八塔寺山~男滝~女滝~男滝山
- GPS
- 04:51
- 距離
- 14.8km
- 上り
- 770m
- 下り
- 766m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:50
歩行時間4時間30分、歩行距離14.5km、歩行数23,000歩
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あくまで登山メインの人は「八塔寺資料館」西の公園駐車場に車を置き、八塔寺&高顕寺経由でアプローチできます。 |
その他周辺情報 | 八塔寺の村は1974年には岡山県下で初めて、山上全体が“ふるさと村” として登録されました。 八塔寺の村はかつては「西の高野山」と称され、盛時には72坊もの僧坊や十三重塔が 建てられたとされる宗教都市でした。山岳修行の僧が宗教活動の拠点とした山岳仏教の聖地でした。現在は八塔寺(天台宗)と高顕寺(真言宗)の二寺のみが残ります。 各ポイントには四国八十八札所の寺院の如来、菩薩、観世音などの石仏が設置されています。 また八塔寺の村は映画”黒い雨”、テレビドラマ”八ツ墓村”や”火垂るの墓”のロケ地となったことでも知られています。 この時季は八塔寺川沿いの紅葉がきれいです。紅葉を見た後は「八塔寺ガルテン」で地産地消のランチバイキング(1,080円)を堪能するのがお薦めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
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備考 | 今回は不覚にも地形図を持っていくのを忘れ、eTrex30(GPSナビゲーター)のみでルートファインディングしながら進みました。 ナビの地形図は縮小&拡大が自在にできるのですが、広範囲の地形を読み取ることができないのと、反応がやや遅いのとで、道に迷うことが度々ありました。 やはり地形図とコンパスは必携です。 |
感想
今回は紅葉、山、滝、歴史をテーマに八塔寺の村を起点に三国(備前、美作、播磨)を訪れました。
八塔寺ダムから八塔寺ふるさと村にかけて紅葉が程良く色づいていました。
特に八塔寺川にかかる三国(みくに)橋から南の道沿いにかけておよそ1kmにわたってモミジが紅葉の旬を迎えていました<写真24>。このスポットは意外と知られておらず、穴場的な紅葉スポットです。
もちろん、今回のコース上でも随所に紅葉が見られました。特に滝と紅葉のコントラストは美しく心を和ませてくれました。
全体的に登山道や散策道はよく整備されており、歩きやすいのですが、地図上にない道が多々あり、地図とコンパスで誤ったコースを進んでいないことをその都度必ず確かめる必要があります。
今回のコース上では八塔寺から行者堂に至るまでのルート、男滝山の取り付き点(南北両方とも)、男滝山のピークからのルートが初めて挑戦する人(=自分たち)にとっては少しわかりにくいです。今回ヤマレコの地図上にトレースしたルートがおそらく正しいとは思いますが、道標もほとんどなく、道を一つ間違えるだけで全然違う方向に進む可能性もありますので、ルートファインディングは慎重に行う必要があります。
沢沿いや滝コースの道は多少の傾斜はあるもののフラットな道ですので、純粋に滝のみのコースをとる場合は、ほとんど登山装備は必要ないぐらいです。ただし、秋とはいえ、大半が日陰コースなので体感気温は低く、防寒具と手袋は必携です。
なお、男滝と女滝は兵庫県佐用町側から車でアプローチできます。ただし、小石や木々が所々落ちており、車を傷つける可能性がありますので、車でのアプローチは控えたほうがよさそうです。
この山域の西側数kmのところに、岡山国際サーキットがあります。この日はチューニングフェスタというイベントが開催されていたせいか、常にレースの爆音が鳴り響いていました。
加えて、どうも男滝山の登山道はモトクロスの練習場と化しているようで、本日の昼ごろはバイクの爆音が鳴り響いていました。いったいどこから入ったのか不明です。非常にアップダウンが多い登山道でかつ傾斜も急な所もいくつかあるので、少なくとも一人で来るのは不可能な場所です。
ちなみに、自分たちが降りた道の終点には「車進入禁止」の札がかかっていました。
今日は日曜日でしたが、このコースを訪れるのは、静寂な平日がいいかもしれません。日曜日でもモトクロス練習人以外に誰とも出会いませんでしたが・・・
周遊コースでしたので、再び八塔寺に戻って歴史を少し探索しました。まるでこの村だけタイムスリップしたような感じです。鎌倉、室町、江戸、昭和初期が同居しているような不思議な空間です。何よりも無駄に観光化されていない素朴な雰囲気がよかったです。
余談ですが、中国山地沿いの市町村ではカメムシのことを“ハットウジ”と呼ぶ所が多いです。その由来は、八塔寺の修行僧は何日間もお風呂に入らず托鉢を続けていたため大変臭かったそうで、修行僧が来ると臭いので「八塔寺が来たと」言っていたそうです。
そのうちいつしか、臭いカメムシのことを“ハットウジ”(八塔寺)と言うようになったという説があります。
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