月生城跡・桝形城跡・城山城跡 高山村の城跡巡り

2023年05月04日(木) [日帰り]

• GPS: 03:28
• 距離: 7.5km
• 登り: 555m
• 下り: 496m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:49
• 休憩: 0:21
• 合計: 4:10

8:38 水中公民館駐車場
9:20 9:21 月生城跡
9:30 9:31 下山開始地点
10:21 10:21 水中公民館駐車場
10:43 10:43 桝形八幡広場
11:07 11:16 枡形城跡
11:38 11:38 桝形八幡広場
11:54 11:54 ツツジ山公園駐車場
12:11 12:21 展望櫓（主郭）
12:48 ツツジ山公園駐車場

＊枡形城跡と城山城跡（高井城山）は良く整備されているのでハイキングとしましたが、月生城跡は一般的な登山道はないので、ご注意ください

天候

快晴♪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【月生城跡】
高山村「水中」集落の公民館駐車場をお借りしました
【桝形城跡】
高山村「桝形」集落の桝形八幡広場脇の道路余地に駐車
【城山】
高山村内の信号「高山小学校入口」交差点を東進
すぐ左にトイレのある駐車場があります

コース状況／危険箇所等

【月生城跡】
公民館駐車場から浄教寺を目指して舗装道歩き
寺の右に見えた東屋付近の尾根に取り付き前進すると防獣柵
柵のゲートを通り抜けた後は尾根伝いに登ります
踏み跡は殆ど確認できませんが、尾根が狭まるにつれ
明瞭な踏み跡になり、急坂の登りに次々に削平地
主郭らしき深い堀切からも微かな踏み跡あり
妙覚山の雨引城跡まで尾根は続いており、歩けるのかもしれません
（但し、妙覚山の尾根直下はかなり急坂と思われます）
【桝形城跡】
駐車場所から西に車道を歩くと枡形城址と書かれた標柱があり
標柱の左が登山道入口
防獣柵ゲートを抜け、尾根伝いに急坂を直登
磐場を巻く箇所あり、その直後の急坂にロープあり
地元の小学生が登るとお聞きしましたが、よく整備され
踏み跡明瞭、主郭には枡形城の標柱が建てられています
【城山】
今日廻った城跡の中で最も整備の行き届いた城跡
ツツジ山公園として、展望櫓まで木段が整備されています
今年はツツジも咲くのがとても早くて、散りかけていました

写真

5/4 8:38

水中（みずなか）集落センターバス停。水中は枝垂れ桜の古木が有名で、開花期は大勢のお花見客で賑わいます。

5/4 8:42

浄教寺入口

5/4 8:43

浄教寺山門
立派な山門にびっくり！

5/4 8:47

東屋から高山村
東屋脇の小径から尾根に取り付き

5/4 8:54

防獣柵ゲートを通過

5/4 9:08

広い尾根は踏み跡らしきものがなく、藪もなく、適当に登ります

5/4 9:08

急斜面に削平地が次々に出現

5/4 9:10

堀切？

5/4 9:11

尾根が狭まると踏み跡明瞭

5/4 9:12

また急坂が

5/4 9:14

削平地がまた出現

5/4 9:16

踏み跡明瞭

5/4 9:17

斜度も緩み、新緑が目に優しい快適な尾根

5/4 9:19

屋敷があったのではないかと思われる平坦地

5/4 9:20

字が消えかかり読めない標柱

5/4 9:21

平成3年に建てられた物です。ここが月生（つきおい）城跡の主郭か？

5/4 9:21

すぐに一番深い堀切が出現

5/4 9:22

堀切の底に境界標

5/4 9:23

大岩をものともせず成長する木々は本当にたくましいですね！

5/4 9:24

杉林に覆われる岩稜帯

5/4 9:30

堀切跡と思われます。このまま尾根を進めば雨引城跡に到達しますが、城跡直下踏み跡もない急斜面と想像するのみ。本日はここで引き返します。

5/4 9:38

鬼滅の刃

5/4 9:40

振り返った植林帯に覆われる週販

5/4 9:42

削平地は雑木林

5/4 9:43

ツツジが見ごろ

5/4 9:54

幹に張り付いている者が写っているのですが、この写真ではわかりません。相方が触ってしまい、気づいたそうです。

5/4 9:54

幹を別の方角から撮影するとご覧の通り。シマヘビでしょう。

5/4 9:55

怖いもの見たさでもう一枚。シマヘビは何のために木登り？

5/4 10:04

防獣柵ゲートを通過
元来た道を戻らず、柵に沿って歩き、遠回りをしました

5/4 10:06

雁田山（左）
次に登る桝形城跡も見えているのではないかと思います

5/4 10:07

写真では判然としませんが雁田山の向こうに妙高

5/4 10:11

馬頭観音がありました。今は踏み跡もはっきりしない場所でも、古道があったのか？

5/4 10:12

イチリンソウ

5/4 10:12

川を渡る為の石段が残っています

5/4 10:12

言葉は要りません

5/4 10:13

草に埋もれそうな石段は、踏む人がいなくなって久しいように見え、何故かいとおしく感じます

5/4 10:13

蕾のイチリンソウは優しいピンク

5/4 10:17

ヒメシャガが花盛り

5/4 10:17

浄教寺入口まで帰還

5/4 10:37

桝形八幡広場
広場で草刈り作業をしていらした方に桝形城跡への道の状況を詳しく教えて頂き、助かりました。有難うございました。

5/4 10:44

徳正寺

5/4 10:45

桝形バス停

5/4 10:46

この標柱を過ぎてすぐガードレール脇の小径に入ります

5/4 10:47

防獣柵ゲートを通過

5/4 10:52

又もやシマヘビ
今日はヘビーデイ(*_*)毒はないといいますが、やはりあまり見たくない生物(^^ゞ

5/4 10:53

急坂ですが踏み跡明瞭

5/4 10:55

岩稜を巻くと

5/4 10:56

ロープのついた急坂
よく整備されています。小学生が登るので五月末に整備すると言っておられましたが、整備前でも十分歩きやすく感じました。

5/4 11:02

尚も急坂

5/4 11:07

笹のトンネルを抜け出ると平坦地で、ここが二の曲輪

5/4 11:07

ホタルカズラ

5/4 11:08

主郭に到着

5/4 11:14

城春にして草木深し
明るさと静けさに慰められます

5/4 11:16

下山開始

5/4 11:16

振り返った二の曲輪
遠足の休憩にはもってこいの場所

5/4 11:32

振り返った登山口

5/4 11:33

平塩山
2021年5月、小池峠から三沢山に登った帰りに寄り道した山。山頂手前の送電鉄塔からの眺望が素晴らしく、懐かしいです。

5/4 11:55

まだ時間に余裕があるので城山城跡（高井城山）に寄ります。2020年4月、紫子萩（しねはぎ）山を経て灰野峠に下った日の懐かしい登山口。

