記録ID: 5331860
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山
日程 | 2023年03月27日(月) 〜 2023年03月29日(水) |
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メンバー |
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天候 | 27日 気圧の谷→H張り出し 曇時々雪 28日 H圏内 晴 29日 H圏内 晴 |
アクセス |
利用交通機関
車・バイク
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
27日 陸万-(3.5)-co1300=C1
28日 C1-(+)-1371TL-(1)-1533KL-(1-)-1742下-(0.5)-1742-(1.5)-大槍先-(0.5)-ニセイカウシュッペ山-(1+)-1450KL-(+)-TL-(+)-Co1180=C2
29日 C2-(0.5)-Co1300-(2)-陸万
28日 C1-(+)-1371TL-(1)-1533KL-(1-)-1742下-(0.5)-1742-(1.5)-大槍先-(0.5)-ニセイカウシュッペ山-(1+)-1450KL-(+)-TL-(+)-Co1180=C2
29日 C2-(0.5)-Co1300-(2)-陸万
コース状況/ 危険箇所等 | 27日 いよいよ最後の山行だ。いざ気合入れてデッパ!と行きたいところだったが、何だかLのラジオの調子が悪い。軽量化のためにいつもとは違う小型ラジオを持ってきたことが仇となった。上川の電器屋でラジオを調達する羽目に。やむなし。そんなこんなでデッパは9時半に。林道の入口はデポ旗着いていて分かる。渡渉はco530で1回と620二股の前後で1回ずつ。co530の二股は倒木でできたSBを使った。620二股前は小さな渡渉で、沢にスキーを渡す感じ。620二股後はSB無くツボで渡る。ややテクニカル。M1だったら空身にするくらいのレベル感。水量は夕日の沢+というよりかは、まさしく夕日の沢という感じだった。690二股後も沢沿いの林道を行き、Co800の二股から尾根に取り付く。途中ブル道があり歩きやすかった。ブル道が・912南東の沢型の源頭付近に当たったので、尾根に乗る。・1061に伸びるブル道はCo950位から伸びていた。この2つのブル道は細いカンバのラインになっていて見つけやすかった。・1061から先緩いところから植生薄くなってくる。全テンでいけるのはco1300くらいまでかなと感じた。クソ寒いし雪も降ってきたので、尾根を少し北側に降ろしたタンネのふもとにテンバ入り。 早めに食計食べてちびちび酒を回す。このひもじい感じも良い。7時概況を聞いて就寝。明日は良い一日になりそうだ。 28日 さあ今日は乗越の日だ。5時前にデッパ。1371TLまでは広く快適な尾根。TLから尾根細くなり始める。記録通り北側に雪庇。基本的にカンバの中を進める。Co1450は広くなっておりテン場に出来そう。だが天気展開は選ぶだろう。ここでSE装着。1533KLで雪が固くなってきたのでSE→ESに。付け替えている途中、大槍の背後から太陽が昇って来た。なんという光景だろう。その美しさには言葉を失い、ここに女神はいるのだと確信した。高揚感を抑えつつ先を急ぐ。ここから雪庇は南側。北側斜面は埋まっていたであろうカンバが頭を出していた。雪崩は気にならない。ただ雪が多ければ雪崩警戒したほうが良さそうなところはあった。1742下でピッケルに持ち替える。急斜はハイマツもりもり。抜けたところをステップ切っていく。1742先の雪稜は真上近くの北寄りを進める。チョロチョロブッシュ出ているところもあり雪崩のテンションはそこまで高くなかった。はじめは離して通過、その後2回一人ずつ。全体で100m無いくらいの規模だった。1742先のポコへの登りは尾根の上に尾根が乗っている感じで雪稜っぽく吹き溜まっている。その脇を北側から巻いた。雪が多い時期だと、ここまで1742先雪稜と呼ばれるのだろう。大槍手前のGapは雪庇は無く吹き溜まっている程度。少し北側からBSで下ろす。大槍は直登。最後が急で手をついて登る。ただの急斜だった。上はやや細くなっている程度。大槍の登りから吹上が少しずつ吹き始め、大槍先で顕著に。大槍先Gapはなんも。1833手前ポコは夏道わかったので、その通りにtrvる。そして夢にまで見たピークへ。ピークからは青天を突く大槍、表大雪から石狩稜線、天塩、チトカニなどすべてが見渡せる。感無量。ここは女神の棲む天界だ。美しい景色に目を奪われながらもピークをあとにする。co1850の尾根曲がりのすぐ先に岩峰。この辺から降ろすに従って少しずつ風が弱くなっていった。1つ目は北から簡単に巻けた。2つ目は南から巻く。斜面は吹き溜まりもなくブッシュ出ているので雪崩は怖くなかった。少し先に3つ目と4つ目がある。これらも南からサクッと。1450KLまでEPで降ろして、ここでスキーに替える。尾根上ではなく西向きの斜面を滑る。こちらの方は樹林が疎でスキーは楽しい。表大雪を正面に滑ることができるのでここを"オモテ"と名付ける。この時点でまだ正午過ぎ。一気下山も狙えたが、帰るのも名残惜しいのでテンバ入りすることに。 焚き火で乗越を祝う。乗越後のビールはうまい。最後のテンバは夜遅くまで語り合った。内容はあれなので割愛。 29日 明るくなってからのんびり準備してデッパ。適当に微尾根登って南西尾根に復帰。ここでシール外したが、雪質がカリカリ過ぎてスキーどころではない。結構頑張ったが・1061からはツボでブル道を行った。あとは行きと同じように下山。ホテル大雪で温泉(黒岳が見える超いい温泉)入って、旭川で慰労会代わりに焼肉食って帰札。こうして俺たちの春が終わった。 |
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その他周辺情報 | ホテル大雪と安安旭川末広店に寄りました。 ホテル大雪は黒岳が望めるいい温泉で、計3つの浴場が楽しめます。おすすめです。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年03月の天気図 |
装備
個人装備 | 共同装備 テント一式 L装 SZ ノコ・スノーソー 火器(EPI2) 食計*4 Stay食1泊分 デポ旗*20 お玉 しゃもじ お茶セット 米鍋 |
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共同装備 | スキー(SS) シール 兼用靴 スパッツ ストック シーアイゼン アイゼン ピッケル 靴下 手袋一式 帽子 目出帽 ヤッケ オーバーズボン ナイフ・笛・コンパス ビーコン スコップ ゾンデ ゴーグル サングラス シュラフ シュラフカバー ロルマ 銀マ ポリタン コッヘル 武器 防寒具 替え具(地図 コンパス 手袋 電池 インナー) ラテルネ トレぺ ライター 非パック 簡易非パック 非常食 天気図セット 地図 米4合 ラジオ 時計 携帯 充電器 財布 行動食 行動水 |
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感想/記録
by tamura67
現役最後の山行。山行に行けない時期もあり苦労したが悔いはない。むしろよくやったと思う。
HUWVバンザイ!
HUWVバンザイ!
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この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- ニセイカウシュッペ山 (1883m)
- 見晴らし台 (1533m)
- 大槍
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