美しい尾根に感動しました☆釈迦ヶ岳(太尾登山口からピストン)


- GPS
- 05:00
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 611m
- 下り
- 602m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道168号旭橋から林道に入り約19km(所要1時間) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道全般に危険箇所はありませんでした。 太尾登山口に登山ポストとトイレがありました。 太尾登山口より1〜2km手前の林道に自動車大の落石があります。 |
その他周辺情報 | 大塔温泉 『夢の湯』 大人600円 http://www.ootou.jp/fureai.html |
写真
感想
下界でもすっかり秋めいてきた10月の3週目、今回は大峰山系の中でも、特に展望の素晴らしさが評判の釈迦ヶ岳に行って来ました。
先々週の山上ヶ岳は相方の単独行でしたが、今回は私にとっては初めての秋の大峰山系なので期待いっぱいです。
いつも通り前日に自宅を出て、国道168号線の旭橋の交差点から林道に入り、旭ダムから奥吉野発電所を経て、太尾登山口の駐車スペースに深夜12時前に着きました。
舗装された林道を1時間ほど走るのですが、途中で自動車ほどの大きさの落石が道の半分を塞いでいました。
標高1,300mの太尾登山口には綺麗なトイレもあり快適なのですが、何しろ今の季節はかなり冷え込むので、車中泊での防寒対策は必要ですね。
登山道の入口で登山届を出して、朝7時に登山口をスタート。
10台ほど停めれそうな駐車スペースに、深夜の到着時に他の車は2台だけでしたが、出発時にはほぼ満車になっていました。
ただ登山口の前後に駐車スペースが他にも2面ほどあるので、合計20台くらいは停めれそうに思いました。
登山口から手すりのある丸太階段を登って、最初は樹林帯の登山道を登り始めます。
所々に小さな鉄梯子があったり、木の根が剥き出しになった急な道もあるものの、概ねなだらかな道を20分ほどで最初のピークに立ちました。
1434mと書かれた案内板のピークから方向を北東に変えて、明るく広い稜線の尾根道を進みます。
期待していた紅葉は今ひとつですが、広いササ原の茂る尾根に、立ち枯れの木の間から朝の光が差し込んで快適そのものです。
登山口からまだ30分もしないのに、まるで頂上からの稜線を縦走しているようで驚きです!
10分ほどで不動木屋谷からの道に合流して1465mピークを過ぎると、稜線の先には目指す釈迦ヶ岳の山容が目に入りました。
更に右方向にはとんがりお山がユニークな大日岳が目を引きます。
思わず寝転びたくなるような広いササの草原を緩やかに登ると、登山道からチョコンと小高くなった古田の森(1,618m)に着きました。
古田の森のピークで最初の休憩を取って、鞍部に下って行くと広い平坦地が千丈平でした。
千丈平にはかくれ水と呼ばれる水場もあるので、幕営地としては最高じゃないでしょうか?
私たちもいつかテントを購入した時は、初めてのテント泊の候補だねと頷き合いました。
千丈平から少しずつ高度を上げて行くと、広い尾根道に踏み跡があちこちに錯綜して付いていますが、迷う支尾根がある訳ではないので自由に歩いて行きます。
徐々に傾斜が急になり、笹に覆われた細い道になってくると、すぐに大峯奥駈道に合流して山頂まであと10分の案内板がありました。
深仙宿との分岐を左に折れて、もうひと頑張り登り詰めると、スタートから2時間半の9時30分に釈迦ヶ岳(1,800m)の山頂に到着しました。
頂上には大峯随一の強力の手によって運び込まれたとされる釈迦如来像が安置されていて、優しい笑顔で私たちの登頂を出迎えてくれました。
頂上からは八経ヶ岳や山上ヶ岳、遠くに金剛山や大和葛城山もクリアに見えて、最高のパノラマが広がっています。
快晴の山頂は暖かくて、風も殆どない陽気の中でのんびり30分ほど過ごしました。
釈迦ヶ岳からは北に孔雀岳から楊枝の宿方面、南に深仙宿から大日岳方面と大峯奥駈道の縦走路がありますが、今日はここまでの道で充分満足させてもらったので頂上からピストンで下山しました。
下山中も美しい尾根道で何度も足を止めては、快晴の中で周囲の山々の景観を楽しんだり、倒木をベンチ代わりにしてココアを飲んだりしながらゆっくりと登山口に戻って来ました。
登山口帰着は12時ちょうど。
駐車スペースに停めきれない車が道沿いに何十台と並んでいて、好天の日に釈迦ヶ岳を楽しみに来た人が多い事に少し嬉しくなりました。
帰りは国道に出てから、少し五条方面に戻った所にあった『夢の湯』で日帰り入浴をして帰りました。
まだ新しい温泉なのか、とても綺麗で良かったです。
私の中で大峯山系の山の勝手なイメージは世界遺産の厳粛な雰囲気で、少しアダルト(?)な山の印象があったのですが、今日の釈迦ヶ岳は明るく開放的で、登山というよりも高原トレッキングの様相でした。
相方も山上ヶ岳とは全く違う印象だったそうなので、同じ山域なのに大峯山系の山のそれぞれの個性に脱帽です。
同時にまた次の山は、どんな姿を見せてくれるのか楽しみになりました。
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