鈴鹿50名山 黒尾山(48座目) 憧れのピークを越えた先にあるもの

2023年04月23日(日) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,224m
• 下り: 862m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:36
• 休憩: 1:43
• 合計: 10:19

6:50 道の駅「奥永源寺渓流の里」
6:55 6:55 蓼畑橋西詰鉄塔巡視路登り口
8:04 8:13 丸山
8:36 8:37 庭戸山
8:57 8:57 腰越峠
10:11 10:29 黒尾山
10:55 10:58 黒尾山最高点
12:53 12:53 北峰
13:03 13:04 中峰
13:08 13:23 南峰
13:28 13:29 中峰
13:38 13:40 銚子ヶ口
13:45 14:29 銚子ヶ口東峰
15:29 15:30 風越山
16:05 16:10 瀬戸峠
16:14 16:14 瀬戸峠東口
16:36 16:36 ツメカリ谷下降点
16:53 16:56 四出之木山
17:09 ツメカリ谷下降点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

名神高速道路八日市ICから421号線で桑名方面。登山口は奥永源寺渓流の里の向かい側の駐車場から

コース状況／危険箇所等

(登山口から黒尾山)
かなりな急登続きで木の根を掴んでよじ登る箇所もある。また細尾根もあるが慎重に行けば大丈夫だろう。
(黒尾山から銚子ヶ口岳)
細尾根や切れ落ちたキレットがあるので十分な注意が必要だ。黒尾山まででかなり怖いと感じるなら先は進まない方が賢明だ。
(銚子ヶ口岳から風越山)
ここはバリエーションルートだ。特に下りでは利用しない方が身のためだ。風越山から瀬戸峠はピンテも多く難易度は下がる。

舗装路をチャリで移動後に…

(四出之木山)
30分以内に往復出来る。特に危険と感じる箇所はなかったように思う。

写真

4/23 6:52

気温1℃寒っ!でもアイツは出ないだろう

4/23 6:53

ここが登山口 立ち止まらずに標高を上げる

4/23 7:08

気持ち良い天気 1日ずらして正解

4/23 7:50

たまには花も撮影するがボケてる

4/23 7:53

なかなかの急登だがまだ危険地帯ではない

4/23 7:55

鈴鹿10座のテープ 銚子ヶ口岳はこのルートで登るのが勇者だと個人的に思う

4/23 8:05

鈴鹿300山の丸山

4/23 8:14

丸山までは急登のみだったがこのあたりから厳しさを増す

4/23 8:32

1つ目の鉄塔には…

4/23 8:35

庭戸山のピークは鉄塔の奥の茂みにある これも鈴鹿300山だ

4/23 8:52

あれが黒尾山か?方向的にも距離感からしてそれっぽい

4/23 9:07

木の根の壁 手足をフルに使って這い上がる

4/23 9:15

きたきたー細尾根

4/23 9:43

涼しいのでどんどん進むが急登に息が上がる

4/23 10:03

サービス区間もあり

4/23 10:13

憧れの黒尾山 鈴鹿50名山48座目

4/23 10:15

山頂風景 文字だけ生き残った奇跡のプレートもこんな状態に朽ちた

4/23 10:41

最高の天気に超快適な登山道

4/23 10:49

黒尾山に花が多いとは何か意外だ

4/23 10:59

このあたりが黒尾山最高点

4/23 11:07

出たっ よく見かけるシーンだが岩がしっかりしているので大丈夫だった

4/23 11:10

ここももちろん登山道だ 黒尾山はモノクロのイメージだったがカラフルだ

4/23 11:11

カクレグラ方面

4/23 11:21

ホッと一息

4/23 11:23

あの切れ落ちたとこ歩くの?あのピークが銚子ヶ口?そんな早く到着するはずはない

4/23 11:24

巻道もあるがなるべく尾根芯を通過

4/23 11:30

ここヤバすぎるが楽しかったぁ

4/23 11:52

ココロナゴム

4/23 12:14

危機は去ったはず キレット終了から意外に銚子ヶ口まで遠い 本当の核心部はまだとは知る由もない

4/23 12:47

お腹空いた 満腹ではキレット通過出来ないので黒尾山でおにぎり1つだけ

4/23 13:04

ヤマレコでは銚子ヶ口中峰

4/23 13:08

すぐなので未踏の銚子ヶ口南峰まで

4/23 13:10

まずまずの展望 ここで初めて座って昼ごはん

4/23 13:38

前に来ているので写真撮ってスルー

4/23 13:43

東峰から竜ヶ岳方面

4/23 13:49

釈迦ヶ岳方面 ここから風越山の下りが分からずにウロウロ(泣)

4/23 15:21

登山道がなくなり喉がカラカラに…写真撮っている余裕は全くなかった

4/23 15:29

到着! 鈴鹿300山風越山 苦労したから嬉しい

4/23 15:29

初めて強い意志を持って臨んだ鈴鹿300山だが完全にノックアウト

4/23 16:04

黙々と下り瀬戸峠に到着 ここから車道を通らずに四出之木山に行けるようだが…

4/23 16:11

瀬戸峠からは谷筋 実はこんなルートは苦手で不安になる

4/23 16:14

車道に出れて良かったが、チャリどこに止めたっけ??

