の滝(標高850m)”です。
滝の手前には岡山県で発見されたと言われているトリカブト、サンヨウブシ(主に山陰地方で自生)が綺麗に咲いていました。
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火の滝よりさらに上流にある“十六夜(いざよい)の滝(標高850m)”です。
滝の手前には岡山県で発見されたと言われているトリカブト、サンヨウブシ(主に山陰地方で自生)が綺麗に咲いていました。
天の川コースが尾根道になり、標高1,050mのところで展望小屋が出てきました。
展望はいいですが、椅子が傾いていてくつろげません(*_*)
天の川コースが尾根道になり、標高1,050mのところで展望小屋が出てきました。
展望はいいですが、椅子が傾いていてくつろげません(*_*)
稜線に出てきた瞬間、井水(いみず)山のピーク1,150mがありました。
福ヶ乢(ふくがたわ)と中央峰の分岐点です。
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稜線に出てきた瞬間、井水(いみず)山のピーク1,150mがありました。
福ヶ乢(ふくがたわ)と中央峰の分岐点です。
井水山を道標に従って下ったところに“のぞき岩”がありました。
この岩の下は約70m垂直に切れていますので気の弱い方は写真のような真似はやめましょう!
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井水山を道標に従って下ったところに“のぞき岩”がありました。
この岩の下は約70m垂直に切れていますので気の弱い方は写真のような真似はやめましょう!
やっとメインの泉山ピーク1,208.9mに立ちました。
岡山県で6番目に高い山です。
360度パノラマ展望です。
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やっとメインの泉山ピーク1,208.9mに立ちました。
岡山県で6番目に高い山です。
360度パノラマ展望です。
泉山の頂上にライオンがいました。
きっとゴーゴンでも見て石にされたのかもしれません。
泉山の頂上にライオンがいました。
きっとゴーゴンでも見て石にされたのかもしれません。
泉山から笠菅(かさすげ)峠に向かう稜線上(標高1,100m)に“泉山”の文字が現れました。
送り火でもやっているのかな?
泉山から笠菅(かさすげ)峠に向かう稜線上(標高1,100m)に“泉山”の文字が現れました。
送り火でもやっているのかな?
笠菅峠から延びる林道と泉山からの登山道が交わる地点(標高900m)です。6時間半後やっとゴール(T_T)/~~~
笠菅峠から泉山への登山口でもあります。
泉山全コースでもっとも足にやさしいコースです。
初心者にはお薦めのコースです。
笠菅峠から延びる林道と泉山からの登山道が交わる地点(標高900m)です。6時間半後やっとゴール(T_T)/~~~
笠菅峠から泉山への登山口でもあります。
泉山全コースでもっとも足にやさしいコースです。
初心者にはお薦めのコースです。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 着替え用衣類 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 ファスナー付クリアーファイル コンパス 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能)
備考 自然の飲み水が豊富でしたので、粉末のジュース(コーヒーなど)を持っていけばよかったと思いました。

感想

泉山は主なコースが5つほどあり、初心者から上級者まで誰でも楽しめる山です。
今回は泉山の魅力あるスポットをできる限り全て見て回ろうと、稜線(尾根)だけでなく、沢や滝巡り、岩巡りコースも設定しました。

稜線に出るまでの登山道はどこも直登が多く、体力をかなり消耗します。
しかし、ひとたび稜線に出ると、井水山1,150m、中央峰1,198m、泉山1,208mとあまり高度差がなく、初心者の方でもハイキング気分で山行を楽しめます。
また、展望もよく、どのピークも360度展望を楽しむことができます。
体力的にあまり自信がない場合は、笠菅峠からのルートは高度差があまりない傾斜のゆるやかなコースですのでお薦めです。

沢や滝巡りコースは往復すると体力的には厳しく、一部道に迷う所もあるので、中上級者向けのコースですが、全コースでもっとも魅力的なコースです。
今回、事前情報で中林道が閉鎖されている可能性があることを知り、敢えて稜線からアプローチをかけました。安全性を考慮し、下りは尾根沿い、登りは沢沿いのコースを進みました。分岐点や滝には道標やネームプレートがあるので、想像していたより道に迷うことなく進むことができました。ただし、位置や方位を正確に把握するために地図とコンパスは必携です。
“泉山”の名前が示す通り、津山高ヒュッテ近くでおいしい湧水を飲み英気を養い、沢でも純粋なミネラルウォーター?を飲むことができます。ただし、店頭に売っている煮沸された日本のミネラルウォーターとは異なり、エビアン同様の天然水で、衛生上なんとも言えませんので自己責任で飲むことになります。ちなみに笠菅峠近くにも水場があります。
沢の規模が小さく水量も少ないのに、落差のある滝がいくつもあり、それなりに立派に見えるのは、この辺りの地形によるものだと思われます。滝の周辺にはサンヨウブシ(トリカブト)など高山植物が自生していたりするので、滝巡りは本当に心を癒してくれます。

この山域でもっともアドベンチャーなのは“岩”です。
中林直登コースを降り切ったところにある“ゆるぎ岩”はその名の通り、少し体を揺らしただけで、岩そのものが揺れます。なぜ揺れるのか、その仕組みが確認できないので、恐怖です。
また、井水山頂上の近くにある“のぞき岩”は岩の向こうがバンジーでもできそうな70m垂直に切りたった状態です。下を直視することはできませんでした。
いずれの岩もそれまでの疲れを完全に吹っ飛ばすほどのインパクトがあります。

笠菅峠まで下山した後に、車が停めてある大神宮原まで車道を3.5kmも歩かなければならなかったのですが、たまたま明日の泉山登山のため登山口の下見をしていた夫婦のご厚意により、車で送っていただくことになりました。
実はこの日、記念日で17時30分に岡山市にあるレストランに行く予定で、そのときすでに15時30分でしたので、もう間に合わないと思っていた矢先の出来事でした。
山で出合う人は利他心を持つ方が多いので、とても助かります。

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