三国岳 ダイラ 瓢箪池 ぐるり 秋
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,098m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
烏帽子岳までの登山道に問題はありません。 烏帽子岳から三国岳まではアップダウンの繰り返し。途中、中部電力送電線の鉄塔で眺望が得られます。 三国岳から最高峰へ、とくに問題ありません。 三国岳から阿蘇谷(あんぞたに)分岐へ。阿蘇谷は崩壊していて現在は使えません。分岐を過ぎ、三国岳三角点へ。三角点からさらに進み、広い稜線を下ります。落石頻発、当たらないよう左右に広がって、木に掴まりながら滑り下ります。適当な場所から右に下ると、植林地帯につけられたトラバース道があり、これを辿って三角点から続く尾根道に出ます。関西電力送電線の鉄塔を過ぎ尾根道を辿ってダイラの頭に到着します。 ダイラの頭から尾根をさらに進みます。右下にダイラが見えますが、急な斜面、とても下り降りることは出来ません。尾根が分かれていますが、案内は皆無ですので要注意です。尾根の途中、右手斜面が緩やかになり、ここなら下れそう、適当に下ってダイラに降り立ちます。 ダイラを散策します。広いダイラ、道はありませんのでどちらでも好きなところに行けます。ダイラの端まで行き、阿蘇谷との合流部でひと休みしてダイラを戻ります。なんと、こんな所にヒトが歩いています。聞くと、明日仲間とここで猟をするということ、この辺りの地理には詳しそうなのでこのヒトは大丈夫のようです。な、なんと、また一人こちらに向かって歩いてくるヒトがいます。聞くと、道が判らず、30分程ここで迷っているとの事です。ほっとされた様子でわれわれのグループに加わりました。道なきダイラをトラバース気味に上がり、瓢箪池に到着しますが、標識はいっさいありません。 瓢箪池からは激下り。最初のうちは所々に赤テープが巻いてありますが、そのうちこれも無くなります。急斜面を滑り降り、ジグザグ道に降り立つことが出来ました。あとはこれを辿って下れば阿蘇谷登山口に降り立ちます。 |
その他周辺情報 | 阿下喜温泉で汗を流しました。 |
写真
感想
クラブ岳の葛谷代表からお誘い頂き、ダイラと瓢箪池に行くことになりました。どちらも聞いたことが無い名前で、地図を見ても載っていませんが、何だか良さそうなところのようです。
時山バンガロー村に着くと、葛谷代表「瓢箪池へ直接登るのは大変なので、烏帽子岳から三国岳へ縦走し、ダイラに降りましょう。距離は長くなりますがそちらの方が楽です」。というこでぐるりとひと周り、今日も長い行程になりそうです。
烏帽子岳はわたしもFさんも登ったことがあるので、烏帽子岳を目の前にして三国岳縦走路に入ります。快晴・無風、とっても気持ちの良い縦走路、遠く伊勢湾まで望めます。岐阜県から海が見えるんだ、ビックリ!