4/23 16:14

瀬戸峠から舗装路に出たところに杠葉尾の看板

4/23 16:17

もう少しで先で行き止まり 落石やばいな

4/23 16:23

あった!少し下ったところにバイシクルをデポ 作戦的には結果オーライ 時間もないし舗装路で軌跡はなるべく繋ぎたくないからチャリで四出之木山登山口までGOー

4/23 16:32

歩けば20分以上かかるが5分程度で到着

4/23 16:34

四出之木山登山口はツメカリ谷下降点のこと

4/23 16:38

この柵を越えて右側に進む

4/23 16:44

こんな岩があるが問題なしに通過出来る

4/23 16:47

一旦下って登り返し

4/23 16:51

えっ!もう到着

4/23 16:52

よく見かける私設の山頂プレート ありがとうございます 鈴鹿300山か 今まで300名山かと思っていた(恥)

4/23 16:53

これを見たかった 数日前のレポでは下に落ちていたそうたが復活している まさか御本人様?いずれにしても感謝しかありません

4/23 16:56

のんびりと下山

4/23 17:04

チャリが見える あっと言う間の下山だったけど山頂看板のお陰でほっこり登山

4/23 17:08

下山完了! いや〜充実した山旅だったな

4/23 17:24

四出之木山の登頂が終了して林道をチャリで激下り 寒いわ

4/23 17:29

水力発電所を見学 たまには止まらないとスピード出過ぎ

4/23 17:34

来年はこの扉が空いている時にどこに行こうか?クラシ?釈迦ヶ岳?水木野?←そんな変わり者はいないって

撮影機器：

AQUOS sense3 SH-02M docomo シャープ

感想

takumin'

バリエーション・ルートを除いて赤線ルートではおそらく鈴鹿最難関のコースの1つが黒尾山から銚子ヶ口岳までの区間だろう。

鈴鹿県境稜線を完歩して50名山も終盤に近づき、黒尾山から銚子ヶ口岳までのルートの挑戦権があるように思った。
ただ10座にチャレンジしている頃に銚子ヶ口岳登山口から東峰までの植林帯は歩いたので今回は違うルートを歩きたかった。そこで思いついたのが甲津畑杠葉尾広域林道のゲートの開放に伴って瀬戸峠に下山するプランだ。銚子ヶ口岳東峰から退屈な植林帯を歩くよりも鈴鹿300山の風越山のピークを取って瀬戸峠に下山したら四出之木山も帰りに登頂出来るではないか。ならば瀬戸峠にチャリをデポして奥永源寺渓流の里スタートで決まりだ。安易に決定したが道なき山を歩くことになってしまった。

このコースに問題はなかったか?計画に無理がなかったか?反省の意味で書き添えておこうと思う。

瀬戸峠から風越山への登山ルートのレポはたくさんあってピンテが多く整備されているそうだが確かにそうだった。ただし銚子ヶ口東峰から下山ルートで風越山通過のルートはほとんど見かけなかった。下山だし何とかなるだろうと思ったがまず銚子ヶ口東峰から風越山への尾根が見つからない。あたりをウロウロして半ば諦めて植林帯の下山ルートの方に行きかけたときに風越山への尾根が見えた。もう一つの下山ルートから強引に藪こぎで風越山への尾根に乗った。白テープだがわかりやすい尾根だから最初の入口が藪で分からなかっただけと思い込んだ。歩きやすい尾根だったがテープがなくなってきて尾根を岩やシャクナゲが塞いで進めなくなってきた。巻けるところは巻いたが迂回出来ないところは垂直の岩を後ろ向きに降りた。そのうち岩もシャクナゲで降りれなくなってきて大幅な迂回を強いられる。どんどん尾根から離れるので登れそうなところから尾根に復帰したがまた迂回の繰り返しでついに谷に下りてしまった。幸いに尾根が見えるので登れそうなところからずり落ちながらよじ登った。そこはきちんとした整備された尾根だったが、どこでルートを外れたんだろう?多分僅かな時間だっただろうが喉がカラカラに乾いて尾根に乗ったときは心底ホッとした。このあたりの写真かないのは全く余裕がなかったからだ。

今回は黒尾山から銚子ヶ口岳までのルートが危険地帯だと思ったが、ゆっくりと安全を確認しながら進んだので意外に問題はなかった。東峰から植林帯への反対方向のルートは事前に知っていたが、そこが風越山への下山ルートだろうとよく調べもせずに勝手に思い込んだのがマズかった。
このルートは瀬戸峠から登りで使うのからともかく銚子ヶ口東峰からの下山ルートは途中から登山道がなくなるのでかなりおすすめ出来ない。帰宅して一人反省会でレポ検索していたら同じように銚子ヶ口東峰から風越山へのルートで難儀された方がいた。よく見たら最近相互フォローした方で何か安心した。

おっと、四出之木山のレポを忘れていた。甲津畑杠葉尾広域林道の扉が期間限定で開放されるされることをフォロワーさんのレポで最近知って今回は今しか出来ないルートを組んでみた。瀬戸峠まで舗装路とは知らなかったが、四出之木山まで舗装路は歩きたくないので帰りによることにした。地図を見ていたら神崎川発電所の割と近くであること、山名が個性的で興味はあったが今回の機会に登頂出来て良かった。

黒尾山と不明ルートの風越山の後だからヘロヘロだったが登りやすい山であること、尾根伝いだが親切にピンテもあり疲れた身体には優しい山だった。のんびり歩き過ぎて初めてペースゆっくりの評価をYAMAP様から頂いたがこれは愛嬌。山頂から反対の方向にピンテがあったがレポで見かけたことがあるのでいつかやってみたい。