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Yamareco

記録ID: 55563
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無雪期ピークハント/縦走
アジア

スリーパーダ(2243m)

2009年12月31日(木) [日帰り]
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コースタイム

ナラタニヤ登山口3:00〜5:20スリーパーダ山頂6:30〜9:30ナラタニヤ登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
コース状況/
危険箇所等
スリランカの2243mの山。最高峰ではないですが、スリランカ人にとってはとても重要な信仰の山。日本でいえば富士山みたいなもの。でも老若男女誰でも登れます。シーズン中の冬と春なら登山者も多く、一人でも安心して登れます。夜中3時くらいに出発し、山頂でご来光を見るのがお勧めです。
参道脇には縁日が並びます。朝の3時ですが、早くも営業開始のところも。
2009年12月30日 21:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/30 21:50
参道脇には縁日が並びます。朝の3時ですが、早くも営業開始のところも。
夏の富士山のように、山頂まで明かりが連なっています。
2010年01月09日 23:16撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1/9 23:16
夏の富士山のように、山頂まで明かりが連なっています。
2009年12月31日 08:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 8:58
ご来光を待つ人でごった返していました。
2009年12月31日 09:44撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 9:44
ご来光を待つ人でごった返していました。
2009年12月31日 09:48撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 9:48
影スリーパーダ(笑)
2009年12月31日 09:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
12/31 9:57
影スリーパーダ(笑)
もちろんお坊さんも登って来ます。
2009年12月31日 10:04撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 10:04
もちろんお坊さんも登って来ます。
2010年01月09日 23:17撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1/9 23:17
2009年12月31日 10:20撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 10:20
2009年12月31日 11:03撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
12/31 11:03
スリーパーダ。端正な形の山です。最高峰ではないですが、惹かれるものがあります。
2009年12月31日 11:27撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
12/31 11:27
スリーパーダ。端正な形の山です。最高峰ではないですが、惹かれるものがあります。

感想

12/30(水)

スリランカ入国4日目。キャンディを後にし、いよいよ主目的のスリーパーダ登山に行く。観光しているうちに昼前の電車が出てしまっていたので、バスで登山口近くの町ハットンまで行くことにするが、このバスが5列シートの上、更に詰め込まれてぎゅうぎゅう詰になり、クネクネの山道を行くのでとても大変だった。途中嘔吐する人も出る始末。客引きの言うがままに乗った民営激安バスだったが、かなりきつかった。バスは少々時間をかけても選んだほうがいいと思った(国営のCTBなら高いがもう少しマシだと思う)。

ハットンは標高1300mくらいの山間の町。ここから更に乗り換え、ナラタニヤという登山口まで行く。ますますクネクネになった道を進むがこのあたりは茶畑がとても綺麗だ。途中のダムでパスポートチェックも受けながらようやくどん詰まりまでたどり着いた。

ナラタニヤはスリーパーダ登山のためにあるような村だ。ほとんどは巡礼に訪れるスリランカ人向けの縁日や宿が並ぶが、外国人向けの安宿も結構ある。強引に引き込まれたアチニカという宿にRs.800でチェックイン。両隣はソロのイギリス人とドイツ人夫妻。山登り以外にすることがなにもない所で、皆暇をもてあましている。


12/31(木)

朝3時、結構冷え込みが厳しい。防寒着を着て出発する。

登山口まで入って日本にヘッドライトを忘れてきたことに気づいたが、登山口から眺めると山頂まで外灯がついているのがネックレスのように繋がって見える。まるで夏の富士山のようだ。こりゃライトはいらないだろう。この山スリーパーダ(2243m)は最高峰ではないものの、スリランカ人にとっては重要な聖地で、老若男女、宗教、貧富を問わず誰でも登るとのこと。中には懐中電灯も買えない人もいるだろう。そういう人でも夜間登山が出来てしまうのだ。登山道は山頂まで階段が敷かれているし至れり尽せりで何も心配は要らない。失礼な言い方だが、こんな発展途上国で日本のような過保護的登山ができるとは思わなかった。おそるべしスリランカ。

今日は満月の日(ポヤ・デー)である。まん丸の月がこうこうと輝き、月明かりでも十分歩ける。ポヤ・デーもスリランカでは宗教上非常に重要である。仏教徒は仕事もせずお祈りをささげる日だそうだ。翌日は元日なのだが、スリランカではポヤ・デーの方が登山者が多いそう。

登山道両側には縁日や売店、食堂がいたるところにあり、中にはこの時間でも営業しているところもある。何箇所かで声をかけられるが、温かい飲み物の誘惑を振り切りつつ黙々と登る。

途中何箇所か川を渡ると、いよいよ本格的な登りとなる。階段があるとはいえ非常に急なので十分注意。少し明るくなってきたかなと思う頃、山頂に着いてしまった。思ったよりかなり早く、2時間半で登った。

ご来光を待つ間、人が見る見るうちに増え、狭い山頂はおしくらまんじゅう状態になってしまった。山頂についたのが早すぎて日の出まで1時間近くも待った。この日はテレビ局も陣取っており、ポヤ・デーの賑わいを伝えていた。強風が吹きすさぶ寒い中、スリランカ人と押し合いへし合いしながら熱帯の強烈なご来光を眺めた。

帰りも階段なのをいいことに、快調に飛ばし、2時間かからずにホテルに戻った。朝ご飯のカリーを食った後、10時のバスでハットンに戻った。ハットンには11時半頃到着。次の電車は2時半のはずである。3時間も時間があるので、次の目的地エッラまでバスで行こうかと思ったら、なんと11時の列車が遅れていてもうすぐ来るという。山岳列車には是非乗りたかった。すぐにエッラまでの切符を買い、ホームに駆け込んだ。本当にすぐに列車がやってきた!

しかしスリランカに入ってからと言うもの、乗り物に乗るのに20分以上待ったためしが無い。今回の列車の件は運が良かったものの、全般に凄まじいほど交通の便が良い。乗り継ぎ失敗を見込んで1日バッファを設けていたが全く不要だった。

おしまい。

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