旧国鉄士幌線廃線跡巡り - タウシュベツ川橋梁 他


- GPS
- 02:53
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 101m
- 下り
- 109m
コースタイム
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は危険箇所は無し。エゾシカ以外の動物の気配も無し。ただ、林道上にかなり古いものでしたがクマの糞の痕がありましたので注意は必要です。 |
その他周辺情報 | 幌加の除雪ステーションには、駐車場のほか、24時間開放されている公衆トイレと自動販売機があります。 |
写真
感想
北海道遺産にも指定されている旧国鉄士幌線の廃線跡であるタウシュベツ川橋梁を見に行ってきました。
▼まずは幌加へ
・GW、中日の平日は会社が休みのため、仙台港から苫小牧港へのフェリーを使ってマイカーで北海道入りしました。
・前日は昼まで空知地方でエゾリスの撮影を行っており、午後から滝川〜旭川〜層雲峡〜三国峠と走り、幌加の除雪ステーションに着いたのは陽が落ちてから。ここの駐車場で車中泊し翌早朝から活動を始めることにしました。
・幌加の除雪ステーションは広い駐車場と、24時間開放のトイレ、あとは飲料の自動販売機もあり、とても快適に過ごすことが出来ました。周りに店や施設が何も無いため、とてもありがたい存在です。
・夜中、トイレで目が覚めたのですが、車の外へ出ると、周りに沢山のエゾシカが居ました。車のドアの開閉音に驚いたようで、一斉に走って逃げて行きました。こちらもシカに囲まれているとは思っていなかったので、少しビックリしました。
▼徒歩でタウシュベツ川橋梁へ
・翌朝は6時半頃に起きて準備を開始。7時前くらいに幌加除雪ステーションの駐車場を出発し、徒歩でタウシュベツ川橋梁を目指します。
・駐車場から歩いて15分ほどで渡鹿橋が見えてきます。この橋を越えてすぐ左に林道入り口があります。尚、この渡鹿橋の隣には廃線跡の音更トンネルがあります。(国道からは見えませんが、橋の手前から廃線跡に出ることが出来、そこから歩いて見に行くことは可能)
・林道に入るとすぐゲートが見えてきます。糠平の街中でゲートの鍵を借りることが出来るらしいのですが、有料なのと、予約が必要、かつ時間的な制約が結構厳しいみたいなので、今回は徒歩を選択しました。
・林道のゲート前には、数台の車が停められるスペースがありました。前日に下見をしておけば良かったと少し後悔。自分が着いたタイミングでは、習志野ナンバーのハリアーが1台停まっていました。
・林道は特に見所は無し。多少のアップダウンがあり少し疲れました。
・糠平のツアー会社が、早朝ツアーというのを開催しているらしく、途中、2台のハイエースとすれ違いました。
・ゲートからは、歩くこと約1時間弱でタウシュベツ川橋梁の入り口に到着します。ここには2箇所の駐車場があり、入り口の手前と奥、それぞれ数台ずつ駐車できそうでした。
・ここからは林道を逸れて廃線跡の小道を歩きます。距離は100mから200mほどだと思うのですが、泥濘と倒木で歩きにくいので注意が必要です。(自分は倒木で足を滑らせ大転倒してしまいました、骨折とかしても助けを呼べないので気をつけないと、と思いました)
・廃線跡の小道を抜けると、目の前に糠平湖が姿を現します。そして目の前にタウシュベツ川橋梁がありますが、廃線跡を歩いて来ているので正面から見える形となり、最初は気が付きませんでした(笑)
・進行方向の左側(タウシュベツ川の上流側)が少し開けているので、そちらに歩いていくとようやく想像していたとおりの橋梁の姿が見えました。この日は天気も良くて結構感動しました。
・11連アーチはまだ繋がっていました。しかし中央付近のコンクリートは相当劣化が進んでいるようで繋がっている部分の厚みが薄くなっており、そう遠くない未来に崩壊しそうです。
・先行者が1名見えました。会話してみると、やはりゲート前の習志野ハリアーの方でした。今年の2月にもここに来たとの事で写真を見せてもらったのですが、積雪期はまた違った風情がありました。厳冬期の糠平湖はワカサギ釣りのポイントとなっているようで、国道から凍結した糠平湖を歩いて来る事が出来るとの事でした。来年、来て見たいと思いました。
