【街レコ】森下・門前仲町・銀座・大門

2023年03月05日(日) [日帰り]

• GPS: 02:01
• 距離: 9.6km
• 登り: 87m
• 下り: 89m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:54
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:02

13:01 森下駅(都営新宿線)
13:06 13:06 高橋(小名木川)
13:08 13:09 清澄白河駅
13:12 13:14 清澄庭園
13:22 13:22 葛西橋通り
13:26 13:26 永代二丁目(永代通り)
13:32 13:32 門前仲町駅
13:45 13:46 永代橋
13:53 13:55 於岩稲荷田宮神社
14:02 14:02 南高橋
14:06 14:08 鉄砲洲稲荷神社
14:27 14:27 銀座駅
15:03 大門駅(都営浅草線)

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

森下（都営新宿線）／大門（都営浅草線）

写真

都営新宿線の森下駅から出発。

清澄通り、「東京マラソン」がまだ続いている。

外国人市民ランナーを多く見かける。

門前仲町、遅いランナーをバスが収容している。

門前仲町駅で折り返し

永代橋

リバーシティー21

新川にある於岩稲荷田宮神社。東海道四谷怪談の「お岩さん」を祀っていることで有名。

於岩稲荷田宮神社 鳥居

於岩稲荷田宮神社 拝殿

稲荷神社はキツネさん

南高橋

鐵砲洲稲荷神社 鳥居

鐵砲洲稲荷神社 社号碑

鐵砲洲稲荷神社 拝殿

お百度石

汐留シティセンター

都営浅草線の大門駅で終了。

感想

banbanoike

於岩稲荷田宮神社（日本伝承大鑑より）

四谷左門町以外にも於岩稲荷田宮神社(おいわいなりたみやじんじゃ)を名乗る神社が存在する。中央区の新川（越前堀）にその神社は存在する。この神社はニセ物どころか、本家本元と称しても間違いないというべき存在なのである。

『東海道四谷怪談』が評判を得て、田宮神社もかなりその恩恵に浴した様子である（史実とは相当な隔たりがあり、神社としては不本意な結果と言えるかもしれないが）。特に上演の際の祟りの噂から、演劇関係者の参拝があり、数多くの役者から崇敬されるようになっていた。ところが、四谷にあった田宮神社は、明治 12年に周辺の大火の被害にあって焼失してしまう。そのような非常事態の際に手をさしのべたのが、歌舞伎役者の市川左団次。彼は私有地を提供し、田宮神社を再興する。しかし、そこは四谷ではなく、芝居小屋に近い新川だったわけである。

田宮神社は移転後も芝居関係者の崇敬を受け、またその知名度から多くの人々の参拝があったという。そうして戦後間もなくまで平穏に新川にあったのだが、事態は一変する。

突如として四谷に“於岩稲荷”を称するものが移転してくる。それが現在も四谷左門町にある陽運寺である。これに慌てたのが田宮神社である。四谷を離れて既に60年ほどになる。しかも陽運寺は、田宮神社が元あった場所の目の前に建立され、お岩様を大いに喧伝している。そこで田宮神社が下した結論は、元の四谷に帰ることであった。

昭和27年に田宮神社は四谷に戻るのであるが、新川にある田宮神社もこの地に残ることになった。つまり神社の歴史からいえば、新川の田宮神社の方が本家とも取れるわけである（実際には越前堀の田宮神社は同格の分社という扱いになっている）。