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ハイキング
道東・知床
霧多布湿原と霧多布岬花観察〜道東自然観察旅3日目
2023年06月08日(木) [日帰り]

- GPS
- 02:54
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 44m
- 下り
- 71m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:48
距離 5.5km
登り 46m
下り 82m
6:58
288分
スタート地点
11:47
ゴール地点
天候 | 霧のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
|
写真
朝飯前に花散策。宿のすぐそばの木道にて。
釧路花忍クシロハナシノブ、カラフトハナシノブの変種、氷河期から残っている希少な花。今回の旅行ではこの花が1番のお気に入り。なのでたくさん撮りました。
釧路花忍クシロハナシノブ、カラフトハナシノブの変種、氷河期から残っている希少な花。今回の旅行ではこの花が1番のお気に入り。なのでたくさん撮りました。
色丹金鳳花シコタンキンポウゲ、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。北地の海岸近くの湿った草原や砂地、湿地などにはえる高さ10〜50cmほど。地中に1本の匐枝がのびる。茎につく葉は互生します。花は茎先に数個が集散状につくか単生し、径2cmで黄色い5弁花。花弁には金属質の光沢がある。ミヤマキンポウゲによく似るが、ミヤマキンポウゲは茎や葉柄に生える毛が開出するのに対し、本種では伏せている。
小天狗鍬形コテングクワガタ、オオバコ科クワガタソウ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。日本では、北海道、本州で帰化が確認され、やや湿った道ばたや芝生で見られる。小さな可愛らしい花です。
ヤチボウズ木道を歩きます。
落葉松草カラマツソウ、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布する。白いのは雄蕊の花糸、真ん中の薄黄色が雌蕊。今日は天気がいいので花糸がくっつくことはなく、きれいに咲いています。
落葉松草カラマツソウ、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布する。白いのは雄蕊の花糸、真ん中の薄黄色が雌蕊。今日は天気がいいので花糸がくっつくことはなく、きれいに咲いています。
二股一華フタマタイチゲ、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。今日は晴れたのできれいに開きました。白く見えるのは萼片。裏側が薄紅色でそれがほんのり表に透けていてとてもきれいな花です。北海道の道東だけに分布する花。この花もとても気に入りました。萼片5枚。
ヤチボウズ。ヤチボウズは漢字で書くと「谷地坊主」または「野地坊主」。谷地=湿地にある人の頭のような形もの、というところから呼ばれ始めたと考えられます。ヤチボウズの正体はカブスゲやヒラギシスゲなど叢生するスゲ類で、密集した根茎が上へ上へと成長することと、冬季の土壌凍結と雪融け時期の流水によってとっくりを逆さまにしたような、独特な形になります。
勿忘草ワスレナグサ、ムラサキ科ワスレナグサ属の二年もしくは多年草。野生化して各地に群生しており、日本全国(北海道・本州・四国)に分布している。一般に日当たりと水はけのよい湿性地を好み、耐寒性に優れているが、暑さには弱い。
深山繁縷ミヤマハコベ、ナデシコ科ハコベ族の多年草。日本では、北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山地の半日陰の水辺、谷沿いなどの湿り気のある場所に生育する。白いのは花弁、深く二裂するので10枚花弁に見える。
霧多布岬へ移動しました。昨日はあまり花の写真が撮れなかったので今日はゆっくりと撮影します。こちらはまだ霧がかかっていました。
セイヨウタンポポの蜜を舐めるセイヨウオオマルハナバチ。
西洋大丸花蜂、ハチ目ミツバチ科に分類されるマルハナバチの一種。ヨーロッパ原産で、日本には外来種として野外に定着している。
セイヨウタンポポの蜜を舐めるセイヨウオオマルハナバチ。
西洋大丸花蜂、ハチ目ミツバチ科に分類されるマルハナバチの一種。ヨーロッパ原産で、日本には外来種として野外に定着している。
