記録ID: 5582883
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ハイキング
道東・知床
落石岬フットパスと根室車石〜道東自然観察旅1日目
2023年06月06日(火) [日帰り]
北海道
simunee
futaba22
- GPS
- 02:22
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 19m
- 下り
- 19m
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| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
落石岬灯台への道の途中には湿原があり、丸太をそのまま並べた木道がありますが、これが歩きにくい。2箇所ほど谷になっているところがあり小さな川を渡りますが急傾斜だったりぬかるみがあったりします。足回りのしっかりした靴であるきましょう。 |
写真
ゲート前にレンタカーを駐車して出発。特に駐車場のようなものはありません。バイオトイレがあります。
蝦夷風露エゾフウロ、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。北海道の主に太平洋側、東北地方に生育。1番最初に目についた花。右上は薄紫の花弁に紫の筋が入っているが、他は紫に赤い筋が入っている。
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蝦夷風露エゾフウロ、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。北海道の主に太平洋側、東北地方に生育。1番最初に目についた花。右上は薄紫の花弁に紫の筋が入っているが、他は紫に赤い筋が入っている。
大山衾オオヤマフスマ、ナデシコ科ノミノツヅリ属の多年草。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布。別名姫誰が袖草ヒメタガソデソウ。こちらの名前の方が素敵。
6/6 12:49
大山衾オオヤマフスマ、ナデシコ科ノミノツヅリ属の多年草。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布。別名姫誰が袖草ヒメタガソデソウ。こちらの名前の方が素敵。
褄取草ツマトリソウ、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。7枚花弁。和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため。これは先端がほんの少し色づいている。
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6/6 12:53
褄取草ツマトリソウ、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。7枚花弁。和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため。これは先端がほんの少し色づいている。
蝦夷御前橘エゾゴゼンタチバナ、ミズキ科ミズキ属の多年草。北海道の湿地や原野に生息。花弁のように見えるのは4つの総苞片、先端が少し赤くなっている。本当の花は中心部の暗紫色で8〜25個つく。
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6/6 12:56
蝦夷御前橘エゾゴゼンタチバナ、ミズキ科ミズキ属の多年草。北海道の湿地や原野に生息。花弁のように見えるのは4つの総苞片、先端が少し赤くなっている。本当の花は中心部の暗紫色で8〜25個つく。
口紅水仙クチベニスイセン、ヒガンバナ科スイセン属の多年草。これは誰かが植えたものでしょう。
黄芥子キガラシ、アブラナ科ヤマガラシ属の多年草。牧場の中や道端に咲いていて最初菜の花かと思いました。緑肥植物。
一房庭石菖ヒトフサニワゼキショウ、アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。名の由来は一つの花茎に一つの花が咲くことから。
6/6 13:03
一房庭石菖ヒトフサニワゼキショウ、アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。名の由来は一つの花茎に一つの花が咲くことから。
白山千鳥ハクサンチドリ、ラン科ハクサンチドリ属の多年草。北海道〜中部地方以北の高山帯の湿り気のある場所に生える。本州だと高山に咲いていますが、ここでは海岸近くに咲いています。
