アメリカ西部の旅;(1)セドナ(Sedona) ハイキングとパワースポット観光

- GPS
- --:--
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 40m
- 下り
- 23m
コースタイム
- 山行
- 1:10
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:20
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
標高は約1300m。 今回は、JTBのパックツアーに参加したので、フェニックスからセドナへは、専用の観光バスで移動。約2時間。 なお、日本からのフライトは、 成田AP ー> ロサンゼルスAP(乗り継ぎ)ー> フェニックスAP |
コース状況/ 危険箇所等 |
・セドナには、多数のトレイル(trail)があり、メサ状の岩山のいくつかには、登山道もある、とのこと。 ・今回は、ホテルの裏手のトレイルを2kmほど歩いただけなので、特に危険な場所は無かった。朝の散歩 といったところ。 |
その他周辺情報 | ・セドナ(Sedona)という町は、最近では、いわゆる「パワースポット」として、そういうことに興味がある人たちが集まる、人気の観光地となっている。 ・セドナの街中は広いので、クルマであちこちの展望地点を回るのが便利 ・セドナの町のうち、北側の地域(Uptown Sedona)には、みやげもの屋やレストランなど集まっており、買い物には便利。 ・セドナの町では、数か所にコンビニあり。今回宿泊したホテルの隣にも、コンビニ(サークル K)があったので、食料、飲み物はそこで購入した。他に中心部には、高級っぽい大型スーパー(”Whole foods”) もあり、初日の夕食はこのスーパーで購入した。 ・セドナは、高級リゾート地なので、アメリカにしては治安は良い雰囲気だった。 (ご参考;セドナ観光局のホームページ;日本語版) https://visitsedona.com/japanese/ |
写真
ちょうど東の岩山の向こうから、朝日が昇ってきて、「"Sunrise" Vista」に早変わり。
「ベルロック(Bell rock)」(左手)が大きく、その奥に「カテドラルロック(Cathedoral rock)」(右奥)が遠い
なお「コートハウス」とは「裁判所」のことで、「裁判所」のようにお堅い、厳しい、という意味らしい。
装備
備考 | ※ この記録は、現地(アメリカ西部)では、5月25日の記録だけど、他の日の記録との関係で、日付を5月24日としている。 |
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感想
※ (前置きです)
・コロナ禍が始まった2020年より、海外旅行どころではない状況となり、それ以降 約3年は、国内の低山を中心にボチボチと山歩きをしてきた。
・・・が、(コロナウイルスが無くなった訳ではないが)、コロナウイルスに関わる規制がこの春から、海外、国内とも一気に緩和されたので、思い切って、アメリカ旅行へと出かけることにした。
・ただし、コロナやら色んなことが不安なので、安直に JTBのパックツアーでの旅行にした。
グランドキャニオンなど、アメリカ西部の景勝地を巡るツアーで、かつ自由日もあって、グランドキャニオンではトレイル歩きも楽しめそうなツアーだ。
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今日はアメリカ西部の旅、実質 第1日目。
1)セドナ 朝の軽いハイキング
・前日(5月24日)に、ロサンゼルス、フェニックス経由で、セドナのホテル泊。
・翌朝は、5時には外が明るくなってきたので、朝食の前に、現地ガイドさんお勧めの、ホテル裏からのトレイルを、軽く歩いてみた。
・外は涼しくて、スカッとしたコバルトブルーの青空が広がり、景色を眺めながらのトレイル歩きは快適。
・セドナは、「パワースポット」(「ボルテックス /"Vortex"」と言うらしい)ともなっている、ビュート状の岩山があちこちにあり、それらの岩山が、朝日を浴びて赤く染まるのも、早朝ならではの眺め。
・また、この5月下旬はちょうど 花の季節らしく、名前はよく分からなかったが、トレイル沿いにきれいな花々も咲いていて、砂漠に咲く花、といった感じで印象的だった。
・今回は、時間がなくて、1時間半程度の軽いハイキングしかできなかったが、それでも、アメリカ西部の旅の第一歩として、気持ちの良いスタートが切れた感じの朝だった。
2)セドナ 街中の観光、岩山の展望
・ホテルを出発し、この日の午前中は、セドナのあちこちの観光スポットを、バスで巡る。
・「ベルロック(Bell rock)」、「カテドラルロック(Cathoderal rock)」など、面白い形のビュートが、セドナの町を囲むように林立しており、眺めるだけでも、なかなか興味深かった。
・このセドナは、高級リゾート地という位置づけらしく、アメリカ人はここに数泊して、トレイル歩きをしたり、景色を楽しんだり、ホテル併設のプールで泳いだりするみたい。 アウトドアショップには、セドナのハイキングガイドなんかも売っていた。
・・・今回のような駆け足のツアーだと、そういう贅沢は望めないけど、そういうのんびりとしたリゾート地滞在もあこがれる。
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(参照用リンク)
・アメリカ西部の旅(2)グランドキャニオンの展望(夕景と、朝の風景)、5月25日、27日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5588580.html
・アメリカ西部の旅(3)グランドキャニオン、ブライトエンジェルトレイル(Bright angel trail)を歩く、5月26日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5584134.html
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※ 以下 セドナの地質、地形に関する、自分用のメモ です。
1)地質
・セドナの地質は、ぱっと見た目、上部が白っぽい堆積岩層、中部から下部が、赤っぽい堆積岩層の、大きく2層群に大別できるように見えた。
・(文献1)によると、セドナの地質は、前期石炭紀〜ペルム紀末(約350〜約250Ma)の、(浅海性の)砂岩層、泥岩層、石灰岩層で形成されており、細かくは、10の地層(formation)に区分されている。ただし、色調と各地層との関係性は、(文献1)には詳しくは書かれていない。
・(グランドキャニオンの地層ガイドと対比して考えると)、上部の白っぽい層群は、”Kaibab 層”(ペルム紀、石灰岩)、”Coconino 層”(ペルム紀、砂岩)と推測される。
中下部の赤っぽい層は、"Schnebly Hill 層” (ペルム紀、砂岩、泥岩、石灰岩)、"Hermit 層” (ペルム紀、頁岩)、"Supai 層群” (後期石炭紀〜ペルム紀、砂岩、泥岩、石灰岩)、"Redwall 層" (前期石炭紀、石灰岩)
ではないか、と推測される。
・現地ガイドの(やや根拠が不明の)説明によると、セドナの地質は、約3.5億年前の海成の堆積層で、色調が赤っぽいのは、酸化鉄が多量に含まれているため、とのこと。
またセドナが「パワースポット」とされるのは、この大量の赤い鉄分が関係していて、地球の磁力エネルギー、電気エネルギーがここに集中している、とかなんとか・・・(少し怪しげな説明 www)
また、(翌日に訪れた)グランドキャニオンの地層の内、赤っぽい地層は、このセドナの赤っぽい地層の続き、とのこと。
2)地形
・セドナは、アメリカ西部に広がる、標高2000〜2500mの「コロラド台地」の南西の端に位置し、台地の縁が浸食によって削られて、ビュート(Butte)やメサ(Mesa)が林立している。
逆にセドナの町から見ると、北側、東側が「コロラド台地」に連なっており、南側、西側は、フェニックスのある平原部へと続いており、台地と平原との境目に位置している。
((文献2)ではこの一帯を、 "Arizona Transition Zone" という名称の地形区と書いてある)。
但し、コロラド台地の縁に全て、ビュート群があるということでもないので、セドナになぜ、このように多数のメサ、ビュートが形成されているのかは不明。
(文献1)B.Friedman, J.Carpini
"Sedona、 Hey! what's the name that rock?"
(セドナにて購入した、セドナの岩山に関する、ガイドブック)のうち、図 "Geological Stratification of Sedona and Oak Creek Canyon”
(文献2) R.L. Hopkins
"The Southwest's geology 〜Four corners region/ Hiking guide "
(グランドキャニオンにて購入した、アメリカ南西部の地質に関する本)
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