北アルプス・穂高/屏風岩・東稜&雲稜ルート

コースタイム
5:45 取り付き - 10:50 7P 目終了点
天候 | ■23日(金)晴れのちくもり時々雨(みぞれ?)…とにかく寒かった!(15時 8度) ■24日(土)晴れ…前日よりはましだったけど、やっぱり寒かった!! ■25日(日)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■温泉 ※中央道上り線諏訪湖SA内「ハイウェイ温泉諏訪湖」 H/Pでは10時からになっているけれど、休日などは9時からの利用できるみたい 595円@大人 ■食事t ※同SA内「レストラン諏訪湖」 カツ関連メニューはお勧めカモ |
ファイル |
非公開
5282.xls
計画書
(更新時刻:2011/09/12 05:00) |
写真
感想
■1 日目
水を 5L 持って T4 テラスへ。屏風へむかったパーティは我々のみ。
本日の核心は渡渉と全荷を背負った T4 の 2 ピッチ。
渡渉にそなえて今回はプレーンソックス。あまり利き目はなかったけど
なんとかクリア。
続いて T4。1 ピッチ目 2 ピン目をとる辺りで足がつる。これで慎重に
なったためか予定をオーバーして 11:30 ごろ T4 テラス着。
東稜
1P 目(yhiro リード)
10m ほどの短いピッチ。ハングがあるがピン間は遠くないので難しくない。
2P 目(yhiro リード)
左上後、ハングしたでアブミビレイ。傾斜は緩いが、アブミビレイは高度感
満点。
足がしびれた。
3P 目(yhiro リード)
左上してテラスへ。短めに思えたが足場がいいのでビレイ。ここでトップ交代。
4P 目(kuri リード)
左上してから右上。途中からいやに難しい。
時間切れでここで終了。
ここから懸垂。3P 目終了点の支点はあやしかったので、さらに下降したところ
2P 目でビレイをすることに。登り返し、空中でのビレイ支点工作、さらに懸垂
と想定外の事態。本当の下降支点はどこだったのか。
2P 目からの下降も取り付きやや左(T4 寄り)にギリギリ届く状態。
下についたころには日が落ち、テントにはヘッデンをつけて戻る。
核心は懸垂下降にありました。
■2 日目
雲稜は当初の屏風の頭へ抜ける予定を変更して同ルート下降。
雲稜
1P 目(yhiro リード)
凹角を登る。去年はフォローながら荷物を背負ってフリーで抜けたところですが
今回は A0 しながらピナクル手前のテラスへ。
2P 目(yhiro リード)
チャレンジアルパインではピナクルから右上とあるが、おそらく足場が崩れて
今はルートが変わっている。直上して並んだリングへアブミを掛けて突破!!
続いての直上、トラバースでもアブミを各 1 回ずつ利用。
無事扇テラスへ。
3P 目(kuri リード)
直上するピンを素直に追い、ハング手前でビレイ。
4P 目(kuri リード)
右へトラバース。
5P 目(kuri リード)
草付きを左上。
6P 目(kuri リード)
草付きを抜け、湿ったスラブへ。いやらしい。途中のハング手前でビレイ。
7P 目(kuri リード)
ハングを左から回りこみさらにスラブを直上。やっぱりいやらしい。
同ルート下降なのでこのピッチで終了。
最後 2P のスラブがいやらしく感じた。
終了点から 5P 終了点から左 10m ほど横の支点へ下降。
ここから扇テラスへと思ったが若干ロープが足らず、またもやあやしげな
ところで支点工作。右へ下りて 3P 目終了点を次の下降支点にするべきだ
ったのだろうか(しかしそれだと扇テラスへはおりられない)。
ロープスリングを足して 10m ほど下降して扇テラス手前の草付きへ。
扇テラスへ上がってから、左へおりて今度は立派な下降支点へ。
ここからギリギリ T4 テラスへ(kuri ちゃんのロープ短くない?!)
本日も懸垂下降が核心だった。
■感想
去年 2P で敗退した雲稜へ。
岩の弱点をつきクラックを登る 1P 目。微妙なフェースクライミング、
途中のいやらしいトラバースがある 2P 目。
快適な人工登攀の 3,4P 目。草付きを登った後、意表をついて岩を回
りこみスラブへ続く 5-7P 目。
内容がバラエティに富んでいて、どのように岩を見て開拓したのか想
像力を刺激される。
個人的には 1P 目から 4P 目が面白い。
全体的に落ち着いて登れたので登攀自体は楽しむことができたが、不
安定な支点での登攀、下降支点の目処のつけかた、支点工作など本
チャンの要素は満載。
いろいろ勉強になりました。
これでいちおうアルパインデビューといったところでしょう。
1年ぶりの屏風岩…。
やまちゃんは雲稜ルートリベンジ。
くりちゃんは屏風デビュー。
自分は…楽しませていただきました(ありがとうございます)
当初は初日に東稜を登り、T4テラスで幕営、
二日目に雲稜を抜けて涸沢もしくは徳沢へ下山の予定を変更し、
二日目は最小限の装備で雲稜を登り往路(T4尾根)を下山。
それでも、やまちゃんとくりちゃんは初日の東稜で2Pを宿題です。
これで再び屏風に訪れる理由ができました…よかった、よかった。
何はともあれ、お二人さんお疲れ様。
色々と楽しんでいただけましたか?
自分も今回はたくさん勉強することがありました。
いくつになってもまだまだ学ぶことは多いということを実感です。
次回は宿題になった東稜と、東壁ルンゼんなんてどう?
屏風は快適だったみたいだね、うらやましい。俺らは表題の如く。第四尾根とドーム中央稜にしたけど手がかじかんで岩場の登攀というより精神修行の場って感が強かったな。谷川での報告会を楽しみにしています(笑
登りたいと思いませんよ!!!
凄すぎる
連れて行ってください、mjunさん。
見学ポイントまで。
kounoさん、屏風のT4テラスであの寒さだったので…大変だったでしょうね(半分他人事…申し訳ない)。
やまちゃんからゆっくりと谷川での報告会から話を聞いておいてね。
…で、来年東壁ルンゼあたりどう?
【toもり&はっち】
今は凄いと思っていても、時機に普通に感じるよ。
…って、感じるようにならなかったらNGだな。
来年は東稜リベンジと東壁ルンゼ?
雲稜上部のスラブはリードしても面白いかなぁ。
kounoさん
T4 テラスでも結構さむかったので、この時期は滝谷の季節ではないのかもしれません。来年盛夏に再度か積雪期にクラック尾根がよいのでしょうか。
mjunさん>
見た目ほどたいへんじゃありません。登る分には・・・。
核心は懸垂下降ですよ、きっと。
satosatoさん>
見学ポイントとなる T4 テラスまでの 2ピッチも実は核心です。
行って見たいなぁ・・・。
でも、アブミでビレイって死にそう
四尾根では俺らの前後の2PTと3P以上離れた2PTの5PT入っていたから、本来なら9月後半の3連休は寒さに耐えられる最後のチャンスなのかもしれません。(先行はヘブンサイトの塾長氏と現場監督さん、後続は蝸牛山岳会の知り合いでした)快適に登りたいなら盛夏でしょうね。でも沢の下降に難ありだよ。来年は屏風の案内よろしく〜。
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