5/4 11:55

トイレのある駐車場なのが有り難いです

5/4 11:55

当然ですが、登城口の桜はとうに散ってしまっていました。

5/4 11:56

案内板

5/4 11:57

ツツジも咲き始めるのが早かったのでしょう。花盛りを過ぎています

5/4 11:57

斜面をツツジが埋めています

5/4 11:57

松本翁之碑

5/4 11:58

東屋
日陰が本当に心地良く感じます

5/4 11:59

快晴の高山村

5/4 12:00

中央に先程登った桝形城跡

5/4 12:01

もうひとつの東屋からは妙覚山に至る長い尾根が見渡せます。今日最初に登った月生城が足下。

5/4 12:02

養蚕神社

5/4 12:04

百メートル毎に標識

5/4 12:11

展望櫓に到着
ここが主郭。紫子萩山に向かった日の不安が蘇ります。

5/4 12:11

やや右に形の良い桝形城山。草刈りをしていた方のお話に依ると、以前は東尾根からも道があったそうですが、今は藪で歩けない状態とのこと。

5/4 12:20

大岩城跡と妙覚山（左）
これぞ山城の決定版と言いたくなる城跡。強烈に印象に残っています。

5/4 12:20

雁田山の尾根の向こうに微かながら、妙高、火打、焼山

5/4 12:21

左に霊仙寺山、中央奥に高妻山

5/4 12:27

防獣柵を越えると紫子萩山に向かう尾根。今日は手前で林道を下ります

5/4 12:34

平塩山でしょう

5/4 12:38

ノジスミレでしょうか？

5/4 12:45

ゴール間近
今日も快晴の下、思ったより順調に高山村の城廻りができ、高井城山にも再び立ち寄ることができ大満足です♪

感想

kyom4

高山村の水中（みずなか）集落は、枝垂れ桜の古木が有名、
開花期は大勢のお花見客、カメラマンで賑わいます。
2021年5月、痩せ尾根上にある大岩城に登った折に、
集落の南尾根に位置する月生（つきおい）城の名を知り、
気になっていましたが、今回の城廻りの最難関です。

地図の等高線を睨んで最も緩やかそうな北尾根に取り付くと
始めの広い尾根は落ち葉が深く、踏み跡も判別できず、
登りがきつくなる程、踏み跡が明瞭になり、安心しました。
次々に削平地が現れ、その多さにも驚かされる城跡です。
一番深いと思われる堀切の手前の広い平坦地に、
消えかかり文字の読めない標柱（平成3年建立）があり、
ここが月生（つきおい）城跡の主郭かと思われます。

一番深い堀切を越え、更に前進してみました。
時折、累々と岩の立ちはだかる平坦に近い杉の植林帯では、
岩の群れなどものともせず成長する木々の逞しさに驚かされました。
堀切跡も見られ、踏み跡が微かに続いているように見えます。
しかし、雨引城跡直下は多分踏み跡もない急斜面と想像するのみ。
大岩城から見上げた急斜面と同様、潔く諦め、下山開始。

次に向かったのは高山村の北に位置する桝形城。
丁度、桝形八幡広場で草刈り作業をしていらした方に
桝形城跡への道の状況を詳しく教えて頂き、助かりました。
やはり地元の方に教えて頂くのが一番リアルタイムな情報です。

急坂ですが踏み跡明瞭、ロープのついた急坂もあり、
小学生が登るので五月末に整備すると言っておられましたが、
整備前でも十分歩きやすく感じる位、歩きやすい道でした。
急坂の笹のトンネルを抜け出ると平坦地に飛び出し、二の曲輪。
そして石垣が崩れ落ちたような岩混じりの急坂を僅かにを登ると主郭、
登ってきた小学生達が楽しそうにお弁当を広げる姿を想像し、
歴史を未来に伝える地域の方々の深い思いに触れられた気がします。
城春にして草木深し、明るさと静けさに、一瞬時を忘れます。

車に戻る途中の舗装道から平塩山が大きく見えました。
小池峠から三沢山に登った帰りに寄り道した山で、
山頂手前の送電鉄塔からの眺望が素晴らしく、懐かしいです。

まだ時間に余裕があるので城山城跡（高井城山）に寄り道。
紫子萩（しねはぎ）山を経て灰野峠に下った日の懐かしい登山口、
トイレのある駐車場なのが、本当に有り難いです。
ツツジも咲き始めるのが早かったらしく、花盛りを過ぎていました。

主郭に至る尾根上は木段が整備され、見晴らしの良い東屋が二箇所、
主郭上に立つ展望櫓は360度の大パノラマの大展望が楽しめます。
空気の澄む、冬の冷え込んだ朝、北アルプスの北端の乗鞍から
恐らく槍ヶ岳付近迄眺められるのではないでしょうか？
一度、この櫓から澄み切った北アルプスを眺めてみたいものです。