山行記録: 安芸大田町戸河内 市間山(1108.7)に登る

記録ID: 5480582

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

中国山地西部

安芸大田町戸河内　市間山(1108.7)に登る

2023年05月01日(月) [日帰り]

kariogaryu

コースタイム

日帰り

山行: 5:10
休憩: 0:00
合計: 5:10

10:40

310分

スタート地点

15:50

ゴール地点

今回は偵察のため、上田吹の林道出発点（すぐ上に「通行止」の看板があるがあるが、これはどうもイノシシ除けのようだ。簡単に取り外せるが、外した後は元に戻しおくこと）から市間山の登山口まで歩く。途中、中間点より上の方に林道が少しばかり崩れていたので自家用車（マイクロバ
スを含め）での走行は無理。したがって林道入り口辺りに駐車して歩かねばならない。

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2023年05月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車旧戸河内町上田吹より林道（舗装路）を歩いて登る。通常は市間山の登山口まで車で行けるのだが、今回は途中一部林道が崩れているため林道入口から歩くより他はなかった。
コース状況／危険箇所等	安芸太田町　市間山(1108.7)に登る　　　　日時：2023．05．01（月）　　天気：晴れ　　　コース：上田吹（旧戸河内町）最深部～林道（舗装路）～林道分岐～市間山登山口～　　　　市間山往復　　メンバー：単独　　　　　大型連休3日目、安芸太田町の市間山に出かける。10数年前に同じ山並みの奥にある立　　　　岩山に単独で筒賀の坂原から登ろうとしていたら、登山口近くの老人から「熊が出るから　　　　　　一人で出かけるのは危ない」と言われ、わざわざ自宅に帰って手斧（ちょうの）を持って来ら　　　　　れたことを思い出す。幸い、山の中では熊に出会うことはなかったが、地元の人でさえ恐れ　　　　　ておられるのだから、実際熊に出会うとどうしたら良いのだろうか？　　　　　思い出すのはこれも10数年前、栃木県と福島県にまたがる男鹿山(1777)に登り、その下　　　　山中に林道を歩いているとカーブ地点で熊に出会ったことだ。このカーブ地点には小　　　　　　　　さな岩場があり、たまたま水が流れていた。熊はこの水を求めて小さな岩場をへつって行っ　　　　　たので何事もなかったが、ほんの数秒早ければ熊とばったり出会って襲われていたかも知れ　　　　ない。まさに冷や汗そのものだった。50年以上、山に登っているがすんでの所でクマに襲わ　　　　れそうになったのはこの時が初めて。　　　　話はもとに戻るが、戸河内の上田吹（かみたぶき）最後の民家から少し上がったところが林道の始点。林道と言ってもマイクロバスでも走れる幅広の舗装路。集落最奥部から最初右に大きくカーブすると、入口には鉄線が張り巡らされ「立ち入り禁止」の看板がある。これはどうも猪除けの柵らしく簡単に取り外される（外した後は元に戻しておくこと）。ところが現在、この舗装された林道は途中、小規模なながら崩壊しているのでマイクロバスのみならず自家用車でも通行出来そうにない。そのため林道入口手前に駐車して歩くより他はない（自転車やバイクなら登山口まで可能）。　　入口から上がったり曲がったりを繰り返しながら林道（車道）を40分位歩くと市間山登山口に向かう未舗装の短い林道に出会った（分岐の少し手前の藪の中に田吹雨量観測局と記された小さな建物あり）。ここで筒賀に向かう林道（舗装路）と分かれ、右に折れて市間山への登山口に向かう。この分岐には「市間山登山口0.6㎞　R191　戸河内方面5.3㎞　R186坂原（筒賀）方面5.3㎞」の標識がある（右に折れず直進すると筒賀に出るが、下山してきた登山者によると車での走行は可能だが、道幅が狭い上にカーブが多く道は余りよくないとのことだった）。分岐より10数分未舗装の車道を歩くと市間山への登山口に達した（自家用車5前後、駐車可。また分岐より登山口まで所々道路脇に駐車出来る場所もある。　　　　　　登山口で一休みして出発しようとすると前述の夫婦らしき二人連れが下りて来られた。彼らは始め戸河内の上田吹から登ろうと思っていたが林道入口が封鎖されていたので筒賀に回って車で来たとのこと。時間を稼ごうと思えば自家用車でも来れるとのことだが道路状況が分からないのであまり無理をしないことだ。　　　　いずれにしても今回は林道（舗装路）を1時間近く歩いたので立岩山までの往復はやめて市間山までとした。登山口にあった案内標識には市間山まで確か1時間30分とあり、立岩山まではさらに1時間以上かかるのではじめから市間山までの往復とした。　　登山口から、はじめはわすかばかり緩いもののそのうちじき桧木林や杉林の中の急斜が始まる。登るにしたがってますます急になる（とくに危険個所があるわけでもないがスリップしやすいので慌てずゆっくり登ること)。登っていると後ろから一人の女性がやってきた。話をすると自分がとめた車のすぐ上に車をとめてやってきたとのこと。確か山に登り始めて6年と言っていたのではないかと思っていたが登った山の数は広島県を含め600山（同じ山は複数回登っても1回で計算、県外も含め主に中国地方）。ということは1年に100山以上、何かの聞き違いではないかと思われるが…。それにしても仕事が休みの時は殆ど山に登っているとのことだが、どこまでが本当なのか信じがたい。花が咲いておれば写真を撮り、写真を撮りながら山に登りまさに元気そのものと言った感じだった。　　　　桧木や杉に囲まれた急斜を登りきるとブナやミズナラなどの自然林に移り変わり傾斜も緩くなる。そしてわずかな露岩がある小ピークを越すと目の前に大きなピークが現れ、思いがけない急登が続く。これを登りきると市間山の山頂だが、ピークというより縦走路の通過点と言った感じで、ただ山頂標識と三角点があるだけで腰を降ろす場所もない。失礼ながら三角点に腰を降ろさせてもらい昼食とした。　　昼食後、一休みして登って来た道をそのまま引き返すが急斜の下りが続くので上りよりも気を遣う。慌てずゆっくり降りること。急斜を下り切ると小尾根をそのまま直進せず左に折れること。5分あまり下ると出発点の登山口にたどり着く。その後未舗装路から舗装路へと変わり50余りあまり下ると出発点に戻る。　　参考タイム　　（上り）林道入口(0.45)市間山登山口への林道分岐（0．12）市間山登山口（1．20）市間山　　　　　　計　約2時間20分　　（下り）市間山（1.00)市間山登山口（0.10)市間山への林道分岐（0.40)林道入口　　　　　　計　約1時間50分　　したがって合計4時間10分　　なお立岩山まで往復すると2時間30分位プラス
その他周辺情報	下山後、いつものごとく「戸河内道の駅」に立ち寄る。