吹雪のスガモリ越え&雪の大船
コースタイム
7日(日) 坊がつる08:45-11:00大船山頂11:15-12:30坊がつる(昼食)13:30-15:30長者原(雨が池越え)
天候 | 6日 風雪 7日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
スガモリ越えは積雪時、雪だまりが深い場所あり |
その他周辺情報 | 法華院山荘(1泊2食 9000円)温泉付き テント泊なら300円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
天気回復を信じて6日土曜日長者原からスガモリ越えで坊がつるを目指した。
しかしながら硫黄山が見えはじめたあたりから吹雪になった。
体感温度がぐっと下がり、視界が利かなくなり、見慣れたはずの山の景色がまるで別世界へと変貌した。
スガモリ小屋でポットに入れてきたお湯であたたまりひと段落。
しばらく天気回復を待ったが、ますます視界が悪くなってきたので、千里が浜を目指して下りはじめる。
とにかく明るいうちに法華院に着きたい。
途中、雪だまりに腰のあたりまで沈むこと数度。
法華院に到着したころには薄暗くなりかけていた。
この風雪では、テントを張る気力はなく、はじめて法華院山荘に泊まることにした。
一泊二食9000円。
しかし、この悪天候でもちゃんとテントを張っている人がいるのには驚いた。
さすがに法華院山荘も宿泊客は少ない。
素泊まりの人を入れても10人足らずか。
以前、暴風雨の日に法華院にテントを張ったおり見知った顔もいた。
山小屋があるというのは、ありがたい。
はじめての法華院山荘は快適だった。
部屋にはファンヒーターがあり、温泉も入りほうだい。
食事もおいしいし、おかわりも自由。
ひとつ難点は、朝食が7時からと遅めのところか。
夜になって、風がおさまり、月が出た。
フルムーン。
雪の法華院に満月は良く似合う。
ヒーターを消して、部屋の中にテントを張って、シュラフにくるまって寝た。
翌日曜日は快晴となり、大船へ向かった。
登山口には幸いトレースがあった。
トレースがなければ、登るのをあきらめていたところだ。
雪は登るにつれて深くなった。
山頂に着いたころには、すばらしい天気になった。
白と青の別世界を3人の登山者で独占した。
やはり雪山には青空が格別だ。
眼下の御池は氷結半ばだった。
段原まで下ってくると、はるか阿蘇中岳が黒煙を吐いているのが間近に見えた。
こちらは雪と氷の世界。
あちらは炎と黒煙の世界。
背中合わせの世界はじつは表裏一体で、人間はかろうじてその狭間で生きていることを知るべきだ。
街に住んでいると、人間は地球とは別の空間に生きていると錯覚しがちだが、山に登ることによって、われわれもまた地球の表面にへばりついている小さな生き物にすぎないことを知る。
山頂で飲む新雪でいれたコーヒーもまた格別だった。
新雪で入れたコーヒーですか!
未体験です。
チャンスがあればいいな。
テントも張りたいですが
法華院山荘宿泊もいいですね。
お正月は多いのでしょうね。
きれいな写真でした!ありがとうございます。
kururinさん
こんばんは。
法華院山荘は、これまで談話室専門でしたが、今回、はじめて宿泊してみて、あらためてその良さを知りました。
大部屋もありますが、この時期、ひとりで行くと、だいたい個室に通されるみたいです。
食事がそぼくでおいしかったですよ。
makuranosukeさん。
はじめまして!maltenと申します。
法華院にはファンヒーターが部屋に付いているんですね〜
知りませんでした!
今度、法華院で個室泊りする予定なので、この情報はありがたいです
⇒冬期なのでシュラフ必須と思ってました!
ただ、締め切った部屋で点けっぱなしはキケンなので、やはりシュラフは持参した方がいいでしょうね・・・
maltenさん、こんばんは。
個室にファンヒーターというのは非常にありがたいです。
しかも温泉に入りほうだいなので、いうことなしです。
毛布もたくさんあるので、シュラフがなくとも大丈夫だと思います。
わたしは当初テン泊するつもりだったので、テントもシュラフも持ってゆきましたが。
maltenさんは、日曜日にスガモリを越えて長者原へ下ったんですね。
わたしは全く逆コースだったので、残念ながら出会わなかったようです。
土曜日のスガモリ越えは、若干、恐怖でした。
たぶん談話室でお会いしましたよねー?
テン泊装備っぽい方だったので、同じテン泊装備の私はまくらのすけさんらしき人を見てなんか心強く感じました
でもあの時は談話室で吹雪がやむのを待ってて、でもやまなくて、仕方なくどんよりした気持ちで坊がつるに出発しようとしてた時だったので、ロクに挨拶も出来て無かったように思います すみません
私も去年まだ全然雪山を知らない時期に吹雪のすがもりアタックをしてしまい、とても怖い思いをしました
私も千里ヶ浜から法華院の下りで少し道を外れてしまい、胸まで埋まって抜け出せなくてとても怖い思いをしました
今ではいい経験(戒め的な!)だったと思いますが
日曜日は素晴らしいお天気に樹氷にふかふかの雪にとっても楽しかったですね
yukarinnkoさん
談話室で一息ついてるときに、会いました。
もしかすると yukarinnkoさんかな、と思い、声をかけようかどうしようか迷いました。
坊がつるか法華院にテントを張ろうと思ってたんですが、結局、気持ちが負けて、山荘泊まりを選択してしまいました。
しかし、法華院、快適ですね。
食事もそぼくでおいしかったです。
翌日の大船は文句なくすばらしかったです。
くじゅうは行くたびに少しづつ違った顔を見せてくれます。
また、くじゅうでお会いしましょう。
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