眺望の里山！ 就志森

2023年02月18日(土) [日帰り]

• GPS: 03:33
• 距離: 5.1km
• 登り: 363m
• 下り: 351m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:55
• 休憩: 0:39
• 合計: 3:34

9:47 晴間沢登山口
11:24 12:03 就志森
13:21 晴間沢登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

晴間沢登山口は道の左右に一台ずつ車を止められるスペースがあった。いつも除雪されているのかはわからない。

コース状況／危険箇所等

危険な場所はとくにありません。

その他周辺情報

葛巻の市街地にあるコンビニなどが一番近い補給ポイントでしょうか。

写真

晴間沢登山口を出発！
ツ「行くぜ！」

少し進むと民家に突き当たる。人の気配は無い。

道は民家前から左手に折れ林の中に続いていく。林の中に入ると数日前のものと思われる足跡が残っていた。

「三合目」という標識が現れた。思った以上に人の手が入っている。

里山だけに作業道や杣道など分岐も多い。一応手元の地図で確認しながら進むが、足跡は迷う素振りも見せず正解の方向へと進んでいく。

木々の間からひと際高いピークが見えてきた。あれが就志森だろうか。

道の脇には小さいながら雪庇ができている。今は穏やかだが風が強い場所なのかもしれない。

車も通れるような大きな林道に出た。山頂は右手に見える急な斜面の上にあるのだが…。

ここは山腹をトラバースして取り付きやすい場所に向かうようだ。林道から逸れ、右手の林の中に入っていく。

三合目以来の六合目標識。

その先には分岐点が有り、一方は七合目へ、もう一方は八合目へ向かうと記されている。

我々はショートカットして七合目をすっ飛ばして八合目へ向かう道を選んだ。それなりに急な登りだった。

地京登山口からの道と合流。そこには大勢で踏み固められた立派なトレースが着いていた。しかも新しい。おそらく今日のものだ。

そのトレースに導かれて八合目へ。正直、トレースなんか期待していなかったから拍子抜けした。

九合目には札が二枚かかっていた。これでもかというほど人の気配が濃厚な筑紫森。寂峰ではなかったらしい。このあたりで件のトレースの主に出会う。十人ほどのパーティだった。地元の方なのかな？

九合目を過ぎれば最後のひと登り。尾根が狭まっていく先に山頂が有るはず。

おもいがけず広々とした空間に出た。低山だから眺望は期待していなかったのだが、これは素晴らしい。

山頂には立派な標識が二つもある。せっかくなのでそれぞれで記念写真を撮った。「戸田つくし三山」「藩境塚」など情報も多い。

こちらには「九戸10名山」「立石長峰」などの表記がある。いずれも初めて聞くものばかり。

山頂からの眺めは特に北東方向が優れている。階上岳や八戸あたりまで広く見渡すことができる。

反対の南西方向も一部の樹木が伐採されて眺望が確保されている。写真では見づらいが岩手山や八幡平の山々を望むことができる。

風もほとんど無く暖かかったので山頂でのんびり休憩した。コーヒーを飲みお菓子を食べ、満足したので下山の途に就く。下りは基本的には往路を戻るだけだが…

時々、踏み跡から外れてガフガフの深雪を踏んで遊びながら帰った。

民家が見えてきたらゴールも近い。

やあ、最後まで景色がいいな！

無事に下山。
ツ「お疲れ！」

茶「…なんかワカンがすごいことになってるね」
ツ「ワックスか何か塗ったらええかのぅ」

感想

ちゃってぃ

良い天気に誘われてプチ遠出…ということで、九戸にある就志森に行ってきました。マイナーな里山だと思っていたので貸し切りのつもりで行ったのですが、登山口で単独の登山者と、そして九合目付近で10人ほどの団体さんとすれ違いました。予想外に多くの人と出会いました。
登ってわかったことですが、この山は地元の山岳会によってかなり整備されています。登山口や途中の分岐にある案内標識、ピンクテープなどの目印、そして山頂周辺の整備などかなり大掛かりに手が入れられていました。地元の方の愛を感じます。
おそらく樹木を伐採して見晴らしを良くした山頂はとても居心地が良い空間でした。北に傾城峠や階上岳、もしかしたら八戸あたりの海も見えているのかも。西に岩手山や奥中山高原、安比高原など。360度というわけにはいきませんが、かなり広範囲の眺望を得られます。
もし就志森に行こうというのならば、ぜひ天気の良い日にどうぞ。