大神宮原~中央峰~中林の滝~井水山~泉山~笠菅峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:42
泉山の魅力を漏れなく味わうコース
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
目印はトイレで、トイレの前の道を隔てた所に車を数台置けるスペースがあります。 トイレは水洗で男女別に分かれていますが、手を洗う水はどちらにもないかもしれません。 この登山口からの登りは“泉山(いずみやま)Cコース”と呼ばれています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
泉山の尾根や稜線上の登山道はとても整備され、分岐点や頂上に必ず道標がついているので、迷うことなく山行ができます。 登りは直登が多く、稜線に近づくにつれハードになります。 ひとたび稜線まで上がると、なだらかな傾斜となり、稜線の延長上にある笠菅峠までの道はスムーズに進むことができます。 一方、稜線の東側にある中林(ちゅうり)・天の川コースは沢を横切る所で迷いやすい所が1・2か所ほどありますが、道そのものは大半は歩きやすい道です。ただし、直登が多いので、体力的には登りも下りもハードです。 ゆるぎ岩やのぞき岩はとてもスリリングな岩で泉山のアトラクションとして楽しむことができます。 “泉”の名の通り、水がきれい(湧水)で豊富なので、そのまま飲むことがきます。(必ずしも推奨しているわけではありません。) |
その他周辺情報 | 登山口から3km西に下りると、奥津温泉があります。 昼までに登山を終えた人はゆっくりと温泉につかり、昼飯を“温泉亭”のランチバイキングで摂ると、登山の疲れが癒されるでしよう。 なお、紅葉の時期は、この辺りは車が大渋滞となりますので、県道75線から香々美(かがみ)ダムを経て、東方面からアプローチしたほうがいいでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
着替え用衣類
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
ファスナー付クリアーファイル
コンパス
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
|
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備考 | 自然の飲み水が豊富でしたので、粉末のジュース(コーヒーなど)を持っていけばよかったと思いました。 |
感想
泉山は主なコースが5つほどあり、初心者から上級者まで誰でも楽しめる山です。
今回は泉山の魅力あるスポットをできる限り全て見て回ろうと、稜線(尾根)だけでなく、沢や滝巡り、岩巡りコースも設定しました。
稜線に出るまでの登山道はどこも直登が多く、体力をかなり消耗します。
しかし、ひとたび稜線に出ると、井水山1,150m、中央峰1,198m、泉山1,208mとあまり高度差がなく、初心者の方でもハイキング気分で山行を楽しめます。
また、展望もよく、どのピークも360度展望を楽しむことができます。
体力的にあまり自信がない場合は、笠菅峠からのルートは高度差があまりない傾斜のゆるやかなコースですのでお薦めです。
沢や滝巡りコースは往復すると体力的には厳しく、一部道に迷う所もあるので、中上級者向けのコースですが、全コースでもっとも魅力的なコースです。
今回、事前情報で中林道が閉鎖されている可能性があることを知り、敢えて稜線からアプローチをかけました。安全性を考慮し、下りは尾根沿い、登りは沢沿いのコースを進みました。分岐点や滝には道標やネームプレートがあるので、想像していたより道に迷うことなく進むことができました。ただし、位置や方位を正確に把握するために地図とコンパスは必携です。
“泉山”の名前が示す通り、津山高ヒュッテ近くでおいしい湧水を飲み英気を養い、沢でも純粋なミネラルウォーター?を飲むことができます。ただし、店頭に売っている煮沸された日本のミネラルウォーターとは異なり、エビアン同様の天然水で、衛生上なんとも言えませんので自己責任で飲むことになります。ちなみに笠菅峠近くにも水場があります。
沢の規模が小さく水量も少ないのに、落差のある滝がいくつもあり、それなりに立派に見えるのは、この辺りの地形によるものだと思われます。滝の周辺にはサンヨウブシ(トリカブト)など高山植物が自生していたりするので、滝巡りは本当に心を癒してくれます。
この山域でもっともアドベンチャーなのは“岩”です。
中林直登コースを降り切ったところにある“ゆるぎ岩”はその名の通り、少し体を揺らしただけで、岩そのものが揺れます。なぜ揺れるのか、その仕組みが確認できないので、恐怖です。
また、井水山頂上の近くにある“のぞき岩”は岩の向こうがバンジーでもできそうな70m垂直に切りたった状態です。下を直視することはできませんでした。
いずれの岩もそれまでの疲れを完全に吹っ飛ばすほどのインパクトがあります。
笠菅峠まで下山した後に、車が停めてある大神宮原まで車道を3.5kmも歩かなければならなかったのですが、たまたま明日の泉山登山のため登山口の下見をしていた夫婦のご厚意により、車で送っていただくことになりました。
実はこの日、記念日で17時30分に岡山市にあるレストランに行く予定で、そのときすでに15時30分でしたので、もう間に合わないと思っていた矢先の出来事でした。
山で出合う人は利他心を持つ方が多いので、とても助かります。
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