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Yamareco

記録ID: 5521724
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ハイキング
奥秩父

秩父・小鹿野の観音山と牛首峠へ

2023年05月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:14
距離
3.7km
登り
392m
下り
396m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:00
休憩
0:25
合計
2:25
11:34
5
11:39
11:45
1
11:46
11:47
5
11:52
11:54
4
11:58
11:59
37
12:36
12:50
45
13:35
13:36
23
天候 曇のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道・皆野寄居有料道路・国道299号線で小鹿野方面へ。鷲窟山・観音院の駐車場利用(無料)
コース状況/
危険箇所等
■ 秩父札所第31番「鷲窟山(しゅうくつさん)・観音院」の仁王堂から登山開始。まず観音院の本堂・東奥の院に参拝し、観音山の山頂へ。その後、牛首峠へ進み、渓流沿いを観音院の入口・仁王門に反時計回りに戻りました。観音院の鐘楼堂に「鐘は来た時に心をこめて静かに撞きます。決して帰り際には撞かないようにします」と注意書きがあるので、時計回りせず最初に観音院本堂に参拝することをおすすめします。

■ 観音院〜観音山山頂へは要所に道標があり、階段も整備されているので安心して登山ができます。ただ、階段は急登の箇所多し。

■ 観音山の中腹に牛首峠への分岐点があります。ここから牛首峠への道は落ち葉が積もり、踏跡が分かりにくい箇所がいくつかありました。

■ 牛首峠から観音院仁王堂へは沢沿いを下ります。なかなかの渓谷美。ただ、私は濡れた石に足を滑らせ、1メートルほど下の川に落ちてしまいました。翌々日、整形外科に行くと左手の指を骨折していることが判明。ご注意ください。

■ 観音院は石造りの仁王像、落差30メートルの「聖浄の滝」、約1700万年前の地層が見られる場所等、見どころ多数。ぜひ時間をかけて参拝を。

■ 観音山の山頂の眺望は今ひとつ。一方、牛首峠は高さ10メートルほどの岩の切り通しになっていて「石門」のよう。埼玉県で一番壮観な峠です。
その他周辺情報 ■ 観音院の仁王門から小鹿野市街地方面に700メートルほど下りた場所にある地蔵寺は、水子供養で知られる寺院。山肌を覆うように水子地蔵が立てられていて、独特の雰囲気。広い駐車場があるので、ここをスタート地点にするのもよさそう。もちろん参拝することを忘れずに。

