世田谷区分水界(戸越から品川用水を辿って境浄水場まで)
- GPS
- 07:41
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 40m
- 下り
- 2m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:42
天候 | はれ https://tenki.jp/past/2023/02/26/satellite/japan-near/ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
am612発〜戸越駅am614着 帰路 武蔵境駅 https://www.jreast-timetable.jp/timetable/list1528.html 204pm発〜三鷹駅207pm着、特快208pm発〜新宿駅221pm着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般の市街地歩きです。自治体ウォーキンングコース、遊歩道の類では全くない(市街地バリw)ので、道標なんてものはありません。 https://foundation.tokyu.co.jp/environment/wp-content/uploads/2018/04/G232.pdf を頭に叩きこんで臨みます 序盤の「文庫の森」 https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/bunkonomori/ 「都立林試の森公園」 https://www.tokyo-park.or.jp/park/map/rinshi_map.pdf さて、「品川用水」とは、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E5%B7%9D%E7%94%A8%E6%B0%B4 1664年に細川家が戸越に構えた江戸下屋敷の広大な庭の池(写真1を参照)に道楽で(笑)玉川上水から引水したがわずか二年で(以下、略)という細川家らしからぬお話ですが、経緯はさておき、世田谷区では、南の多摩川水系(仙川)、吞川、立会川と北の目黒川水系(蛇崩川、烏山川ほか)の分水界に敷設されたらしい、ってのが、尾根フェチwとして惹かれた理由です。地盤的には、環八より上流側は目黒面、下流側から目黒通辺りまで荏原面(下末吉面相当)、さらに下流側は、目黒面の模様。台地は、呑川、立会川水系と蛇崩川に南北から削られます 品川用水を遡ると、品川区を抜けて目黒区に入ってすぐ、清水池(写真8を参照)は立会川の水源の一つですが、品川用水は、辛うじて東側の高みを大曲しつつ通過します https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/sports_koen_yoka/sanpo/himonya.files/07himonya_web.pdf 一難さってまた一難(笑)、世田谷区の「新町2」交差点付近で、南に呑川本流の谷頭、北に蛇崩川支流の谷頭が迫って、荏原台は極限まで狭まります(つまり、「痩せ尾根」w)が、品川用水は、見事にこの尾根上を通過します というふうに、基本、分水界の名目を保つ品川用水ですが、三鷹市との境付近では緊張が緩んだのか、粕谷で水無川(一年の大部分は枯れ川なんだからいいじゃんw、ということなのか、)を右岸から左岸に築樋で越えて、下本宿で、「中川遊歩道」こと水無川 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/007/002/005/003/d00129897_d/fil/MAP_MIZUNASHI_OVER.pdf を左岸から右岸に越える(戸越から遡ったのでこういう書きぶりにしましたが、本来の水の流れから言えば、下本宿で左岸に越えて、粕谷で右岸に戻る、となります)という、分水界にあるまじきw乱暴なふるまいを垣間見せます。ま、大方にとって、どーでもいいことですw |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
地図(地形図)
GPS
筆記用具
日焼け止め
携帯
ナイフ
カメラ
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感想
さて、小学校の算数で「台形」を覚え、社会科で「わたしたちの暮らす武蔵野台地」を学んだわけですが、「台形」の上辺のような平らな土地がどこにあるねん、通学路だって坂だらけやんけ、という学童時代を過ごし、長じて行動範囲はちょと広くなったものの、結局、東京って、坂だらけじゃね?と思ってました
昨年、武相国境尾根やら鎌倉街道推定路を歩くに際して地盤(下末吉面やら何やら)とか予習のうえ踏査(笑)して、これまでの生活圏って、結局、開析の進んだ台地の縁と谷戸限定wだから、坂だらけで、とーぜんでしょ、って、よーやく気付いた次第
では、あの「台形」の上辺みたく起伏ほぼゼロで武蔵野「台地」を長ーい距離歩くには、どこ歩けばいいんかしら?とふと思ったんですが、たぶん、多摩川の崖線の上を辿るか、崖線と別に存在するかもしれん台地上の尾根みたいなものを見っけて辿ればいいんでは? と、これは割とすぐ思いついて、次に、あっ、なんだ、それって、玉川上水じゃん、と気づいて、さらに、玉川上水から取水した用水(跡)が都内各所にひっそり隠れてるらしい、と知って、webを調べてるうち、「品川用水(跡)」に行き当たりました
wikiを引用すると、「武蔵野台地では残堀川や野川、仙川など多摩川水系の河川と、黒目川、柳瀬川、空堀川など荒川水系の河川とが流れている。当然、双方の水系の接するところ、すなわち分水界が存在するわけだが、玉川上水がほぼそれにあたる。最も高いところに上水を通すことで分水を自然に流下させることができ、灌漑面積を効率的に拡大できる」とのこと。荒川versus多摩川では、話が大き過ぎるし、多摩川水系は、ちょこっと歩いてます。そこまで広げんでも、品川用水=南の多摩川水系(仙川)、吞川、立会川と北の目黒川水系(蛇崩川、烏山川ほか)の分水界を歩けば、一日で無理なく「台形」の上辺を歩いてること実感できるかも、と企画したのが数か月前でした。お蔵入りさせるのも勿体ないので、本日決行した次第です
結果、累積標高40m(笑)が示すとおり、平でした^^
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