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6/6 13:08
白山千鳥ハクサンチドリ、ラン科ハクサンチドリ属の多年草。北海道〜中部地方以北の高山帯の湿り気のある場所に生える。本州だと高山に咲いていますが、ここでは海岸近くに咲いています。
ここはサカイツツジの自生地。境躑躅サカイツツジ、ツツジ科シャクナゲ属の常緑低木。樺太の北緯50度にあった旧ロシア帝国との国境付近で見つけ、1915年に報告したものが分布の南限とされた。その後、33年に落石岬の湿原でも確認された。樺太と北海道が陸続きだった氷河期の植生を、本来の分布地から離れて飛び地状に示す「隔離分離」の貴重な例として、40年に国の天然記念物に指定された。
6/6 13:09
ここはサカイツツジの自生地。
境躑躅サカイツツジ、ツツジ科シャクナゲ属の常緑低木。樺太の北緯50度にあった旧ロシア帝国との国境付近で見つけ、1915年に報告したものが分布の南限とされた。その後、33年に落石岬の湿原でも確認された。樺太と北海道が陸続きだった氷河期の植生を、本来の分布地から離れて飛び地状に示す「隔離分離」の貴重な例として、40年に国の天然記念物に指定された。
境躑躅サカイツツジ、ツツジ科シャクナゲ属の常緑低木。樺太の北緯50度にあった旧ロシア帝国との国境付近で見つけ、1915年に報告したものが分布の南限とされた。その後、33年に落石岬の湿原でも確認された。樺太と北海道が陸続きだった氷河期の植生を、本来の分布地から離れて飛び地状に示す「隔離分離」の貴重な例として、40年に国の天然記念物に指定された。
湿原になっていて丸太の木道が敷設してあるのですが、まことにあるきにくい。
これがサカイツツジ。小さな木。花は終わっていました。次は花の咲いている時に見に来たい。
蝦夷鹿の群れ。10数頭くらいで行動していました。3つくらいの群れに遭遇しました。エゾシカ、シカ科シカ属に分類される日本シカの亜種。亜種の中では最大級の大きさ。
6/6 13:44
蝦夷鹿の群れ。10数頭くらいで行動していました。3つくらいの群れに遭遇しました。
エゾシカ、シカ科シカ属に分類される日本シカの亜種。亜種の中では最大級の大きさ。
エゾシカ、シカ科シカ属に分類される日本シカの亜種。亜種の中では最大級の大きさ。
浜防風ハマボウフウ、セリ科ハマボウフウ属の多年草。海岸の砂地に自生。 山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。
6/6 13:52
浜防風ハマボウフウ、セリ科ハマボウフウ属の多年草。海岸の砂地に自生。 山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。
ユキワリコザクラ、もう終盤。実はこれが見たくてここに来たのですが、遅かった。雪割小桜ユキワリコザクラ、東北北部と北海道の高山帯や山地の岩場に生える多年草。ユキワリソウの変種。根元から出る葉は広卵形〜楕円形で、基部は急に細くなり、縁は裏にまくれることが多い。葉裏は淡黄緑色の粉に覆われる。
6/6 14:02
ユキワリコザクラ、もう終盤。実はこれが見たくてここに来たのですが、遅かった。
雪割小桜ユキワリコザクラ、東北北部と北海道の高山帯や山地の岩場に生える多年草。ユキワリソウの変種。根元から出る葉は広卵形〜楕円形で、基部は急に細くなり、縁は裏にまくれることが多い。葉裏は淡黄緑色の粉に覆われる。
雪割小桜ユキワリコザクラ、東北北部と北海道の高山帯や山地の岩場に生える多年草。ユキワリソウの変種。根元から出る葉は広卵形〜楕円形で、基部は急に細くなり、縁は裏にまくれることが多い。葉裏は淡黄緑色の粉に覆われる。
エゾシカ動画。
https://youtu.be/C4BVOHfVdiA
https://youtu.be/C4BVOHfVdiA
ミズナラの風衝木。主に強い潮風の影響を受けて樹木の形態が変形している状態を風衝状態という。
シロスミレ。葉が写っていませんが、少数根生し、長い柄をもち、葉身は長楕円状披針形で、縁に鈍鋸歯(きょし)がある。日本では、南千島、北海道、本州の岐阜県以東の太平洋側に偏って分布し、北海道では低地の、本州では山地の、日当たりの良い湿った草原に生育する。
6/6 14:27
シロスミレ。葉が写っていませんが、少数根生し、長い柄をもち、葉身は長楕円状披針形で、縁に鈍鋸歯(きょし)がある。日本では、南千島、北海道、本州の岐阜県以東の太平洋側に偏って分布し、北海道では低地の、本州では山地の、日当たりの良い湿った草原に生育する。
旧無線局の建物。現在は根室出身の銅版画家のスタジオ（仕事場）になっているらしい。
浜豌豆ハマエンドウ、マメ科レンリソウ属の多年草。食べられる野草。
