ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5250457
全員に公開
雪山ハイキング
東北

山毛欅沢山はスノーシューが面白い

2023年03月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:39
距離
9.5km
登り
917m
下り
907m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
0:00
合計
6:40
8:32
240
スタート地点
12:32
12:32
160
15:12
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に危険個所なし。頂上付近は雪庇に注意。
駐車できるスペースは少ない
広い尾根
山毛欅沢山が見えてきた
1
山毛欅沢山が見えてきた
雪庇がわかる
大きな雪庇(頂上から振り返る)
2
大きな雪庇(頂上から振り返る)
山毛欅の森
平地もまだ雪はたっぷりある
平地もまだ雪はたっぷりある

感想

先週登ることのできた赤薙山に気を良くして今度は会津の山を目指した。5月でも雪上歩きが楽しめるこの地域であり今なら十分雪遊びができるだろうと思って。ただ自分の知る山はたかが知れている。そして検索して目を引いたのがこの山毛欅沢山。何ともいいい響きの山で標高差も900mほどと今の自分にはちょうどいい。またこの山を紹介している人のレポを読むとスノーシュー歩きにうってつけに感じられる。ただ山そのものの紹介はほとんどない。あまり知られていない山のようだ。さてどうなるのだろう。
この時期の南会津はまだ雪がたんまりある。普通に走る国道わきでも1mほどはある。そんな中マイナーな山で駐車スペースを心配しつつ来たが登山口近くに路肩を少し削ったところがありうまく駐車できた。もちろん他に登山者などいようはずもない。そんな場所だ。ただよく見ると道路わきにうっすらとワカンのようなふみ跡がある。先週ぐらいのものだろうか。雪のかぶさった細い橋を渡るといきなりの急登が始まる。尾根に乗るまでの辛抱だな。かすかなふみ跡も巧みに尾根を目指しているようでそれに従って高度を稼ぐ。このあたりが一番しんどいところかなあ。後はゆったり行けるはず。そんな思いで登っていく。しばらくして尾根に乗るとそこは想像以上に広い尾根になる。スノー衆で訪れた山々を思い出す広くたおやかな尾根が続いているではないか。そしてもっと開けた場所がP1088dだった。そこに着くまでは細い山毛欅ばかり目に着いたがここはそれが太く大きな山毛欅に代わりまた一面の雪原になっていた。僕が来たかったのはこんなところだよと言いたくなる場所。やっとスノーシュー向きの山を見つけたかと思った瞬間だ。
いいなあと思って休憩はするものの地図を見てその先の長いことを自覚する。出発してから1時間半もたっているのにまだ3分の1も来ていない。果たして登頂できるのか。いやきっとと無理だろう。暗くなるまで頑張れば行けるがそんなことはしたくないし。そんなことを思いながら進んでいく。
それでもこの山歩きはすこぶる気持ちがよい。もう先行者のトレースはどうなったのかわからないバージンスノーの中を一歩一歩トレースをつけて行く。晴れているかと思ったが登るにつれて曇ってきて展望はそれほど良くないが山毛欅に囲まれた広い尾根はストレスなく歩ける。途中で風がかなり強くなってきてヤッケを着ることになるが何とか頑張れそうな気がしてきた。
P1388あたりまで来ると目指す山毛欅沢山がはっきりと見えてきた。思った以上に雪庇が張り出しているが頂に向かう道はなだらかだ。そしてどうしてもあの頂上に登りたいと無性に思うようになってきた。通常のピークは足を出していればいつか到着するものといった感が強かったが、今日はちょっと違う。途中のピークにいたときはどこで撤退かなあと考えていたのでたどり着けることがうれしい。
そして遠目に雪庇の出ていた尾根を慎重にたどれば最高点の山毛欅沢山だった。ただ標識も見当たらないのでGPSで確認するのみ。一番高いところにも立ちたかったが雪庇の張り出しの大きな場所だったので怖くてそこには立てず。また風も結構強かったので早々に退散。それでもよかった。
帰路は来るときに目星をつけていた風のない稜線上で一人でランチ。時々雪が舞うという天気だがこの場所はあまり風が吹かないので助かる。そして落ち着く。さあ帰ろう。下りはやはり楽だ。そして大きな山毛欅にも目が行く。雪を蹴散らしながら降りていくのは気持ちもいい。最後の下りでは少しててこずるところもあったが、それほど難儀することもなく駐車地に戻る。やれやれ面白かった。今回は標高差こそ900mほどだったが水平歩きが長くそれは誤算だった。おかげで最後のほうは少し足も痛くなったがそれでも歩くことにそれほど支障が出たわけでもなく、満足の山行だった。

やっぱりこんな山がいいのかなあ。このあたりの山の稜線を子細に見るとここと同じような緩やかな起伏の山が多い。そちらもまたたどってみたい。そう思わせる場所だ。こんなところへみなと来たいなあと思わせる場所だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:228人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら