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Yamareco

記録ID: 5243700
全員に公開
ハイキング
近畿

雪彦山 / 地蔵岳で地獄の岩場訓練!

2023年03月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
clary hiruneri その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:58
距離
3.6km
登り
640m
下り
625m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:25
休憩
2:27
合計
5:52
8:05
65
9:10
9:35
12
9:47
10:40
66
11:46
12:30
10
12:40
13:04
16
13:20
13:21
36
13:57
雪彦山登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口に無料駐車スペースあり。
コース状況/
危険箇所等
大天井岳から虹ヶ岳へは高度感のある岩場やクサリ場が連続する。
その他周辺情報 雪彦温泉まで車で10分。
雪彦山よ、私は帰ってきた!
2023年03月05日 08:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 8:01
雪彦山よ、私は帰ってきた!
案内図は危険箇所だらけ。
2023年03月05日 08:07撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 8:07
案内図は危険箇所だらけ。
さあ始まるザマスよ!
2023年03月05日 08:07撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 8:07
さあ始まるザマスよ!
急登の尾根を進む。
2023年03月05日 08:13撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
3/5 8:13
急登の尾根を進む。
見晴らし岩より雪彦山(大天井岳)の雄姿を望む。おおう、ガツンとくるぜ。
2023年03月05日 08:36撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
3
3/5 8:36
見晴らし岩より雪彦山(大天井岳)の雄姿を望む。おおう、ガツンとくるぜ。
めっさ巨大な出雲岩。大きすぎて広角レンズを使っても画面に収まらず。
2023年03月05日 09:11撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 9:11
めっさ巨大な出雲岩。大きすぎて広角レンズを使っても画面に収まらず。
ぽっちゃりチェッカーなチムニー。オレは無理せず右のクサリ場を登る。
2023年03月05日 09:21撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 9:21
ぽっちゃりチェッカーなチムニー。オレは無理せず右のクサリ場を登る。
さらにぽっちゃりチェッカーなセリ岩。何とか通れるかなと入って行ったら奥に行くほど狭くなる仕様。
2023年03月05日 09:29撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 9:29
さらにぽっちゃりチェッカーなセリ岩。何とか通れるかなと入って行ったら奥に行くほど狭くなる仕様。
山頂直下も岩場の連続。
2023年03月05日 09:42撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 9:42
山頂直下も岩場の連続。
2時間弱で雪彦山・大天井岳(811m)登頂。
2023年03月05日 10:08撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
3/5 10:08
2時間弱で雪彦山・大天井岳(811m)登頂。
大天井岳からの眺望。
2023年03月05日 10:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:35
大天井岳からの眺望。
山頂でお茶会。
2023年03月05日 10:23撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:23
山頂でお茶会。
さあ下山しますか。
2023年03月05日 10:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:49
さあ下山しますか。
垂直クサリ場の上部にて。しかし先頭のひるねがルートがわからないという。
2023年03月05日 10:54撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:54
垂直クサリ場の上部にて。しかし先頭のひるねがルートがわからないという。
垂直クサリ場は諦めて迂回路を下る。
2023年03月05日 10:57撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:57
垂直クサリ場は諦めて迂回路を下る。
地蔵岳の頂上には人影が。
2023年03月05日 10:57撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 10:57
地蔵岳の頂上には人影が。
垂直クサリ場を下から見上げる。うおお、怖え〜。
2023年03月05日 11:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 11:22
垂直クサリ場を下から見上げる。うおお、怖え〜。
地蔵岳への標識。「キケン!」とのありがたいお言葉。
2023年03月05日 11:40撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 11:40
地蔵岳への標識。「キケン!」とのありがたいお言葉。
地蔵岳核心部では写真を撮る余裕がなかった・・・。
2023年03月05日 11:43撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 11:43
地蔵岳核心部では写真を撮る余裕がなかった・・・。
どうにか地蔵岳(720m)登頂。しかし地蔵岳は下りる時の方が怖くて難しい。
2023年03月05日 11:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 11:55
どうにか地蔵岳(720m)登頂。しかし地蔵岳は下りる時の方が怖くて難しい。
地蔵岳から戻っても虹ヶ滝まではクサリ場が続く。
2023年03月05日 12:28撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 12:28
地蔵岳から戻っても虹ヶ滝まではクサリ場が続く。
さきほど登った地蔵岳。「あんなん地獄岳ですよ!」とは残念嬢の談。
2023年03月05日 12:41撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 12:41
さきほど登った地蔵岳。「あんなん地獄岳ですよ!」とは残念嬢の談。
虹ヶ滝まで下りて来た。あとは危険箇所はなし。
2023年03月05日 13:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 13:01
虹ヶ滝まで下りて来た。あとは危険箇所はなし。
水が美しい。
2023年03月05日 13:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 13:35
水が美しい。
格子状の珍しい構造をした雪彦第二砂防堰堤。通常の土砂は通すが、土石流によって巨岩が流れてきた時に威力を発揮するのだとか。
2023年03月05日 13:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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3/5 13:55
格子状の珍しい構造をした雪彦第二砂防堰堤。通常の土砂は通すが、土石流によって巨岩が流れてきた時に威力を発揮するのだとか。