■ 手打ちそばとうどんの人気店「観音茶屋」が小鹿野市街から観音院への道筋にあり。交通の便が悪いにも関わらず、車で訪れている人が多かった。https://www.omise-land.com/kannonchaya/
秩父札所第31番「鷲窟山(しゅうくつさん)・観音院」の仁王門近くにある駐車場に車を駐めて登山開始。
2023年05月21日 11:33撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:33
秩父札所第31番「鷲窟山(しゅうくつさん)・観音院」の仁王門近くにある駐車場に車を駐めて登山開始。
仁王門の両脇には高さ約4メートルの仁王像あり。石造りの仁王像では日本最大。その重さ2.4トン。
2023年05月21日 11:34撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 11:34
仁王門の両脇には高さ約4メートルの仁王像あり。石造りの仁王像では日本最大。その重さ2.4トン。
仁王門をくぐると結構な傾斜のある石の階段を上る。296段あり。登山開始直後の急登に息切れ。
2023年05月21日 11:40撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 11:40
仁王門をくぐると結構な傾斜のある石の階段を上る。296段あり。登山開始直後の急登に息切れ。
観音院の西奥の院方面へは岩の崩落のため、通行禁止になっていた。
2023年05月21日 11:41撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 11:41
観音院の西奥の院方面へは岩の崩落のため、通行禁止になっていた。
長い石の階段を上がりきると鐘楼堂に着く。「鐘は来た時に心をこめて静かに撞きます。決して帰り際には撞かないようにします」と。
2023年05月21日 11:42撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:42
長い石の階段を上がりきると鐘楼堂に着く。「鐘は来た時に心をこめて静かに撞きます。決して帰り際には撞かないようにします」と。
背後が岩壁の本堂(観音堂)に参拝。奈良時代、中国から来た僧・行基作と伝わる「聖観世音菩薩」を安置。
2023年05月21日 11:43撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:43
背後が岩壁の本堂(観音堂)に参拝。奈良時代、中国から来た僧・行基作と伝わる「聖観世音菩薩」を安置。
本堂の隣にある「聖浄の滝」。落差は約30メートルあるが、渇水していて残念。
2023年05月21日 11:43撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 11:43
本堂の隣にある「聖浄の滝」。落差は約30メートルあるが、渇水していて残念。
本堂の脇には新生代第3紀(約1700万年前)の地層が見られる。
2023年05月21日 11:47撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:47
本堂の脇には新生代第3紀(約1700万年前)の地層が見られる。
東奥の院に向けてさらに階段を上る。左には句碑が並ぶ。
2023年05月21日 11:47撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 11:47
東奥の院に向けてさらに階段を上る。左には句碑が並ぶ。
東奥の院の手前に、畠山重忠の家臣・本多親常が矢を射通したといわれる岩穴「矢抜け穴」が見られる場所がある。残念ながら葉が茂ってよく分からなかった。
2023年05月21日 11:49撮影 by  iPhone 11, Apple
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東奥の院の手前に、畠山重忠の家臣・本多親常が矢を射通したといわれる岩穴「矢抜け穴」が見られる場所がある。残念ながら葉が茂ってよく分からなかった。
東奥の院に到着。東屋あり。5分ほど休憩。
2023年05月21日 11:50撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:50
東奥の院に到着。東屋あり。5分ほど休憩。
東奥の院を出発して観音山の山頂に向かう。ヤマレコの地図(国土地理院の地図)にない分岐があった。左に進む。
2023年05月21日 11:57撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 11:57
東奥の院を出発して観音山の山頂に向かう。ヤマレコの地図(国土地理院の地図)にない分岐があった。左に進む。
急な傾斜の木段が続く。
2023年05月21日 12:00撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 12:00
急な傾斜の木段が続く。
この分岐もヤマレコの地図(国土地理院の地図)にはなかった。比較的新しい道標があるので、近年、道が整備されたのだろうか。右に進むと水子供養で知られる地蔵寺へ。
2023年05月21日 12:03撮影 by  iPhone 11, Apple
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この分岐もヤマレコの地図(国土地理院の地図)にはなかった。比較的新しい道標があるので、近年、道が整備されたのだろうか。右に進むと水子供養で知られる地蔵寺へ。
観音山山頂方面と牛首峠方面の分岐点に到着。山頂方面の上り道に進む。
2023年05月21日 12:08撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 12:08
観音山山頂方面と牛首峠方面の分岐点に到着。山頂方面の上り道に進む。
仁王門の石像が作られた「仁王尊細工場跡」を通過。
2023年05月21日 12:13撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 12:13
仁王門の石像が作られた「仁王尊細工場跡」を通過。
杉林の中をくねくね曲がりながら登る。奥武蔵・秩父の山によくある風景。
2023年05月21日 12:22撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 12:22
杉林の中をくねくね曲がりながら登る。奥武蔵・秩父の山によくある風景。
尾根筋に出た。山頂までもうすぐ。
2023年05月21日 12:32撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 12:32
尾根筋に出た。山頂までもうすぐ。
「仁王尊採石場跡」を通過。こんな山頂に近い場所から、仁王像の石材を切り出したとは!
2023年05月21日 12:33撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 12:33
「仁王尊採石場跡」を通過。こんな山頂に近い場所から、仁王像の石材を切り出したとは!
観音山の山頂(標高698メートル)に到着。ここで昼食を取ったが、足を停めると虫が多数まとわりつくため、10分ほどで食べ終えてすぐに下山。
2023年05月21日 12:36撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 12:36
観音山の山頂(標高698メートル)に到着。ここで昼食を取ったが、足を停めると虫が多数まとわりつくため、10分ほどで食べ終えてすぐに下山。
観音山の山頂から白石山方面の眺望。雲が出ており、両神山を見ることはできなかった。
2023年05月21日 12:37撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 12:37
観音山の山頂から白石山方面の眺望。雲が出ており、両神山を見ることはできなかった。
尾根筋から下山路への分岐点。まっすぐ東に進む明瞭な道があるので、見落とさないようにしたい。
2023年05月21日 12:53撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 12:53
尾根筋から下山路への分岐点。まっすぐ東に進む明瞭な道があるので、見落とさないようにしたい。
牛首峠方面と観音院方面への分岐点まで下山。牛首峠方面に進む。
2023年05月21日 13:04撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:04
牛首峠方面と観音院方面への分岐点まで下山。牛首峠方面に進む。
牛首峠方面と西奥の院方面への分岐点。西奥の院周辺は岩の崩落があるので、間違って進まないように。
2023年05月21日 13:07撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:07
牛首峠方面と西奥の院方面への分岐点。西奥の院周辺は岩の崩落があるので、間違って進まないように。
このあたりから、落ち葉で踏跡が不明瞭な箇所がいくつかあった。
2023年05月21日 13:10撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:10
このあたりから、落ち葉で踏跡が不明瞭な箇所がいくつかあった。
古い祠が。古くからの峠道であったことがうかがえる。
2023年05月21日 13:13撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:13
古い祠が。古くからの峠道であったことがうかがえる。
ここもヤマレコの地図(国土地理院の地図)にない分岐点。傾いた道標には「湖畔」と記されている。西秩父桃湖方面に進めるのだろうか。
2023年05月21日 13:16撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:16
ここもヤマレコの地図(国土地理院の地図)にない分岐点。傾いた道標には「湖畔」と記されている。西秩父桃湖方面に進めるのだろうか。
若葉が茂り始めて視界が塞がれているが、振り返ると、こんもりと突き出た観音山の山容が見える。
2023年05月21日 13:21撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:21
若葉が茂り始めて視界が塞がれているが、振り返ると、こんもりと突き出た観音山の山容が見える。
コース唯一の鎖場あり。5、6メートルほど下りる。
2023年05月21日 13:23撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 13:23
コース唯一の鎖場あり。5、6メートルほど下りる。
山城・日尾城跡への分岐点。日尾城跡へ50メートルとか書かれているが、20メートルほど進むと城跡に出た。
2023年05月21日 13:27撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 13:27
山城・日尾城跡への分岐点。日尾城跡へ50メートルとか書かれているが、20メートルほど進むと城跡に出た。
日尾城は、戦国時代初期の1478年、太田道灌に攻められて鉢形城を逃れた長尾景春が、一時期ここにこもったと伝わる。城跡に小さな祠あり。
2023年05月21日 13:28撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 13:28
日尾城は、戦国時代初期の1478年、太田道灌に攻められて鉢形城を逃れた長尾景春が、一時期ここにこもったと伝わる。城跡に小さな祠あり。
日尾城跡の碑。小鹿野町教育委員会が1962年に建立。
2023年05月21日 13:29撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:29
日尾城跡の碑。小鹿野町教育委員会が1962年に建立。
炭焼き窯の跡を通過。
2023年05月21日 13:32撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 13:32
炭焼き窯の跡を通過。
牛首峠に到着。高さ10メートルほどの岩の切り通しは壮観だった。「石門」の趣あり。
2023年05月21日 13:35撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/21 13:35
牛首峠に到着。高さ10メートルほどの岩の切り通しは壮観だった。「石門」の趣あり。
牛首峠からは渓流沿いの道を下りる。左右に岩壁が迫り、棒ノ嶺の白谷沢のような雰囲気。
2023年05月21日 13:42撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:42
牛首峠からは渓流沿いの道を下りる。左右に岩壁が迫り、棒ノ嶺の白谷沢のような雰囲気。
「岩神の滝」という道標があったが、足元が悪い沢の中を進む必要があるので諦めた。
2023年05月21日 13:49撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:49
「岩神の滝」という道標があったが、足元が悪い沢の中を進む必要があるので諦めた。
ここで足を滑らせて沢に1メートルほど転落! 腰から落ちて左手を怪我。翌々日、整形外科に出かけたら薬指を骨折していた。
2023年05月21日 13:50撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:50
ここで足を滑らせて沢に1メートルほど転落! 腰から落ちて左手を怪我。翌々日、整形外科に出かけたら薬指を骨折していた。
だいぶ沢の幅が広くなってきた。
2023年05月21日 13:54撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:54
だいぶ沢の幅が広くなってきた。
観音院の駐車場に帰ってきた。約2時間半の登山だった。
2023年05月21日 13:59撮影 by  iPhone 11, Apple
5/21 13:59
観音院の駐車場に帰ってきた。約2時間半の登山だった。

感想

沢沿いの道で足を滑らせて川に落ち、左手の指を骨折。高低差が1メートルほどでよかったものの、数メートル落ちていたら…と想像すると冷や汗が出ます。沢沿いの歩行はくれぐれも注意しなければと自戒。

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