三国岳に登りつきました。ここは岐阜・三重・滋賀の三県が交わる場所、三県を股に掛けます。
三国岳最高点に寄り、ちょっと早めの昼食です。ぽかぽか、もぐもぐ、じゅるじゅる。最高点から三国岳に戻ると7〜8名のパーティが休んでいます。本日始めて会ったヒトです。滋賀の山岳会の人たちで、この先、鞍掛峠から御池に登り、真の谷辺りでテント泊、今日は酒盛りをするとの事、いいな〜、でも重そう。
阿蘇谷への分岐をやり過ごし、三国岳三角点へ。ここまではわたし一人でもなんとか来られそうですが、この先は全くチンプンカンプン、勿論地図にも載っていません。急な広い尾根を下り、葛谷代表、適当な降下点を探します。そしてちゃんと踏み跡のしっかりした道に降りつきます。関西電力送電線の鉄塔からは遠く琵琶湖が、振り向けば白山、荒島岳が白く浮かんでいます。ダイラの頭でコーヒータイム。ここからからダイラを見下ろすと、切り落ちていて降りることは出来ません。さらに尾根を伝って下り、適当な斜面を選んで滑りながらダイラに降り立ちます。
ダイラは今が盛りの秋、錦糸銀糸、落ち葉ふかふか、見上げれば青空。葛谷代表保証付の秋のダイラ、さすがです。カシャカシャ、カシャカシャカシャ。広いダイラ、さらさら、ざらざら、ざわざわ、落ち葉を踏みしめ端から端まで歩きます。こんな場所にもヒトがいました。猟師のおじさん、ここはおじさんのフィールド、明日、仲間とシカ猟に来るそうです。また一人、鈴鹿市からおみえの迷子の男性。私たちと同じく、烏帽子岳から三国へ縦走し、阿蘇谷を下ろうとしてここまで来られたそうですが、道が判らず30分程さ迷っているとのお話しです。もと来た道を引き返そうと考えていた時に、わたしたちを見つけられたそうです。そうなんです、このままいけば遭難です。葛谷代表「阿蘇谷は崩れていますので止された方がいいですよ」。迷子さん「わたしも一緒に付いて行っていいですか?」。葛谷代表「どうぞどうぞ」。ほっとされ、安堵の顔。その気持ち、わたしにもよ〜く判ります。葛谷代表、昨年はここで若い女性が二人迷子になって泣いていたのに出会わしたそうです。1昨年は阿蘇谷を登ってきた若者が顔面血だらけになってここまで上がり、助けを求めてきたそうです。迷子になっておられた方々、葛谷代表に会うことが出来、運が良かったとしか言いようがありません。ここは迷子の多発地帯、行ったことが無いヒト、決して一人で入るなんて思わないでください。
ひとり増え、4人グループとなって瓢箪池へ。水面に落ち葉を浮かべた小さな池ですが、山のテッペンに池があるなんて驚きです。池の周りは広々とし、落ち葉ふかふか、静寂、いつまでものんびりとしていたい所です。
瓢箪池からの下り、道がついているわけではなく、案内は勿論、赤テープも少なく、たとえあっても怪しげです。わたし一人ではとっても下ることは出来ないでしょう。阿蘇谷は崩壊する前までは、一般登山道として使われていて、山のガイドブックにも取り上げられていますが、今は阿蘇谷を使うのは止した方がよさそうです。ダイラ・瓢箪池に行かれる方は、鈴鹿を熟知した方とご一緒されることをお勧めします。そういったお知り合いがお見えにならない場合は、クラブ岳へご一報下されば何とかして呉れると思います。
ぽかぽか陽気の秋の一日、ニッポンの秋を堪能させて頂きました。葛谷代表、ご一緒いただいたFさん、ありがとさ〜ん、でした。
onisanこんばんは、コルセット仲間?のshigeです。前回、御池岳登山口でののギックリ腰は軽症でしたので、先週鎌ヶ岳、今週はやっと御池岳に行ってきました。(onisanのようにT字尾根は無理ですけど。)
三国岳から烏帽子岳の周回ルートを狙っていたんですが、onisanのレコを見ていると難しそうですね。烏帽子岳〜三国岳〜最高点〜三角点から戻るピストンなら問題ないのでしょうか?
鎌ヶ岳、御池岳、shigeさんのレコを拝見し、ギックリ腰、良くなったんだと喜んでいました。
コルセット、わたしにとっては大切な相棒、shigeさんも大事にして下さい。
コルセットさんにはこれからもお世話になって、いつまで続くか、山登りの手助けをして頂きたいと思っています。
烏帽子岳から三国岳縦走路に入り、鉄塔まで進みますと、目指す三国岳方面が見渡せます。
そちらに向かって進み、三国岳までは尾根伝いですのでまず大丈夫と思われます。
三国岳から三角点までも尾根伝いですので問題ないと思われます。
アップダウンの繰り返しで、大腿四頭筋が疲れました。
どうぞ気を付けて、行ってらっしゃ〜い。
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