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Yamareco

記録ID: 5504615
全員に公開
沢登り
九州・沖縄

【奄美】ヨンゴ川の大滝観瀑

2023年05月03日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:28
距離
2.3km
登り
208m
下り
211m
歩くペース
ゆっくり
2.32.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:57
休憩
1:25
合計
4:22
9:38
57
スタート地点
10:35
10:55
40
ヨンゴの大滝上
11:35
12:00
5
ヨンゴの大滝下
12:05
12:45
75
海岸
14:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道節子線、△183m地点付近の路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
沢下降は始めは幾つも瀞があるのみ。大滝の落口付近に2つ小さい滝がある。大滝下に向かうのに落口右岸にイバラやガジュマル茂る尾根下降がある。ロープ無しで簡単に降りられれ踏み跡っぽいものもある。尚、大滝下や海岸で1時間以上休憩していたのでコースタイムは更に短め。
林道・節子線の起点P出発。
林道・節子線の起点P出発。
今回の目当ては地形図上のコレ。
tamoshima氏曰く「ここには何かの海岸瀑が潜んでいる」
今回の目当ては地形図上のコレ。
tamoshima氏曰く「ここには何かの海岸瀑が潜んでいる」
海岸までの谷の風景。この先に海岸爆があるなんて想像できない。
海岸までの谷の風景。この先に海岸爆があるなんて想像できない。
地形図上の標高183.0m地点には地籍調査のテープがあり、そこから東の尾根筋に入る。ボサの軽い藪漕ぎを10分ほど進むと、すぐに沢型が十字に合わさる入渓点へ着いた。
地形図上の標高183.0m地点には地籍調査のテープがあり、そこから東の尾根筋に入る。ボサの軽い藪漕ぎを10分ほど進むと、すぐに沢型が十字に合わさる入渓点へ着いた。
水量の少ない小川をしばらく進むと、穏やかな瀞がいくつか出てくるが、どれも左右から越えられる。
水量の少ない小川をしばらく進むと、穏やかな瀞がいくつか出てくるが、どれも左右から越えられる。
段々と開けてくる。
段々と開けてくる。
先が明るい。
co110でやっと滝が現れた。右岸から大岩を巻いて滝下に降りた。
co110でやっと滝が現れた。右岸から大岩を巻いて滝下に降りた。
滝を下から。15mほどありそうだ。大岩を降りていくとすぐ下には大滝の落ち口と海が見えた。
滝を下から。15mほどありそうだ。大岩を降りていくとすぐ下には大滝の落ち口と海が見えた。
なんとか滝の全景を確認したく、滝下まで行けないか滝の落ち口付近をウロウロ。地形図上ではあと30mほど下ると海岸線上に崖マークが繋がっているため、降りられない可能性が高い。
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なんとか滝の全景を確認したく、滝下まで行けないか滝の落ち口付近をウロウロ。地形図上ではあと30mほど下ると海岸線上に崖マークが繋がっているため、降りられない可能性が高い。
滝の落口。下の風景は垂直になっており確認出来ない。
滝の落口。下の風景は垂直になっており確認出来ない。
良く見ると左岸には地形図にはない尾根上の地形になっている。
良く見ると左岸には地形図にはない尾根上の地形になっている。
とりあえず降りてみることにして下降していくと、青いテープを発見した。
とりあえず降りてみることにして下降していくと、青いテープを発見した。
滝のすぐそばのガジュマルまで様子を見に行くと、いい感じで降りてきている。そこからは滝から付かず離れず歩きやすいルートを下る。すると、なんと滝下にあっさり出てしまった!
滝のすぐそばのガジュマルまで様子を見に行くと、いい感じで降りてきている。そこからは滝から付かず離れず歩きやすいルートを下る。すると、なんと滝下にあっさり出てしまった!
大興奮で大滝を仰ぎ見ると、落差30mはあろう垂直滝が、白い飛沫をあげながら豪快に流れ落ちている。
大興奮で大滝を仰ぎ見ると、落差30mはあろう垂直滝が、白い飛沫をあげながら豪快に流れ落ちている。
そして下に続くゴーロの先には、海が見えた!!
そして下に続くゴーロの先には、海が見えた!!
完全な海岸瀑では無かったがここから見る風景は格別だ。
完全な海岸瀑では無かったがここから見る風景は格別だ。
水は殆ど伏流となり海に流れ込んでいる。
水は殆ど伏流となり海に流れ込んでいる。
滝下で大撮影会をなどをやって、海岸線へ降りる。5分ほどで海岸に降り立ち、また大撮影会。
滝下で大撮影会をなどをやって、海岸線へ降りる。5分ほどで海岸に降り立ち、また大撮影会。
名残り惜しいが元来た辺りから適当に登り返す。
名残り惜しいが元来た辺りから適当に登り返す。
行きには気付かなかったが、滝上の巻道をよく見たら苔むした古いロープがあった。先人が残していったものだろう。
行きには気付かなかったが、滝上の巻道をよく見たら苔むした古いロープがあった。先人が残していったものだろう。
行きは左岸から簡単に巻き降りた15m滝。今回は快適に登る。このルートで唯一登った滝。
行きは左岸から簡単に巻き降りた15m滝。今回は快適に登る。このルートで唯一登った滝。
k)15m滝を登ると、滝上からは海が一望できる。

f)西表のユツンの滝を思い出す光景。今回は明確な登山道も記録もない沢だけに、感動はそれを上回る。
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k)15m滝を登ると、滝上からは海が一望できる。

f)西表のユツンの滝を思い出す光景。今回は明確な登山道も記録もない沢だけに、感動はそれを上回る。
復路。行きには通らなかった入渓点の上流部の丸い釜。
復路。行きには通らなかった入渓点の上流部の丸い釜。
入渓した十字の沢から本流と思われる方を辿ってみた。小滝が一つあった他には、平らで癒される源頭の風景だった。
入渓した十字の沢から本流と思われる方を辿ってみた。小滝が一つあった他には、平らで癒される源頭の風景だった。
林道に上がる手前の堰堤。何かが挟まっている。
f) 頭のサイズにちょうどよかった^^
林道に上がる手前の堰堤。何かが挟まっている。
f) 頭のサイズにちょうどよかった^^
帰還!お疲れ様でした!
帰還!お疲れ様でした!

装備

個人装備
■靴
特に登攀要素は無いので
ラバー・フェルト何方でも良い。尾根を降る様にラバーの方が滑らなく多少有利か。

感想

遊びすぎなければ2、3時間で滝と海を楽しめます。
ぜひ晴れている日に行って、滝上から見える青い海を眺め、そこからプライベートビーチに降りてたっぷり遊んでほしい!

[感想]
ヨンゴの大滝(仮称)は、残念ながら登攀の対象とはならなかった。しかし、沢下降していかないと見れない秘境感たっぷりの景色と、南国の海岸瀑の鑑賞と思えばそれなりに行ってみる価値はあると思う。
尚、この滝の名称は不明の為「ヨンゴの大滝」としておく。

[総評]
半日で行けて、沢気分を味わえ、秘境の海岸瀑を堪能出来る。ロープを出すような場所も無く癒し系の沢ルートとして良いと思う。唯一、節句(セッコ)までのアプローチが都市部からは少し遠く感じるかも知れない。ちなみに滝の落口の地形は、国土地理院の地形図とは異なっている気がした。実際に落口から下降する尾根は右岸側に付いている。

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