平標山
- GPS
- 04:24
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,014m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
天候 | 快晴 無風、山頂付近のみ微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分。雪質は標高の低いところはカリカリかモナカ。稜線はカリカリ。稜線下の樹林帯及び日陰部分はパウダーが生きていて快適だった。 |
写真
感想
登山口の駐車場には6時過ぎに到着。平日の為か、駐車場はガラガラに空いていて、どこでも好きなところに駐められた。以前積雪期は除雪していなかったと記憶しているが、いつの間にかこの時期でも駐車場が利用できるようになった。トイレは雪囲いされていて利用できないが、クルマが駐められるだけでじゅうぶん。外気温はマイナス5℃と、この時期のこのエリアとしては標準的か。日中は高温になる予報だが、まだ3月初旬なので朝晩は相応に冷えるようだ。準備の後6:15に行動開始。駐車場から板を履ける。別荘地内の林道はしっかり除雪されているのでシール歩行には不向き。樹林帯は積雪があるのでそこを歩く。別荘地が終わると除雪もなくなる。スキーやスノーシュー、つぼ足で歩いた跡が無数にあるのでそれを利用させてもらいつつ進む。雪質は硬い。帰りの時間で緩むことを期待する。林道から逸れてヤカイ沢の入口に向かう。ここもトレース多数。登りのトレースも、下りのシュプールもいっぱいだった。樹林帯歩きの始まり。積雪はここ数日の高温で確実に減っているはずだが、見た目にはスキーでの往復に影響がありそうには見えなかった。ただ雪質はやはり良くなさそう。モナカや硬い雪が多く、自分の技量では下りは難儀しそう。稜線に上がるまで樹林帯歩きだが、時折開けたところが現れ見晴が良くなる。山頂方向を見るがやはり雪は硬そう。デブリがあちこち出ていたら要注意だが、見られなかった。出発から1.5時間ほど歩いたところで一度休憩。その前に既に一度衣類の調整はしていて、ジャケットはとっくに脱いでザックにしまっていた。天気が良く無風なので、歩いていると暑くて仕方なかった。止まって水分を取り、持参したたい焼きを食べる。山行でたい焼きを食べたのは初めてだ。休憩中念のためザックからクトーを取り出していつでも利用できるようにしておく。休憩後行動再開。稜線直下の斜面は以前一度、山スキーでプチ滑落したことがあり、それ以来慎重に登るようになった。今日の雪質であれば滑落の心配はなさそうだったし、何より先行者が作ったジグザグトレースがばっちり出来ていたので、それを外さなければ滑る心配はなかった。ただこのトレースが多くのスキーヤーやハイカーによって踏み固められていたため、シールで登ると案外滑る。ズルッと何度か危ない思いもしたので、要心のためクトーを取り付けた。付けるとやはり安定感が違う。最初から使えば良かった。ジグザグで斜面を登り、森林限界を越えると青空が待っていた。しかも無風。日照と雪の照り返しでとても暑く感じる。来ていたフリースはジッパーを全開にして歩く。そして稜線に出れば展望が開ける。真っ白な苗場山や、仙ノ倉山も見える。ただ今年はやはり雪が少ないのか、稜線は藪が目立ったし、仙ノ倉山方面も真っ白ではなく藪があちこち出ているようだった。この先雪が降る予報もしばらくないので、このまま雪解けが進み、更に藪が目立ってくるように思う。稜線の雪も硬いのでしばらくクトーは付けたままで歩く。行動開始した時間が早めだったからか、前後に疎らに人の姿は見えるが、思ったよりも少ない。やはり平日のためだろう。稜線は硬い雪だが氷ではないので、しばらくするとクトーが不要になってきた。山頂の手前で外して歩く。そして出発から3時間弱かけて9:11に平標山の山頂に到着。天気は最高。風がなければより良いのだが、積雪期にここに来て無風だったことはなかったように思う。今日も微風程度の風が吹いていて、最初は心地よかったが、次第に体温を奪われる気がしてジャケットを着込む。展望も良い。新潟の山や谷川連峰、遠くに富士山も霞んで見えた。展望を楽しみつつ、そして防寒に気を配りつつ下りの準備をする。
下りはどこを滑るか。平標山に来ると毎度悩むのだが、今回も来た道を戻ることにした。休憩と支度を終えて9:40に下山開始。山頂から滑る。硬い雪だが何とかターンできる程度だった。カチカチではなくカリカリ程度なのが良かったのかもしれない。天気は良いし展望も良いので、気分も良い。高度を落としすぎないように気を付けて滑る。山の家方面には下らないで、登ってきた斜面を降りる。登りの時日陰の樹林帯にパウダーが残っていたのでそれが目当てだ。しかしそこに至るまでに所々硬い雪があって苦戦。見た目では判断が付かないので、とりあえず滑ってみるしかない。それでも何とかたどり着いてパウダーゾーンに至る。さすがに快適。今シーズン最後かなあ、と思いつつ滑る。日陰のところはパウダーが残っているので、なるべく日陰を選んで滑る。とは言え限界があるので結局は日向に出てきてしまう。あとは駐車場まで怪我なく下るのみ。登りの時に懸念したことが標高が低いところでは当たってしまった。モナカや湿気を含んだ雪が多く、滑らない、止まらない、曲がらないの三重苦状態。気を抜くと転倒かつんのめるかのどちらか。最後まで集中して下る。最後ヤカイ沢の入口から林道に出ればさすがに安心する。駐車場まで樹林帯を歩くが緩い坂なので、帰りは一応下りだった。駐車場には10:34に到着。朝の出発時より少しクルマは増えていたが、それでもやはりガラガラだった。スキーで平標山を訪問する際は、やはり好天予報の平日がベストだと思った。
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