車石。放射状節理。海底火山の溶岩流の先端部分が冷えるとこんな風に節理が入るようです。節理は冷却面から垂直に割れ目が入るのだそうです。
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6/6 15:45
車石。放射状節理。海底火山の溶岩流の先端部分が冷えるとこんな風に節理が入るようです。節理は冷却面から垂直に割れ目が入るのだそうです。
全体を撮ってみました。手前は枕のように節理が入り、枕状溶岩といいます。
先代萩、千代萩センダイハギ、マメ科センダイハギ属の多年草。和名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものである。
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6/6 15:56
先代萩、千代萩センダイハギ、マメ科センダイハギ属の多年草。和名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものである。
千島金梅、チシマキンバイ、バラ科キジムシロ属の多年草。北海道、東北アジアに分布し、北地の海岸の岩場に生える。
蝦夷延胡索エゾエンゴサク、ケシ科キケンマン属の多年草。南千島、北海道、サハリンに分布する。樹林地や林縁、草地など湿り気のある場所に生える。以前、分布地は、北海道から本州の中部以北の日本海側とされていたが、本州の東北地方から北陸地方に分布するものは、別種のオトメエンゴサク とされた。オトメエンゴサクは4月に登った坂戸山にたくさん咲いていました。赤紫色が中心でした。記録ID: 5358275
6/6 16:03
蝦夷延胡索エゾエンゴサク、ケシ科キケンマン属の多年草。南千島、北海道、サハリンに分布する。樹林地や林縁、草地など湿り気のある場所に生える。以前、分布地は、北海道から本州の中部以北の日本海側とされていたが、本州の東北地方から北陸地方に分布するものは、別種のオトメエンゴサク とされた。オトメエンゴサクは4月に登った坂戸山にたくさん咲いていました。赤紫色が中心でした。記録ID: 5358275
色丹蒲公英シコタンタンポポ、キク科タンポポ属の草丈30cm前後になる大型の多年草。北海道（胆振〜根室地方の太平洋側） （国外：千島列島中部）海岸の草地や礫地に生える。
6/6 16:12
色丹蒲公英シコタンタンポポ、キク科タンポポ属の草丈30cm前後になる大型の多年草。北海道（胆振〜根室地方の太平洋側） （国外：千島列島中部）海岸の草地や礫地に生える。
宿のオーナーが撮った写真。たくさんのワタスゲが咲いていてきれいです。例年より早い。
木道脇にきれいな花が咲いています。釧路花忍クシロハナシノブ、ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草。カラフトハナシノブの変種。北海道（道東地方）の湿原に生育。氷河期から残っている希少な花。霧多布ではクシロハナシノブを飾って先祖を迎えるとのこと。絶滅危惧�粁燹�
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6/6 18:42
木道脇にきれいな花が咲いています。
釧路花忍クシロハナシノブ、ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草。カラフトハナシノブの変種。北海道（道東地方）の湿原に生育。氷河期から残っている希少な花。霧多布ではクシロハナシノブを飾って先祖を迎えるとのこと。絶滅危惧�粁燹�
釧路花忍クシロハナシノブ、ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草。カラフトハナシノブの変種。北海道（道東地方）の湿原に生育。氷河期から残っている希少な花。霧多布ではクシロハナシノブを飾って先祖を迎えるとのこと。絶滅危惧�粁燹�
感想
ここに来ようと思ったのは、落石岬や霧多布湿原ではユキワリコザクラが平地に咲いているのを知ったからです。霧多布湿原センターの花の咲く時期をみたら5月中旬から6月下旬になっていたので、6月上旬に設定しました。実際に来てみると、今年は花が早いせいもあり、落石岬は最後の数輪が咲いていただけでした。しかし、それ以外の花が色々咲いており、野生のエゾシカの群れを見ることができたので来てよかったです。落石岬フットパスは草原のとても気持ちのよいトレイルで、今回は時間の関係で実際の岬の先端やチャシ群にはいっていないので、次回はユキワリコザクラとサカイツツジの咲く時期に訪ねて全部歩こうと思います。
また、根室車石の放射状節理は初めて見る構造だったのでここまで足を伸ばして正解でした。
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