感想

今年の夏に槍ヶ岳登頂、そして4年後に剱岳制覇を目標としている我らがにこさわ山岳会。登山経験の少ない残念嬢に槍の穂先のあの高度感を疑似体験してもらうべく、今回は雪彦山に岩場のトレーニングをしに行くこととなった。
雪彦山へは7年前に残念嬢を除いた3名で登っている。あの時は垂直クサリ場で先行のパーティーが通過するのを待つのに時間がかかり、地蔵岳へ寄る時間がなかったので今回は地蔵岳に行ってみたい。

朝5時半に義妹と残念嬢を迎えに行く。中国道を爆走し、毎度おなじみ加西Aで朝メシを食う。夢前で高速を下りて雪彦山登山口へ。装備を整えて8時登山開始。
急登の尾根を登っていく。30分ほど進むと見晴らし岩に到着、大天井岳の雄々しい姿が青空に映える。右の方には地蔵岳の尖峰も確認できる。あまりの岩々しさに残念嬢が仰天してしまい「えっちょっと待って。あそこ登るんですか?ほぼ崖じゃないですか」「まあ否定はしない」というようなやり取りをしながら先へ進む。
オーバーハングした巨岩・出雲岩や、くっそ狭いチムニー、岩と岩の席間をすりぬけて最後はザックが挟まって動けなくなるセリ岩、高度感のある馬の背などラエティに富んだ数々のポイントを通過して、出発から2時間弱で大天井岳(811m)に到着。
素晴らしい眺望を眺めながらコーヒーを入れておやつタイムにする。

雪彦山の本来の山頂はここからさらに40分ほど登ったところにあるのだが、特に展望もないガッカリ山頂である上に7年前すでに行っている。今回はピークハントではなく岩場の訓練が目的なので、そのまま下山に取り掛かることにする。
天狗岩の脇をすぎたら虹ヶ滝への上級者向け下山ルートへの分岐に差し掛かる。垂直クサリ場の上部は岩がせり出していて下の様子が見えない。「この下キケン!迂回路へ!」と書かれた標識の脇から岩と岩の隙間へとひるねが潜り下りていく。しかし、岩の下から「ルートがわからへんー!」とひるねの悲痛な叫びが上がってくる。7年前に普通に下りれてるし、下りれないことはないはず。しかしあの時はオレが先頭で下りて、後続にルートを指示しながら下りたのだったか。うーん。どうするか少し悩むが、ひるねを一旦戻してオレが先頭で再度下りても、残念嬢を含むこの4人ではここの突破にはかなりの時間を要するだろう。今回は垂直クサリ場は諦めて迂回路を下り、前回パスした地蔵岳のリベンジに注力するとしよう。

迂回路といえどもそれなりに難しい箇所が時々あり、スイスイ下りるというわけにはいかない。途中で垂直クサリ場を横から見える場所に差し掛かると、上からヘルメット装備のお姉さんが下りて来るのが見えた。上体を起こして岩から離し、周囲やスタンスを確認しながら下りていく様子が真横から見え、お手本としてとてもわかりやすい。残念嬢に、あの人の下りていく様子をよく見て参考にするように指示する。
そこからしばらく下りると、今度はさらに身軽にヒョイヒョイと岩場を駆け下りていくお姉さんがやって来た。ヒラリヒラリと身を翻しながら風のように我々を追い越していく姿にひるねは「忍びの者が来たのかと思った」との感想。残念嬢には「上級者すぎて参考にならんから忘れろ」と言っておく。
やがて地蔵岳への分岐へ。「キケン!」と書かれた標識を横目に地蔵岳へ向かう。分岐から山頂までは距離はすぐなのだが、山頂直下にものすごい高度感の岩場があり、クサリなどもない完全自己責任クライミングスポットとなっている。登るルートを見つけるのに四苦八苦しながらどうにか登る。しかしコレ下りれるのかと思ていたら、先ほどの忍びのお姉さんが山頂から下りてきて、ここ階段状になってますと教えてくれながら下りて行った。
下りれるのかどうかわからないまま下りるのは大変に怖いが、下りれるのがわかっているのならどうにかなりそうだ。一旦山頂へ行って記念撮影し、上から見るとさらに高度感の増す岩場をスタンスとホールドを探しながら下りる。ある程度安定したところまで下りて次のメンバーにルートを指示しながら下ろし、一人ずつどうにか安全な場所まで下ろすことができた。ひるねは流石に穂高縦走、剱岳、戸隠とスリリングな岩場を突破してきただけあって他の2人よりはだいぶスムーズに下りれていた。残る2人もこれで少しは岩場の経験値が上がったことだろう。

それからもクサリ場が断続的に出現し、虹ヶ滝までやってくるとあとは比較的安全な道となる。
美しい水の流れる渓谷に沿って下り、土石流で巨岩が流れ落ちて来た時だけその威力を発揮するという格子状の特殊な構造をもった雪彦第二砂防堰堤をすぎると5分ほどで登山口に戻る。
雪彦温泉で汗を流し、中国道を爆走して帰阪する。晩は義妹の誕生日も近いのでウチの近所の焼鳥屋に飲みに行く。
いやあ楽しかった。次はどこに行こうかな。岩場と長時間行動の訓練を兼ねて大普賢岳とかもいいな。



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