岩弁慶イワベンケイ、ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。ーロッパのアルプス山脈、北アメリカ東部、日本では北海道を含む亜寒帯地方、本州中部地方の山々に生育している。。高山のイワベンケイソウは、最終氷期に南下したものが遺存したと考えられている。
セイヨウタンポポですが、こんもりした花があまりにもきれいだったので撮影しました。以下、タンポポの花の説明。
花のつくりは非常に進化していて、植物進化の系統では、頂点に立つグループの一つである。
タンポポの種類を問わず、花は朝に開き、夕方に閉じる。雨が降らなければ、花は3日連続して、規則正しく開閉する。舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭花を形成しているため、頭花が一つの花であるかのように見える。舌状花1つに計5つの花びらを付けるが、1つに合着した合弁花冠であるため1つの花びらを付けているように見える。舌状花の中央部は雌蕊が伸び、雄蕊が計5本合着している。舌状花の下端には子房があり、その上部から白い冠毛が生えている。この冠毛は後に発達し、風によって種子を飛散させる役割を担う。
花のつくりは非常に進化していて、植物進化の系統では、頂点に立つグループの一つである。
タンポポの種類を問わず、花は朝に開き、夕方に閉じる。雨が降らなければ、花は3日連続して、規則正しく開閉する。舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭花を形成しているため、頭花が一つの花であるかのように見える。舌状花1つに計5つの花びらを付けるが、1つに合着した合弁花冠であるため1つの花びらを付けているように見える。舌状花の中央部は雌蕊が伸び、雄蕊が計5本合着している。舌状花の下端には子房があり、その上部から白い冠毛が生えている。この冠毛は後に発達し、風によって種子を飛散させる役割を担う。
踊り子草オドリコソウ、シソ科オドリコソウ属の多年草。北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島、中国)に分布し、野山や野原、半日陰になるような道路法面に群生する。東京あたりでは植物園に行かないと見れない花です。
琵琶瀬展望台に向かいます。カーナビを設定したら山側を通る遠回りルートを案内されてしまいました。でも、途中の道路沿いにエゾスカシユリが咲いていて、車を降りて撮影しました。オレンジ色のきれいな百合です。
蝦夷透百合エゾスカリユリ、ユリ科ユリ属の植物。スカシユリの近縁種であり、スカシユリ亜属のひとつとして分類されることもある。 北海道、樺太、シベリア、中国北東部などに分布する多年草で、花期は6月中旬〜7月頃。草丈は20〜90cm程度で花色は主に橙色。花弁は6枚ほどで構成され、濃橙色の斑点が内側にある。また、花弁の根元部分が細くなっており隙間があり、このことが和名にあるスカシの由来である。
エゾノタチツボスミレ、別名イヌスミレ、北海道から本州の岡山以北に分布、北海道はほぼ全域に分布する。花柱は筒型で、花柱の上部は先に向かって次第に太くなり、花柱の先端から柱頭の背部にかけて突起毛がある。この突起毛をもつ種は日本産のスミレ属では本種とアイヌタチツボスミレだけであり、他種との区別点となる。
感想
朝起きたら湿原は霧に覆われていました。濃霧注意報が出ていましたが、出かける頃には霧も晴れてきました。ここに来る目的のユキワリコザクラは見られたもののじっくり観察はできませんでした。しかし、それ以外のたくさん花の写真を撮り、観察することができたので来てよかったです。6月下旬にはエゾカンゾウが咲き、10月にはさんま丼がおいしいとのことなので、また再訪したいと思っています。
ここは霧がかかることが多いので霧多布というのだそうです。霧多布の海には冷たい千島海流が流れており、太平洋高気圧からの温かい空気が冷たい海流の上に流れ込むと霧が発生するのだとか。3日に1度しか晴れないような天候なのだそうです。3日いて1日晴れたのでよしとしましょう。冷たい海流と湿原からのミネラルで海藻が育ち、それを食べる貝やウニやカニが育ち、それを食べるラッコが住む、豊かな自然に恵まれた素晴らしいところでした。
帰りに厚岸の漁業組合直売店に寄り、牡蠣を食べました。プリプリして美味しかったのでお土産にも買いました。冷たい海水のお陰でここでは1年中牡蠣が食べられるのだそうです。また寄りたい。
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