・タウシュベツ川が糠平湖に流れ込むところにこの橋が架かっているのですが、タウシュベツ川の流れがそれなりにあって、濡れずに渡れそうになく、折角来たんだからと、靴のまま川を渡渉しました。替えの靴を車内に積んでおいて良かったです。車での旅は荷物の量を気にする必要がないのが良い点ですね。
・タウシュベツ川橋梁の周りをグルっと一周。一通り写真を撮り終えたので、来た道を戻ることにしました。
・朝9時を過ぎると、こんどは午前中のツアーの人たちやら、ゲートの鍵を借りて入ってくるマイカーの人たちやらで混雑してきました。早めに切り上げて戻って来て正解でした。
・幌加の駐車場に戻ってきたのは9時半過ぎ。12km強の歩きは久しぶりの運動で結構体にきました。。。
※ログはここまで。
▼旧国鉄士幌線の他のコンクリートアーチ橋梁群を見に
・タウシュベツ川橋梁を見たあとは、他のコンクリートアーチ橋梁群を巡りました。全部で14あるらしく、一番上流部にある十三の沢橋梁から糠平川に沿う国道を下る形で回ることにしました。(もちろん車で・・・)
・事前情報があまりないのと、付近一帯が携帯の圏外となるため、探すのに苦労しました。GPSマップと睨めっこしながら、ここだ!と思われるところに車を停めて藪を漕いだところ、ようやく糠平川の対岸に十三の沢橋梁を見つけることが出来ました。が、ネットで見つけた写真は橋梁のすぐ近くまで寄れているようだったので、別のルートを探すことに。結局、幌加の駐車場から上流側に数kmいったところにある小さな駐車スペースの横にある林道を歩き、廃線跡とぶつかったのち、廃線跡を南下することで辿り付く事が出来ることが分かりました。大変苦労しましたが目の前まで行くことが出来ました。
・十三の沢橋梁の上を歩くことは出来ませんが、橋の手前に右側に下りる不明瞭な踏み跡があり、そこから川岸に下りる事が出来ます。
・十三の沢橋梁の次は、第六音更川橋梁。これも国道からは分かり難いところにありました。古い林道の跡みたいなところに車を停めると、こちらも不明瞭な踏み跡があり、辿ると第六音更川橋梁の姿が見えました。
・第六音更川橋梁の次は、第五音更川橋梁。これは国道沿いなので、すぐ見つかります。幌加の駐車場からも歩いてすぐです。
・第五音更川橋梁の次は、幌加の駐車場のすぐ隣にある旧幌加駅の跡を見に行きます。その前に除雪ステーションの建物の中にある自販機で冷たい飲み物でも飲もうかと思い、背中に背負っていたリュックから財布を出そうとしたところ、派手にリュックを落としてしまいました。
・給水したあとは旧幌加駅跡で写真でも、と思ったところ、カメラのオートフォーカスが機能しない・・・さっきリュックを落とした際、カメラに衝撃が加わったようで壊れてしまいました。なので、ここから先はデジイチの画像は無です。。はぁ。残念。(アップした画像はスマホで撮ったもの)
・旧幌加駅の次は、廃線跡をそのままずっと歩いて、永久凍土を貫いて作ったという音更トンネルを見に行きました。
・その後は、国道からタウシュベツ川橋梁の遠望を見たり、五の沢橋梁や、三の沢橋梁、糠平川橋梁を見て、鉄道資料館の横にある糠平駅跡を見ました。
・ここから先は、中の沢陸橋、第四音更川橋梁、第二音更川橋梁、下の沢陸橋、糠平第一陸橋、第三音更川橋梁とあるのですが、中の沢陸橋と下の沢陸橋は見つけ出すことが出来ませんでした。
・中の沢陸橋については、国道から逸れた道を糠平ダム方面に行き、ダムの敷地の行き止まりのすぐ手前に斜面を登る古い階段のようなものがあったので、そこを登ればもしかしたら見れたのかも・・・と後になって思いました。
・また、これらの橋梁群よりずっと下流に勇川橋梁というのもあるのですが、古いマップの画像を頼りに林道を走り、すぐ近くまで行ったのですが、これも見つけられず。あとで調べたところ、林道に掛かる小さな橋から小川に下りて、そこから川伝いに10分ほど下る必要があったとの事。
・結局、14残っている橋梁群のうち、11を見ることが出来ました。今回見つけられなかった中の沢橋梁、下の沢橋梁、勇川橋梁の3つは次回に持ち越しです。
この日の翌日は道東の厚岸で撮影をする予定だったので、このあと釧路まで移動しました。途中、上士幌の街中にある温泉でさっぱりして、夜19時半くらいに釧路に到着しました。
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