急な行先変更 八溝山(やみぞさん) 展望と紅葉
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 206m
- 下り
- 206m
コースタイム
- 山行
- 0:54
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 1:29
天候 | 晴れ 気温13度 最初行こうとした那須岳は、ロープウェー山麓駅で3度、山頂駅では風速20m〜26m吹いていたそうだ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6kmほど降りた先にオリジナルな登山口があるのだが、ここに駐車をしている人は2台しかなかった。 なお、車道は整備されているが、すれ違いなどが厳しい所もあった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
車道を歩くだけでもいいが、日輪寺から山頂までは土の登山道もある。 季節がら落ち葉が多かった。 |
その他周辺情報 | 矢板温泉「まことの湯」 源泉かけ流し 熱い湯が露天風呂 内風呂は20度くらいの冷たい湯 露天風呂の端の方に行けばちょうどよい。 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉 PH8.9 500円で1時間半ほど入った。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
靴
カメラ
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感想
11月1日(土)が職場の行事で出勤となったために、11月4日(火)が代休となった。よって、日・月・火の3連休である。そして、11月2日(日)は別の趣味の会合が21時頃まであったため、その日のうちに移動し、2日を観光や登山に費やそうと思っていたのである。
先週のレポートには、伊吹山・御在所 荒船・両神、と考えていたが天気予報がよいためもう少し先に行けそうだと判断し、第一目標を那須岳(茶臼山、朝日岳、三本槍岳縦走)と設定した。(火山好きなんです)
2日の21時ごろカーナビで調べると、御在所は今から行くには遠い、那須の方が100kmも近いし、3日1時には近くの道の駅で仮眠できそうである。
案の定、3日1時ごろ、道の駅「那須高原友愛の森」で、ビール2本を飲んで就寝・・・。
朝、5時ごろ目覚める。那須岳ロープウェーは祝日は7:30始発なので、黒磯のすき家で朝食を食べ、ロープウェーに向かう。山麓駅では3度、雪がちらついている(私の今年の初雪)。
山麓駅では、売店も食堂ももう営業している。面白いものはないかなあと思い散策する、しかし7:30になっても動く気配がない。お客さんも係員と話をして車で去って行ってしまう。私も意を決して職員さんに話しかけてみる。
そうすると、山頂駅に向かった職員によると風速は20m〜26mもあり、滑落・体温低下の可能性があり危険だということである。一応始発時間を過ぎても待ってみるが結局8時ごろ、全日運休が決まった。歩いて向かうほど私も無謀な人間ではない。
ビジターセンターの駐車場で今日をどう過ごそうか考える。職員さんは「明日なら大丈夫だ」と言っていたので、今日は那須方面で時間を使おうとは思っていたが・・・。クラシックカー博物館に行くか、温泉に行くか・・・。
スマホとカーナビを使い、行けそうな山をピックアップする。那須岳は1915mなので、標高1500mより上はだめだろう。そこで、日本三百名山の八溝山を見つけるのである。荒海山、高原山は高いし・・・。この時点では里山から那須を見たいとも思っていたのである。
茨城北部の天気も良いようだし、今いるところは栃木と福島の境である。八溝山は茨城と福島の境なので、きっと近いと思いカーナビで確認すると40kmほど運転すれば山頂近くまで行けそうだ。そこで、本日の第一目標を八溝山に設定し、山頂近くまで行って散策しようと思ったのである(まだ、この時点で明日は那須岳に行けると思っていた。)
私が那須岳を後にしようとしているとき、ロープウェーに向かう路線バスが上がっていった、中には乗客が結構乗っていた・・・あの人たちは今日はどう過ごすのであろうか・・・。
八溝山は、大きい山にたくさんの溝(谷)があるため空海が名前をつけた。八溝峰神社と、日輪寺による宗教の山であり、豊作を願う神社と邪気を払う寺である。また、この山から出る湧水群は名水百選に選ばれている。(それぞれの泉の名前を付けたのは水戸光圀とされている。)
栃木から茨城までの県境を通る県道はいわゆる「険道(けんどう)」であった。片側1車線であり所々に避退所があるような道である。
オリジナルな登山口には1台も停まっていない、きっと、みんな同じことを考えているに違いないのである。1か所に停めて散策するか、見どころに車でそれぞれ移動して歩かずに名所だけを見て歩くかである。私は前者にすることにした。
富士見駐車場は第3ぐらいまであり、かなりの台数がとめられそうなのだが先客は1台しかいなかった。そこを起点にし、山頂、日輪寺を巡ることにしたのである。
ストックは持たず、登山靴にも履き替えず、リュックすら持たずにペットボトルのお茶を片手に歩き始める、山頂までは0.6kmである。
山頂の前に馬のモニュメントを見つけ、八溝峰神社にたどり着く。お参りを済ませ、山頂に・・・。茨城県最高峰、茨城県と福島県の県境、日本三百名山、うつくしま百山。そしてその横には城址型の展望台が設置されているのでそちらに行くことにする。
展望台からは北方への展望が木によりなかったが、それ以外の方向の展望は良かった。本当に眺望が良い時は富士山も見えるそうである。そして、西方向に見える山について登山者がいろいろと議論していた。あの一番高い山は何だ・・・日光白根か浅間山か、男体山は見えているか、赤城は見えているか・・・。さまざまな議論の中で「たぶんそうだろう」と結論付けた山は写真にコメントをしている。
また、海が見事に光っていた、写真は撮らなかったが「あちらの方角に福島第一原子力発電所があるんだろうな」ということも気になった。
かなり長い時間、山頂にいたような気がする。
その後、日輪寺を目指し、土のトレイルを下る。この道はいい道であった。土も落ち葉もやわらかく、また紅葉が非常に目につく、表示もしっかりしていて道迷いは少なそうである。
そういうわけで日輪寺に着いてみたが、あまり変わり映えがしなかった。そして、同じところを戻らず距離稼ぎのため車道を歩き、車まで戻ってきた。
花や虫、鳥などはほとんど見られず「生命の息吹」を感じる場面は少なかったが、紅葉が目を楽しませてくれた。そして彼ははまた森を作り、土壌生物により良い土になってゆく。これが毎年ある山は、人が歩いていないところはきっとふかふかの状態であると思う。
本当は那須岳に行きたかったのであるが、強風と低温により行けず、そこから行きたい山を探しなんとか山行(らしきもの)を済ませた。その思考の過程、そして満足感は那須岳縦走を完歩した時と同じくらいいい経験になったと思うし、とっさのときの判断や対応として、自分でもよかったと思った。
その後は栃木県に戻り、那須与一資料館を見学し、昼食を取り、温泉に入ったところで16時、行動食や朝食などを買い込み、道の駅「明治の森・黒磯」で就寝する。9時前にはもう寝てしまっていた。
明日は、那須岳に行けるであろうか・・・。そればかりを考えながら・・・。
その後はこうなりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-542966.html
「金屏風を登る 両神山(りょうかみさん) 山頂で大感激」
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