青薙山
- GPS
- 06:02
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,474m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
いや〜登りのキッツイ山だった。
何故か山名に惹かれ行きたい山リストに以前から入れていた。金曜の夜に週末天気をチェックしてる内にお日様マークが付く青薙山行きが急浮上。晴れマークは午前中まで。それならばと少しでも早くに登り始められる様にと、急遽車中泊で行こうと決めバタバタっと準備を整え、静岡に向け車で家を飛び出した。移動中に雨が強まったりしてこの山域で良かったのか不安に駆られる。
新静岡ICを降りてからも畑薙ダム迄2時間。IC近くのコンビニに大きな駐車場スペースを利用して明日の朝はここから出発する事とし、缶チューハイで1人乾杯。明日の晴れの山を願いつつ小雨降る中就寝。
4時の目覚ましで寝起きバッチリ。天気は曇天。コンビニで朝食と昼飯を購入して出発。出発地となる畑薙ダム迄が本当に遠い。クネクネ&道が狭い!対向車気にしながらの運転に若干うんざり気味だけど、山に近づくにつれ日差しが差し出し思わずニンマリ。
漸くダムの駐車場に到着。今回は地図上では林道歩きが1時間半。そんな山行の時にと折り畳み自転車を去年購入。それから使う機会に恵まれず万を持しての投入。大体20分で登山口到着。快適この上ない!さていよいよ登山開始!のっけから前置きのない急登、しかも足場はざれてて滑るわ、滑落したらどこまで滑り落ちるか分からん位の危険なセクションが早々に登場。急坂に喘ぎながらもトレイルを外れない様黙々と進む。ふと気がつくと先に滝が見える。池ノ平の湧き水が流れ落ちるポイントだった。やっと池ノ平かと見上げるとその先もまあまあな登りっぷりに思わずため息が出る。諦めて登り始めるとその先は視界が徐々に開け大井川の蛇行が見え感嘆の声が漏れる。右前方の視界にはむき出しの地層を晒す痛々しい山容が眼に飛び込む。見た事もない奇景にさらに大きな声が出る。ここが赤崩か。暫く興奮気味に写真を撮ったりしていると、パラパラと小石か何かが崖を転げて落ちる音がする。地図に崩壊が進んでいるとある。そういう事か。何か急に自分の足元が心配になり思わず後退り。
こっからも急登は続く。地図には急坂の表記が無いけど赤崩の頭迄は自分的にはキツかった。そこから一瞬だけ登りが緩くなる。小腹が空いたのでザックを木にかけ、立ったままで梅おにぎりを頬張る。視線の先に動きが!鹿?いやクマじゃんか!!
たまげた。距離は10mも無い!幸い向こうはこちらに気付いて無い!木陰に身を隠しクマ鈴を激しく振ってクマが消える事を祈る。森中に鈴を鳴り響かせた後、木に身を隠したまま恐々と首だけを伸ばし熊が出没した辺りを見る。いない!もう少し首を伸ばして、更に見る。いない!え!まさかと振り返る。ホラー映画の様な展開は無く真後ろには勿論いなかった。ホッとするがまたどこかで会いそうな気がして早々にザックを担ぎ直し残りのおにぎりを咀嚼しながら先を急いだ。
そこからはクマ避けも兼ね独り言を歌にして大声で歌いながらの山行。
ほどなくキッツイ登りが再開。何度も止まりそうになるが何とか歩き続ける。マジでキツい。まだかまだかと思いつつも漸く登り続けると待ちに待った立派な山頂標識がポツンと霧の中佇んでいた。
登っている内に霧が出始め山頂では真っ白な世界。この先1時間半程進むと西側の眺望良いと書いてあるがこの天気じゃなぁと即却下。山頂で湯を沸かしカップラーメンを食べそそくさと下山支度。
降り始め程なくすると今日初の登山者に遭遇。誰かと話したかったので、ベラベラと自分の事ばっかり喋りまくってしまった。幸い良さそうな人で良かった。ザックは同じブランドのUT、シューズはイノベイトのトレランシューズ。ん〜何か同じ匂いがすると勝手に思い込み相手のペースも気にせずどうもお付き合いありがとうございました。 帰りは急坂だったんでゆっくり慎重に歩いて降ろうと思ってたのに、先程の登山者と話したら急にスイッチが入り。足場を確かめながら徐々にスピードアップ。クマに遭遇した辺りでは自作の歌を絶叫しながら駆け抜ける。池ノ平から先は足場が悪いのでスローダウンし程なくアスファルトが見えスタート地点にたどり着いた。
予想では聖とか上河内岳。もしかしたら赤石とか見て盛り上がるつもりが何か違った。まぁ赤崩と大井川の蛇行の景色は素晴らしかったので良しとするか。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
無事に戻られたようで何よりです
笊ヶ岳、なかなか苦しいですがぜひ挑戦してみてください!
笊ヶ岳、体力つけていつか臨みます!
多分😅
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する